子持ち女性の転職は不利?専業主婦でも30代・40代でも仕事は見つかる

子供がいても働きたいという女性は多いです。

家計の足しのために働いたり、離婚してシングルマザーとして働いたり、それぞれの事情があります。

子持ちの転職は、ハードルが高いイメージがあるかもしれません。

労働時間が限られたり、子供の病気に左右されたりするので敬遠されることもあるのは事実です。

ここでは、そんな子持ち転職のときに知っておくことをまとめてご紹介します。

子持ち転職の基礎3つ

非常に不利ではない

転職が難しくなる要因はいろいろとあります。

年齢が上がったり、転職回数が増えたり、ブランクが長かったりというものです。

その中で子持ちだということ自体は、そこまで不利になるものではありません。

「週2日しか働けない、1日4時間しか働けない」という場合にはそもそもパートになるかと思います。

また、フルタイムに近いレベルで働けるなら子持ちであっても問題はありません。

正社員がベストとは限らない

バリバリ仕事をしたい、残業はできないがフルタイムで働きたいという場合には正社員がいいです。

一方で、フルタイムより大幅に短くなるのであれば、派遣やアルバイトの方がはるかに柔軟に働けます。

働き方次第で選べるようにしておきましょう。

妥協できない条件を明確にする

あらかじめ、何が一番大事かを考えましょう。

給料がもっとも重要なのか、柔軟に働きたいのか、業務内容にこだわりたいのかなどを明確にしましょう。

大切なものを絞っておくと、求人探しも楽ですし、後から後悔することも防げます。

子持ち転職の成功例・失敗例を知る

成功例

IT大手からITベンチャーへの転職

出産のタイミングで前職を退職しましたが、子供がある程度大きくなったのでまた仕事をはじめることにしました。
転職サイトなどで探そうかと思いましたが、元同僚が勤めているITベンチャーに誘われて転職しました。
もともと一緒に働いている人だったので、働きやすかったですし、残業なしで子供が熱のタイミングで休んだり、リモートワークができたりと柔軟に働けてよかったです。

自分もIT系の職場でしたが、主婦の人がある程度いました。

ベンチャーは個人的にもおすすめで、人が足りていないので採用されやすいですし、リモートワークや時短勤務などにも理解があるケースが多いです。

社長がワンマンだったり、制度があまりになかったりすることもありますが、このケースではうまくいったようです。

国内メーカーから外資系メーカーへの転職

私は出産のときには、会社を退職せずに産休や育休をもらい、働き続けました。
いざ職場に復帰すると、残業があったり、子供が病気のときに柔軟に対応できなかったりと大変でした。
転職を考え始めたときに、外資系の会社に勤めている友人から、「外資はワーキングマザーでも働きやすい」と聞いたので、自分で調べたり、転職エージェントに相談したりして、働きやすそうな会社を調べました。
いくつかよさそうな会社を受けていったところ、内定をもらうことができたので、そちらに転職しました。
入社した会社は成果にはシビアですが、フレックスタイムで残業もなく、非常に働きやすく満足しています。

外資は日系に比べると、女性が働きやすい会社も多いです。

日本よりも女性の働き方に関して制度的に進んでいたり、理解があったりすることも多いです。

一方で、成果がシビアに見られたり、英語が求められたりとハードルが高いこともあります。

    失敗例

    メーカー営業から保険会社の営業

    自分が働いていた会社では、出産後も働き続けるのは難しそうだったので、転職をすることにしました。
    子持ちでも働きやすいと聞いて、保険会社の営業に内定をもらい、転職しました。
    実際に子持ちで働いている人もいますが、みなさんかなりの時間を働いていますし、土日もお客様と会っていることがわかりました。
    自分の置かれている状況とはだいぶ違います。最初は固定給があるので大丈夫ですが、このまま続けるのは難しそうです。
    もっと仕事について調べておけばよかったです。

