スランプになったらいろいろ試したほうがいいの?
意外とじっとしていた方がいいこともあるんだよね
営業にスランプはつきものです。
スランプ自体は営業に限らず、どんな仕事でもあります。
ただ、大きく違うのは、スランプが明確に周りにわかるということです。
もちろん、ほかの仕事でも「◯◯さんは体調が悪そう」といわれることはありますが、露骨に数字には出ません。
人事担当の人が「△△さんの面接の精度が低い」といわれることもなければ、エンジニアが「✕✕さんのコードが冗長だ」といわれることもないでしょう。
周りの目がある分、焦りやすく、対応をミスしやすいというのは個人的にあると思います。
では、スランプにどう対応すべきなのかをお伝えします。
目次
スランプへの4つの対応方法
スランプへの対応方法は大きく4つあります。
- 何もしない
- 小手先のテクニックでしのぐ
- 行動を変える
- 環境を変える
状況に応じて、ベストな方法が異なります。
どういった状況の場合、どう行動すべきなのかを含めて、このそれぞれについて見ていきます。
1.何もしない
厳密には対応法といえないかもしれませんが、何もしないという対応です。
外部環境がとくに変化がないのに、自分だけが落ち込むことってありますよね。
こうした場合は下手にいろいろと動いても失敗します。
よくあるのが、いろいろ試す→失敗する→ほかのものも試す→失敗するというものです。
失敗が増えると、どんどん焦ってしまうので、さらに失敗しやすくなってしまいます。そして、さらに焦ります。
こういうときは落ち着いて、あえて何も変えない方が良かったりします。
といってもなかなか、何もしないのは難しいので、趣味のことをしたり、少し休んだりといった気分転換をおすすめします。
2.小手先のテクニックでしのぐ
さすがに何もしないのがまずいというときには、小手先のテクニックを使いましょう。
営業をやっていた経験を踏まえると、このようなものです。
- 今月はダメでも来月は大丈夫なように仕込む
- 電話や訪問などの行動数を増やして、成果が出ないことの言い訳に使う
- すぐに成果の出ないことに取り組む
- 上司や周りに対して、それとなく期待値コントロールをする
正しいやり方をしても成果が出ない時期はあります。
そのときに、なんの防御策も持たないとまずいです。
よくわからない説教を受けたり、資料を提案させられたりとろくなことがありません。
とりあえず、最低限の防御策として未来に向かって仕込んでいるもの、頑張っている感、期待値調整などはしておきましょう。
3.行動を変える
ここまでの2つは、外部環境が変わっていない場合について見てきました。
一方で、変わった場合には、やはりこちらも変える必要があります。
そのときのポイントは、2つです。
- いきなりすべてを変えないこと
- うまくいく方法を見つけるまで新しいものを試すこと
もちろん、転職をした場合や、部署異動などの大型イベントの際には、がらっと変えても大丈夫です。
ただ、同じ仕事をしているときにスランプになったという場合には、そこまで変える必要がないことも多いです。
ワンパターンだったのを状況に応じてツーパターンにしたりだとか、ちょっと提案方法を変えたりするだけで十分ということもあります。
がらっと変えてしまい、ドツボにハマることもあるので、新しい方法を試す、検証するという姿勢が大事です。
4.環境を変える
スランプは必ずしも成果だけの話ではありません。
僕も最初は営業に苦労して同期の中でも散々でしたが、続けているとだいたい慣れてマシになってきます。
ちょうど1年少し立った頃にはもう飽きていました。
ベンチャー企業で働いていたり、新規事業で働いていたりする場合にはどんどん仕事が変わるかもしれませんが、大手ではそうはいきません。
僕の仕事もほとんどまったく同じ仕事をしている営業社員が500人もいました。
おまけに大企業だったので、やっぱり仕事の範囲も限定されていて、好き勝手するのは難しいです。
こうしたときには、別の環境に身をおくのがいいでしょう。
社内で異動をする
社内で異動するのは非常におすすめです。
日本では転職回数がいたずらに増えると、選択肢が狭まってしまうので、同じ社内で異動するのはリスクが低いです。
難点は会社によってはその選択肢がなかったり、難しかったりすることです。
自分は異動するまでに、異動願いをたしか4回前後出したと思います。
社内の役職者・人事に相談する
具体的なアプローチとしては、役職の高い人か人事に相談します。
部長に相談すれば同じ部署内であれば、比較的柔軟に異動できるということもあります。
会社によっては、人事に相談すると部署異動などができる場合もあるかもしれません。
自分の場合には、部長や役員に相談したり、人事に相談したりして社内での部署異動を複数の会社で合計3回ほど経験しています。
部署が変わると別会社のように仕事が違うこともあるので、おすすめです。
社外へ転職をする
社内での解決が難しければ、社外で活躍の場を探すのもありです。
自分も都合、3回転職をしていますが、景色ががらっと変わるので、選択肢としてはありです。
プロのアドバイスを受ける
転職のときのポイントは1つだけです。
早めにプロのアドバイスを受けましょう。
あなたの年齢や経歴、狙う仕事によって転職の難易度やポイントは大きく変わります。
アドバイスを受けないで自分なりにやって失敗したり、非効率なことをしたりするのはもったいないです。
営業から他業種に移るときには、年齢や営業以外の経験もポイントになります。
同じ営業の仕事を探す場合にも、求人探しを工夫すると、やりたいことに近づきます。
求人の幅が広く、アドバイザーも優秀な大手エージェントをおすすめします。
営業のキャリアを考える
営業のスランプの時期こそ、キャリアを振り返るのにいいタイミングかもしれません。
営業として、出世していくのもありですが、それ以外にもパターンは複数あります。
自分に合ったものを選んで、充実したキャリアを歩んでいきましょう。
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