社会人4年目のお金事情。貯金・年収・平均手取り・税金は?結婚に一人暮らし、目標例まで

社会人4年目ともなると、後輩ができたり、部下ができたりする人も多いでしょう。

会社にも慣れてきて、結婚や転職などを意識する人も増えてくる時期です。

僕の周りでもこれくらいの前後で結婚や転職をした人は多いです。

年齢が上がるとお金に関するリアルな話も気になってくるものです。

ここでは、社会人4年目の貯金や年収から仕事や結婚事情まで見ていきます。

社会人4年目の年収は?男女別・平均値と中央値

社会人4年目の人を25歳としてデータを見ていきます。

社会人4年目の平均年収は330万円前後

20代前半
20~24歳
(国税庁)
20代後半
25~29歳
(国税庁)
25歳
(doda)
男性 275 383 357
女性 241 309 321
全体 258 351 342

出典:国税庁 民間給与実態統計調査doda

政府統計では、年齢ごとのピンポイントデータはありませんので、dodaの発表データも参考にします。

  • doda
    • 25歳全体が342万円、男性が357万円、女性が321万円
  • 国税庁
    • 20代前半の平均年収は258万円です。男性が275万円、女性が241万円
    • 20代後半の平均年収は351万円です。男性が383万円、女性が309万円

合わせて考えると、社会人4年目は以下のようになります。

  • 全体:310~340万円
  • 男性:330~360万円
  • 女性:290~320万円

社会人4年目の年収中央値は312万円

20代は年収のばらつきも小さいため、中央値も平均と近いです。

20代後半で見ると、中央値4%前後平均よりも少ない程度のようです。

全体平均が325万円だとすると、中央値は312万円程度と推測できます。

男性 女性
20~
24歳
25~
29歳
20~
24歳
25~
29歳
平均 210.5 248.1 202.5 225.9
中央値 207.2 239.1 199.1 219.3
乖離
中央値/
平均
98.4% 96.4% 98.3% 97.1%

出典:厚生労働省 平成29年賃金構造基本統計調査より作成

社会人4年目の税金・手取り年収・月収

額面
年収
手取り
年収
額面
月収
手取り
月収
男性 345 270 28.8 22.4
女性 305 237 25.4 19.7
全体 325 251 27.1 20.9

平均が325万円とすると、手取りはだいたい80%前後になります。

この場合には手取り年収は250万円、手取り月収は21万円ほどです。

税金は年間で75万円、月間で6万円程度です。

男女別の年収分布を見る

男女別の年収分布についても見ていきましょう。

こちらは年収情報がないので、月間給与をもとに見ていきます。

男性の年収分布データ

25歳のピンポイントは分布はありませんが、前半と後半の間くらいと考えてもいいでしょう。

そう考えると、だいたいこのようになります。

  • 月収20万円以上:70%
  • 月収22万円以上:51%(2人に1人)
  • 月収24万円以上:33%(3人に1人)
  • 月収30万円以上:9%(10人に1人)
  • 月収40万円以上:1.5%

出典:厚生労働省 平成29年賃金構造基本統計調査より作成

月間30万円以上で10人に1人ということです。

女性の年収分布データ

女性も同じように計算します。

  • 月収20万円以上:58%
  • 月収22万円以上:39%
  • 月収24万円以上:24%(4人に1人)
  • 月収30万円以上:5%(20人に1人)
  • 月収40万円以上:0.7%(100人に1人)

男性とそこまで差はありませんが、20万円前後にかなり集中しているのがわかります。

社会人4年目の平均貯金額と中央値

平均貯金は150万円前後

25歳の貯金は1人あたり150万円前後と思われます。

25歳で貯金が200万円、300万円という人は多いほうでしょう。

全体 保有なし
世帯
年代 平均 中央 比率
20歳代 321 77 35.6%
30歳代 470 200 33.7%
40歳代 643 220 33.7%
50歳代 1,113 400 31.8%
60歳代 1,411 601 29.4%
70歳以上 1,768 600 28.3%
全体 1,729 1,000 31.2%

