転職は未経験でも可能です。
それでも普通の転職よりはやはりハードルが上がります。
未経験転職ならではのポイントを押さえておかないと成功率が下がってしまいます。
何社受けても内定がもらえないことを避けるため、ここでは未経験転職のポイントをまとめました。
未経験転職の4つのポイント
1.年齢は少しでも若いほうがいい
まず、年齢は非常に重要です。
転職でも年齢に応じた経験やスキルがあるかどうかは見られるポイントですが、未経験の場合には20代でないと厳しいです。
20代前半であれば、第二新卒もあるので、ハードルはそこまで高くありません。
20代後半も基本的なビジネススキルがあると認められれば、大丈夫です。
30代以降の場合には、なんとか今の仕事と結びつけてアピールをしたり、少し妥協して受かりやすい職種にしたりする必要があります。
悩んでいるうちにずるずると時間が経ってしまうと、後から取り返すのは難しいです。
2.少しでも勉強・実践する
未経験だからといって、一切スキルがなくていいわけではありません。
自分なりに勉強したり、実践したりすることが重要です。
- 営業志望であれば、なにかものを売ってみる
- 経理志望であれば、簿記の勉強や財務諸表を作ってみる
- マーケティング志望であれば、ブログやSNSを運用してみる
- エンジニア志望であれば、コードを書いて簡単なサービスを作ってみる
実践しておくとスキルが身につき、後からのミスマッチも減り、面接でもアピールしやすくなり、メリットが大きいです。
3.社内転職の可能性も考える
会社やあなたの評価にもよりますが、社内であなたの志望する業務ができる可能性があります。
自分は異動願いを3回ほど却下された経験がありますが、却下されてもとくにデメリットはありません。
ダメ元で異動願いを出しておく方法もあります。
4.未経験OKの求人は注意する
未経験OKという表記は2つの点で注意が必要です。
本当は未経験ではない可能性
未経験や学歴不問という言葉は、間口を広げるために使われる傾向にあります。
実際は、そもそもあまり採用するつもりはなかったり、経験者が来たらそちらが優先されたりすることも十分あります。
未経験OKと書いてあっても可能性が本当にあるかどうかはわかりません。
ブラック企業の可能性
未経験OK、学歴不問、20代が活躍などは組み合わされているとブラック企業の可能性が高くなります。
未経験から育成する体制がある会社であればいいですが、そういったものはなく離職率が高いだけの会社もあります。
ハードルを下げて大量に採用し、大量に離職するという会社もあるので注意が必要です。
未経験転職の進め方
職種の探し方
今の仕事が自分に向いていないという場合には、キャリアプランを考えてみましょう。
こちらの記事では、考え方も含めて説明しています。
明確にプランがないという方は将来の選択肢や収入から決める方法もあります。
求人の探し方
未経験転職の場合には、求人の探し方にも注意が必要です。
リクナビNEXTやdodaなどの転職サイトを利用する人もいるでしょう。
ただ、未経験OKの求人は大量に出てきます。上でも見たように、未経験でも本当に大丈夫かということを把握するのは困難です。
企業の評判はVorkersや転職会議などの口コミサイトでもチェックできます。
ただ、それでも未経験からの転職や育成体制といったこまかいところまではわかりません。
転職エージェントに相談する
個人的におすすめの方法は転職エージェントに相談することです。
彼らは転職のプロで、さまざまな求人情報や転職するときのポイントなど転職に関して幅広い知識があります。
とくに未経験の場合には、あなたの年齢やスキルを踏まえて、
- 内定しやすい会社や評判のよい会社を紹介してもらえたり
- 内定するための選考対策をしてもらえたり
して、かなり力強いサポーターとなります。
未経験という不利な状況で、転職を成功させる確率を少しでも上げるには、プロにサポートしてもらいましょう。
いくつかおすすめのエージェントを紹介します。
複数登録してみて、気の合うエージェントの人とコミュニケーションを取りましょう。
転職回数と短期離職には注意
僕自身、自力で探した企業の労働条件が話と違っていたため、3ヶ月で退職したことがあります。
そのときは20代半ばでしたが、短期離職や転職回数の関係で書類選考で落ちた会社もかなりありました。
結局、転職エージェント経由ですぐ別の会社に入社したため、問題ありませんでした。
ただ、複数回このようなことが続くとさらに選択肢は減り、就職できる会社は限られてしまいます。
転職は1回1回が重要なので、このようなことにならないように気をつけましょう。
転職サイトもOK
多くの求人を探すことは問題ないので、リクナビNEXTなどにも登録しましょう。
自力で応募するときには、Vorkersや転職会議などでその企業をしっかり押さえましょう。
選考対策をする
選考はおもに書類選考(履歴書・職務経歴書)と面接選考の2つです。
こちらでもそれぞれ、説明をしています。
志望動機の書き方
志望動機の書き方はポイントの1つです。
未経験の場合には、転職をしたいと考えたきっかけや多少なりとも業務の関連性を伝えることが重要です。
チェックしてもらう
職務経歴書は書き方に差がつきやすいですし、面接のように企業ごとに合わせた対策が必要なものもあります。
こちらに関してもやはり、自分でチェックするのは限界があります。
自分で多大な労力をかけて極めるよりもエージェントに相談する方が早くておすすめです。
さらに知っておきたいこと
ここでは未経験の転職について見てきました。
こうしたポイントを押さえることで、未経験の転職の成功確率も大きく上がることができます。
ほかにも、キャリアや転職に関するコンテンツがあります。こちらも合わせてどうぞ。