飛び込み営業ってまだやってるとこあるの?
昔ほどはないけど、まだあるみたいだよ
ビジネスでは新規顧客の獲得は重要です。
ビジネスによって比率は違いますが、どんなものでも継続顧客だけで回すことは難しいです。
新規を獲得する方法はさまざまありますが、会社に直接訪問する飛び込み営業や、電話で連絡をするテレアポは未だに多いです。
ただ、この2つは向き・不向きもありますし、続けるのがいいかどうかについて疑問を持っています。
自分自身がこの両方を経験して考えたことがあるので、疑問を持っている方の参考になればと思います。
目次
向き・不向きもあるし、慣れもある
向き・不向きがある
飛び込み営業もテレアポもまったく知らない人に連絡する点では一緒です。
絶対無理という人もいますし、最初から向いている人もいます。
感覚的には、最初から向いているという人はそんなに多いわけではありません。
だから最初から向いているかどうかは、あまり気にする必要がないです。
だいたいの人は慣れる
人間の適応能力は高いので、最初は無理と思っていてもだいたいの人は慣れます。
7~8割の人は問題ありません。残りの人たちは自主的に退職したり、別部署に異動したりします。
とくに新卒や若い年齢の人たちは適応能力が高く、柔軟です。
年齢が上がってからやる人はかなり大変だと思います。
飛び込み営業・テレアポはなくならない
有力な選択肢の1つ
顧客へのアプローチ方法はたくさんありますが、対面と電話の2つは依然として有効でしょう。
日本の平均年齢は46歳です。
書類にデータを使わず、FAXが使われていて、スマホが使えないという人もいます。
東京五輪のサイバーセキュリティ担当がUSBすらわからない国なので、デジタル化はまだなかなか難しいです。
もちろん、長期的にはデジタル化が進みますが、高齢者が圧倒的に多数なので、スピードは遅いでしょう。
というわけで、しばらく対面や電話を中心とした営業手法は続くことが予想されます。
代替案がない
営業・テレアポなどは代替が難しいです。
WEBマーケティングなどは、進歩が著しいため、どんどん自動化が進んでいきます。
リスティング広告などをAIがすべてやってくれるということはありえるでしょう。
一方で、対面営業は難しいでしょう。
ロボットのペッパー君と話したことがある人はわかるかもしれませんが、ほとんど会話になりません。
会話が成立するほどAIが進歩するまでには時間がかかりそうです。
テレアポの方が早そうですが、こちらもまだ時間はかかるでしょう。
現状はバンコクなどにコールセンターをおいて月給10万円台で雇っている企業もあります。
営業の方法は他にもたくさんある
営業手法自体はたくさんあります。
同じ営業でも、まったくやることも求められる能力も違います。
たとえば、以下のようなものです。
- 問い合わせに対応していくインバウンド営業
- すでに契約しているクライアントに対する既存営業
- 業務提携などを担当するアライアンス営業
自分の場合には、新規営業から既存営業に回ったときに、これは全然違うゲームだなという感覚になりました。
アライアンス営業も一緒で、どちらかというとプロジェクトマネジメントや交渉の能力が重要になります。
飛び込み営業がきついから、テレアポが苦手だから営業は嫌という人はもったいないので、ほかの営業もぜひ見てみましょう。
別の記事で、営業の種類や向き・不向きについて書いているので、ぜひこちらもご覧ください。
営業のキャリアを考える
営業のキャリアは多様ですが、いくつかのパターンに分けられます。
- 1.現場で営業としてやり続ける:スペシャリスト、個人事業主
- 2.営業経験を活かして、別のことをやる:マネジメント、マーケティング
- 3.まったく別のことを試す:エンジニア
営業を続けるかどうかも、関連した仕事につくかどうかも自由です。
自分の周りでいうと、年齢が高い人は1つ目のパターンが多いです。
30代や40代でまったく違う分野に行くハードル高いので、営業を続けている人が多いです。
周りの20代は、順調にマネジメントに進んでいる人もいますが、関連した別の仕事に移った人も多いです。
20代前半は本当に無関係の分野に行く人もいましたが、20代後半はそういった以外な選択は減っていきます。
キャリアに関しては別の記事でも書いていますので、こちらも参考にしてみてください。
飛び込み営業やテレアポはスキルがつくのか
営業自体は、どんな種類のものでも比較的汎用なスキルが身につきます。
まったく他の人とかかわらない仕事は会社内ではほとんどないので、営業的な要素はあります。
とはいっても、どの営業かによる部分はあります。
飛び込み営業やテレアポは最初のアテンションをいかに獲得するかという部分なので、交渉や調整はそれ以外の営業よりは弱いかなと思います。
自分が新規開拓営業にあまり積極ではなかったのも、それが理由の1つです。
大手向けのITソリューションやコンサルティングなどであれば、スキルとして価値も高いですが、ある程度決められた商品を売る場合には、差別化が難しいからです。
長期的に見たときにどういうスキルが身につくか、続けるべきなのかは仕事の特性にもよると思います。
その仕事を続けて能力が身につくかどうかは、自分の3年先、5年先、10年先の先輩を見て、自分とどれくらい能力が違うかを見るのがおすすめです。
自分の場合には、40代で同じ仕事をしている人もいたので役職を上げるか、場所を変えるかしないと大変そうだなと思っていました。
ただ、実際にはいわゆる優秀な層が転職や独立で社内から流出したので、残った人たちはそこそこのポジションについている人たちも多いようです。
キャリアの正解はわからないですね。
さらに知っておきたいこと
ここでは、飛び込みやテレアポの仕事から身につくスキル、キャリアについてまで見ていきました。
早めに成果を出してマネージャーになるのもありですし、苦しいなら早めに別のキャリアを選択するのもありです。
ほかにも営業系のコンテンツがあります。こちらもあわせてどうぞ。