出典:金融広報中央委員会 「家計の金融行動に関する世論調査」[二人以上世帯調査]より作成

貯金なしも3割以上

20代での貯金なしの割合も3割を超えます。

ちなみに、この比率は年齢が変わってもその後あまり変わっていきません。

2人以上
世帯
単身
世帯
20歳代 35.6 61.0
30歳代 33.7 40.4
40歳代 33.7 45.9
50歳代 31.8 43.0
60歳代 29.4 37.3
70歳以上 28.3

出典:金融広報中央委員会 「家計の金融行動に関する世論調査」より作成

20代の貯金についてさらに知りたい方はこちらの記事もどうぞ。

社会人4年目の仕事事情

社会人4年目の目標例

社会人4年目ともなると、実績を出しておきたいところです。

一般的には何らかの賞を取ったり、分野を絞った中で1番になるなどがわかりやすいです。

会社で月間MVP・年間MVPなどがあるならば、そうしたものを狙ってみるのもありですし、社内で一番Excelに詳しくなるでもいいと思います。

大卒者の30%が3年以内に退職するので、転職する人も増えてきますが、その際にも明確な実績があると強いです。

社会人4年目で仕事ができないとき

社会人の最初の3年くらいは運の要素も大きいです。

とくに1年目に結果を出すような人は、周りの環境がいいだけということもありえるので、あまり気にする必要はありません。

社会人4年目となると、甘めに見てもらえる期間をすぎるタイミングなので、成果が出る気配がないという場合には、いろいろと動く必要があるでしょう。

結果が出る人の話を聞いたり、仕事の仕方を変えたり、試行錯誤が必要です。

あまりにも仕事が自分に合わない場合には、部署を異動したり、転職をしたりするのも選択肢の1つです。

安易に逃げてしまうのもよくありませんが、自分に合わない職場で頑張り続けるのもよくありません。

前の会社に合わないという理由で転職して、転職先で結果を出すケースもあります。

4年目となると、周りから頼りにされている状態が望ましいですね。

転職をして職場を変えるのもあり

あまりに自分と会社の相性が悪かったり、ブラック企業だったりする場合には転職もありです。

年齢が上がってスキル・能力・実績がないと厳しくなりますが、若いうちはポテンシャルが評価されるので転職はしやすいです。

安易に転職を繰り返すのはよくないので、残る場合と比較して検討しましょう。

プロに相談する

20代の転職では、いかにあなたに合った求人を見つけ、対策するかがポイントになります。

そのうえで、転職エージェントのサポートは非常に有効です。

彼らは転職のプロで毎日多くの転職者をサポートしています。

あなたに合った求人紹介に加えて、内定をもらうための選考のサポートをしてもらえます。

よく家族に相談をしたり、友人に相談をしたりする人がいますが、彼らは転職のプロではありません。

確実に成功させるためにも転職のプロのアドバイスを絶対に受けましょう。

25歳、30歳、35歳、40歳といったタイミングで選択肢はがくっと減っていきます。

今、応募できる仕事の多くは時間が経つと応募できなくなってしまいます。少しでも早く動き出すことが重要です。

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ほかにも押さえたい20代の転職

他にも20代の転職攻略法は下の記事でも紹介しています。

転職を成功させたい人はこちらもぜひご覧ください。

社会人4年目の結婚って?

仕事に並んで、もう一つの大きな意思決定が結婚です。

25歳ではどれくらいの人が結婚しているのでしょうか?

