
営業が楽しいのってその人に向いているからじゃないの?

それもあるけど、ほとんどの場合はそうじゃないよ
文系の総合職の人は、営業職として働くひとが多いです。
なんとなく営業は大変そうというイメージもあり、つまらないと思う人も多いでしょう。
というよりも僕はそうでした。
もともと非常にポジティブで何事も楽しいと思える人もいますが、その人たちは一部です。
それ以外の人が、楽しいと思うか、つまらないと思うかを分ける要素はほとんどの場合、1つだけでした。
結果が出てるかどうかだけです。
不満を持っていた人も、数字が良くなると元気に明るくなります。
この前まで、不満を持っていた人も別人のようになります。遠くから見ていても露骨にわかります。
というわけで、楽しく働くためには、結果を出せばいいわけです。ここでは、その方法をお伝えします。
目次
今いる場所で結果を出す
営業職はたくさん種類があるので、こうするのがベストというのは一概にはいえません。
ただ、ある程度の応用が効く考え方があるので、ご紹介します。
- 勝ちパターンを知る
- 徹底的にパクる
- PDCAを高速に回す
この3つを心がけると、だいたいの場合、結果が出るようになります。
1.勝ちパターンを知る
営業で結果を出すポイントは営業の種類によって違います。
このポイントをKey Success Factor(重要な成功要因)と呼ぶこともあります。
- 個人向けの保険営業であれば、自分のコネクションをもとにコネクションを広げていくこと
- 高価なSaaSの営業であれば、問い合わせに対する取りこぼしをなくして、導入前後までサポートをすること
- 法人向けの求人広告営業であれば、テレアポなどで数を当たること
上記は一例ですが、営業ごとに重要な要素が変わってきます。
個人相手か法人相手か、新規営業か既存営業か、買い切りか継続かなど複数の要因によって変わります。
ここを理解していないと、成果につながらないものに力を入れてしまいます。
早いのは会社で成果を出している営業マンを見るのがいいです。
もし、担当エリアによって差が違うといった場合には、必死にいいエリアになるような社内営業をしたほうがいいかもしれません。
2.徹底的にパクる(TTP)
結果が出ていないときには、うまくいっている人の真似をしましょう。
競合だと問題になりますが、社内で結果を出している人であれば問題ないでしょう。
ストレートにランチに誘ったり、一緒に同行してもらったり、アプローチの方法はいろいろあります。
経験上、よほど殺伐とた職場でない限りは大丈夫です。基本的に営業の人はオープンなので。
独自性は後から考えましょう。まずは、真似するのがいいです。
参考にできる人が複数いる場合には、自分に合ってそうなスタイルを真似しましょう。
3.PDCAを高速に回す
こうやればうまくいくというパターンがわかれば、実行するだけです。
そのパターンをどんどん増やしましょう。
最初は、成功している人の真似をして、うまくいったものを残します。
次は、自分なりに考えたものを試して、うまくいったものを残します。
これをひたすら繰り返せば、どんどん成功するパターンの引き出しが増えて、結果が出るようになります。
年上の人もだいたいどこかでこのサイクルを止まているので、継続すると抜くこともできます。
ほかの場所で結果を出すのもあり
基本的には、今いる場所で結果を出すことを考えましょう。
そうはいっても、何らかの事情で難しいという場合もあるかもしれません。
無理なものは無理でOK
たとえば、このようなものです。
- 結果を出す方法をどうしてもやりたくない
- 結果を出す方法に納得ができない
- 仕事が生理的に無理
- 労働環境に問題がある
- ほかで応用が効かない
自分の場合には、テレアポをやってたときに「これをやり続けるなら退職をしよう」と思うくらいには嫌でした。
1日140コールとかしていました。
ほかにも、どう考えても競合よりも悪い商品を都合が悪いことを隠して売るとか、パワハラが横行しているとか、いろいろ要因はあるでしょう。
サラリーマンをまっとうするためには、会社に言われたことはやるという姿勢は素晴らしいですが、そうしないのも選択肢の1つです。
社内で異動をする
やっていることが嫌だと視野が狭くなりがちですが、ちょっと環境が変わるだけで格段に楽しくなることはあります。
同じ営業でも扱う商材が変わったり、エリアが変わったり、担う役割が変わったりして活躍する人もいます。
規模が小さい会社の場合には難しいですが、社内異動でほかの営業に移ったり、営業以外に移ったりするのはありです。
社内の役職者・人事に相談する
部長に相談すれば、同じ部署内であれば、比較的柔軟に異動できるということもあります。
会社によっては、人事に相談すると部署異動などができる場合もあるかもしれません。
自分の場合には、部長や役員に相談したり、人事に相談したりして社内での部署異動を3回ほど経験しています。
部署が変わると別会社のように違うこともあるので、おすすめです。
社外へ転職をする
社内での解決が難しければ、社外で活躍の場を探すのもありです。
逃げの転職がよくないといわれることもありますが、成果がイマイチだった人が転職して活躍している例は多いです。
結果を出したことがある人は、結果を出すパターンをわかっているため、成果を出しやすそうですが、現実には失敗している例も見ます。
少なくとも、今の会社で活躍できなかったから次も活躍できないといった単純な話ではないので心配は不要です。
プロのアドバイスを受ける
転職のときのポイントは1つだけです。
早めにプロのアドバイスを受けましょう。
あなたの年齢や経歴、狙う仕事によって転職の難易度やポイントは大きく変わります。
アドバイスを受けないで自分なりにやって失敗したり、非効率なことをしたりするのはもったいないです。
営業から他業種に移るときには、年齢や営業以外の経験もポイントになります。
同じ営業の仕事を探す場合にも、求人探しを工夫すると、やりたいことに近づきます。
求人の幅が広く、アドバイザーも優秀な大手エージェントをおすすめします。
営業のキャリアのパターン
ほかにも営業のキャリアに関して、書いた記事がいくつかあります。
営業として、出世していくのもありですが、それ以外にもパターンは複数あります。
自分に合ったものを選んで、充実したキャリアを歩んでいきましょう。