    よくある失敗のパターンですが、業務内容や実際に働いている人の状況を把握せずに転職してしまったようです。

    子育てをしている人でも状況は人によって違います。

    出産前から勤めている人か、出産後に働き始めたかでも大きく異なります。

    慎重に会社や業務内容、労働時間、労働条件などを調べる必要があります。

    IT大手からメーカー中小企業

    もともとIT企業で経理をやっていました。出産前に退職してしばらくは育児に専念をしていたのですが、また働きたいという思いから就職することにしました。ブランクも長く、大手は厳しそうなので中小企業を中心に探しました。
    自分に合いそうな会社を見つけ、面接でも柔軟に働けることを約束してもらい、入社しました。
    いざ入社してみると、社長は完全なワンマンで職場の雰囲気も暗いことがわかりました。
    離職率が高く、経理に関してもすでに前任者が退職していて引き継ぎもありませんでした。
    またすぐに転職しないといけないのかと思うとうんざりしています。

    大企業でも上司の影響は大きいですが、中小企業では想像以上に社長が強かったり、制度がなかったりということはあります。

    あらかじめ見抜くのは簡単ではありませんが、できるだけ多くの社員にあったり、会社の評判を確認したりとできることはあります。

    必ず会社のことは調べるようにしましょう。

    子持ち転職の注意点5つ

    絶対に焦らない

    転職で焦りは禁物です。

    焦って転職に失敗するパターンは非常に多いです。

    とくに勤務時間、残業や休日出勤ができないような場合では労働条件に関する食い違いも起きやすいです。

    自分に合った職場を見つけることを第一に多少の時間をかけてもしっかり選びましょう。

    通勤場所に注意する

    自宅、保育園・幼稚園、勤務場所はできる限り近いエリアにしましょう。

    1時間もかかるような場所だとかなり厳しくなります。

    なんとか頑張れるというレベルではなく、問題なく毎日こなせるという基準で考えましょう。

    毎日、往復3時間で無理しても続けるのは大変です。

    会社をちゃんとチェックする

    会社の内情はちゃんとチェックしましょう。

    面接官に質問をしたり、実際に一緒にはたらく人と話したりする中で確認するのが1つです。

    また、Vorkers転職会議などの口コミサイト、web上の評判も確認するようにしましょう。

    問題がある会社の情報は集まりやすくなっています。

    前例があるのか

    入社前と入社後で話が違うというのは、本当によくあります。

    予防する有効な方法の1つは、あいまいに話さないことです。

    質問をするにせよ、このように聞きましょう。

    • 女性の割合は?
    • 育休・産休を取得している人数は?
    • 時短勤務の人は今までに何人いたか? 現在、何人いるか?
    • 時短勤務の人は残業をすることはあったか? 早退することは可能か?
    • 状況によって、リモートで働くことは可能か?