結婚は自分のペースでとはいっても、周りが気になるのは仕方がありません。

国勢調査では、年齢別の結婚に関するデータを発表しています。下の表にまとめました。

年齢別の未婚率のデータ

全体 男性 女性
全体 26.6% 30.9% 22.7%
 20歳 94.5% 94.6% 94.3%
 25歳 76.9% 80.3% 73.3%
 26歳 70.5% 74.7% 66.2%
 27歳 63.7% 68.5% 58.8%
 28歳 57.2% 62.4% 51.8%
 29歳 51.4% 56.9% 45.6%
 30歳 46.3% 52.0% 40.4%
 35歳 31.4% 36.7% 26.0%
 40歳 25.3% 30.3% 20.1%
 50歳 17.7% 22.1% 13.4%

出典:平成27年国勢調査国勢調査より作成

これによると、25歳では全体で23%が結婚、男性は20%、女性は27%が結婚を経験しています。

ここから35歳くらいまでは、男性も女性もかなりのペースで結婚していきます。

  • 女性は26歳で3人に1人、29歳では2人に1人、32歳では3人に2人が結婚します。
  • 男性は28歳で3人に1人、31歳で2人に1人、37歳で3人に2人が結婚します。

男性は女性よりも、少しペースが遅いですが、男性も前半はあまりペースが変わらないことがわかります。

書きながら胃が痛くなってきます。

女性は30代前半、男性は30代後半までには結婚したいということでしょうか。

結婚相手に望むもの

結婚を考えるときに年齢・収入などはよく取り上げられますが、実際のところどうなのかを見ていきましょう。

サンマリエという結婚相談所がアンケートを発表しています。
「婚活の日」結婚と婚活に関するアンケート2018(結婚相談所サンマリエ調べ)

興味深いものをいくつか取り出します。

  • 男性も女性も8割は35歳までに結婚したい
  • 男性も女性も7割以上は性格がもっとも大事
  • 男性の80%以上は30歳までの女性と結婚したい
  • 女性は75%以上が35歳までの男性と結婚したい
  • 男性は相手の年収にこだわらないが4割強で、それ以外も400万円以下が半分
  • 女性は相手の年収にこだわらないが2割で、500万円以下が4割強で600万円以下が60%を占める
  • 男性の30%は20代から婚活すべきだといっている

一般的に言われるような男性は稼ぎ、女性は若さというのが強いようですね。25歳だとまだ安心と思われているかもしれません。

では、3年後、今と同じ状態だったらどうでしょうか。早めに動いた方がいいこともあります。

恋活

自分に自信があったり、見た目が良かったり、稼いでいる方は手軽に始められる恋活アプリ(マッチングアプリ)をぜひ使いましょう。

真剣な目的はやはり、大手の会社が運営しているものの方が安心感がありますね。

定番アプリのPairs

1つ目は、Pairsです。マッチングアプリの中でも有名なので、知っている人もいるかと思います。

前の職場でたまたま話していたときに、そこで話していた6人のうち5人が使っていたということもありました。

評判の理由は実際に会える人が多いからです。周りでも付き合ったり、結婚している人がいます。

実際に僕も使いましたが、登録者も多く、いろいろなタイプの人がいてデートまでつながりやすかったです。

Facebook連携で友人が表示されないようになっていますし、まず間違いないのないサービスです。

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Daigo監修のWith

メンタリストのDaigoさんが監修をしていて、上場企業が運営する恋活アプリのwithです。

心理学・統計学を用いたアプローチで、定期的にイベントを開催したり、趣味や共通点を活用したりしてマッチ率も上がります。

積極的にプロモーションやイベントを開催しているので、男女ともにアクティブな人が多い印象でした。

数人会っただけの肌感ですが、ほかのサービスよりも真面目なユーザーが多く、恋活アプリの中でも結婚に結びつけやすくなっています。

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どうしてもアプリによって合う人・合わない人というのがあります。迷ったら複数、登録してみて自分に合ったものを選びましょう。

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でも実際に、結婚するとなったときには、それだけでは決めませんよね。

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社会人4年目でやるべきこと

社会人4年目となると、社会人としても独り立ちしたいタイミングです。

キャリアップの転職や結婚も考えやすいです。

大きな挑戦をしたいのであれば、早めにしたほうがいいでしょう。

20代後半までであれば、選択肢はたくさんあるので、失敗しても大丈夫です。

これ以降は、少しずつ選べる選択肢が減っていきますし、30歳までに閉まってしまう扉もあります。

やりたいことをすべてやって30代に備えたいところです。

ほかにも20代のキャリアに関する記事があります。こちらも合わせてどうぞ。

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