    このような質問ばかりすると、待遇ばかり気にする人だと思われる可能性があります。

    ほかの質問をしながら、紛れるように聞きましょう。

    伝えることは伝える

    自分の希望を伝える際には伝え方に気をつける必要があります。

    その一方でしっかり自分の希望を伝えないと、のちのちトラブルになります。

    17時までしか勤務できないならそのように伝えましょう。

    お互いに期待を明確にするのが重要です。

    転職の進め方

    実際の転職の進め方ですが、自己分析や企業研究は就活のときと大きく変わりません。

    求人の探し方も選考対策もさまざまな方法があります。

    ポイントは、転職サイトと転職エージェントを併用することです。

    • 求人数が多く、自分に気に入った仕事を調べられる転職サイト
    • 非公開求人の提案やプロのアドバイスを受けられる転職エージェント

    転職サイトはたくさん求人がありますが、求人を調べるところから選考まですべて自力で進める必要があります。

    転職エージェントは、自由に調べることはできませんが、非公開求人の提案やプロのアドバイスを受けて転職を進められます。

    この2つを使い分けましょう。それぞれおすすめを見ていきます。

    おすすめ転職サイト

    転職サイトは、女性特化のものもありますが、そこまでこだわる必要はありません。

    王道はリクナビNEXT、女性専門はとらばーゆ、年収400万円以上の人はリブズキャリアがおすすめです。

    リクナビNEXT

    リクナビNEXTのポイント

    • 大手から中小まで求人の質・量ともに圧倒的
    • 自分で探すだけでなく、スカウトにも期待できる
    • 転職者で使っている人が多い

    リクナビNEXTは総合型の転職サイトとして、圧倒的に強いサイトです。

    求人数が多く、地方やマイナーな職種に関しても対応しています。

    履歴書や職務経歴書の作成に関してツールも用意されています。

    経歴を登録しておくと、スカウトもかなり来るので、活用しましょう。

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    とらばーゆ

    とらばーゆのポイント

    • リクルート運営の女性向け転職サイト
    • オフィスワークやアパレル・医療まで幅広い求人
    • 女性向けのコンテンツや検索機能が充実

    とらばーゆはリクルートの運営する女性のための転職サイトです。

    サイトのデザインもコンテンツも検索方法も女性向けのサイトになっています。

    リクルート運営なので、安心して利用できる転職サイトです。

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    リブズキャリア

    リブズキャリアのポイント

    • キャリア女性の専門サービス
    • コンサルティング、IT大手、メーカーなど大手企業多数
    • 年収400万円以上の女性限定

    リブズキャリアキャリア女性のための転職支援サービスです。

    過去最高年収が400万円以上の人が対象のサービスです。

    取り扱いのある求人もコンサルティング、IT大手、メーカー大手企業のものが多くなっています。

    運営会社は、女性×キャリア領域の専業で女性向けのメディアも運営しています。

    大手エージェントの画一的なサポートではなく、専業ならではのサポートが期待できます。

    年収400万円以上の人はぜひ登録したいエージェントです。

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    おすすめの転職エージェント

    女性の場合には、転職エージェントを活用するメリットが大きいです。

    女性の働きやすさは会社によって大きく異なります。

    外から見分けるのは難しいので、女性転職に強いエージェントに相談して、紹介してもらうのが一番です。

    また、若いうちほどポテンシャルが評価されやすく、会社選びや自分の見せ方で決まる部分が大きいです。

    このどちらも転職エージェントはサポートしてくれます。

    僕も3回転職していますが、転職の際には、必ずエージェントを活用しています。

    転職は、何回もできない意思決定です。

    入社しなきゃわからないことは仕方がありませんが、少しでも成功率を上げましょう。

    よく家族に相談をしたり、友人に相談をしたりする人がいます。

    彼らはあなたのことは詳しいかもしれませんが、転職のプロではありません。

    確実に成功させるためにも転職のプロのアドバイスを絶対に受けたほうがいいです。

    女性におすすめのエージェントランキングを紹介します。

    転職エージェントの場合には、会社と同じくらい担当エージェントとの個人的な相性が大事です。

    何人かの担当者と話してみて、相性が良さそうな人と進めていきましょう。

    doda

    dodaのポイント

    • 求人件数が10万以上で、国内最大級
    • 書類の選考サポートもばっちり
    • 主体的に探すのにも使えるサービス

    dodaはバランスがよく、求人・サポートともに非常に高いレベルです。

    求人数は10万件以上と国内でも最大級の量を誇っています。

    サポートも求人紹介はもちろん、重要な選考書類の書き方にも力を入れています。

    dodaはスカウトの数が多かったり、自分で求人を調べる転職サイトとしても優秀です。

    積極的に転職したい人にマッチしています。

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    パソナキャリア

    パソナキャリアのポイント

    • サポートが評判になるレベル
    • はじめての転職、女性の転職にも強い
    • ほかでは不利になる人でも大丈夫

    パソナキャリアは大手の中でもサポートが抜群にいいです。

    パソナキャリアは創業時からはじめての転職や女性の転職支援に力を入れています。

    求人数が多い中で、サポート体制が優れているという万人に勧められるエージェントです。

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    女性の転職Agentのポイント

    • 女性専用の転職エージェント
    • キャリアアドバイザーは大半が女性
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    やはり女性専用の転職サービスの方が安心という方もいるかと思います。

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    さらに知っておきたいこと

    ここでは、子持ちの女性が働き続ける方法を見てきました。

    女性に対する支援はよくなってはいますが、まだまだです。

    ほかにもキャリアに関するコンテンツがあります。こちらも合わせてどうぞ。

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