逃げてばっかりもリスクあるよね?
判断は難しいけど、基本的な考え方は押さえておきたいね
「仕事から逃げたい」というのは多かれ、少なかれ、誰もが考えたことはあるかと思います。
研修中にいなくなって帰ったこないといった話もありますが、多くの人はそのような極端な行動は取りにくいかと思います。
また、逃げというとどうしても悪いことのように思えますが、続けることがいつもベストとは限りません。
ここでは、逃げたいと思ったときの考え方や対処方法に関してお伝えします。
何が逃げかは主観の問題
誰から見て逃げなのか
まず、逃げるとか逃げ出すといった言葉には客観的な基準はありません。
終身雇用を前提とした会社では10年以上勤めていても、逃げと見られることがあります。
また、人によっても基準が異なり、自分としては職務を全うしたつもりでも別の誰かから見ると逃げと見られることもあります。
すべての人が納得させるような基準はほとんどなく、周りの判断に振り回されると、自分の大切なものを見失います。
逃げは悪いことなのか?
もう1つは、逃げというのは常にネガティブなのかどうかを検討する必要があります。
そもそも職場の環境に問題があったり、自分に合っていなかったりすると続けることにもリスクがあります。
私自身は、日本以外にもイギリス・アメリカ・インドネシアなどで労働者を見てきましたが、日本人は圧倒的に続けることを重視します。
その結果、40歳を超えてリストラされ、転職先がなかったり、自分のやりたくないことを続けたりというリスクも負っています。
昨今、ブラック企業・ブラック部活などが話題になりますが、逃げることが悪だという価値観に縛られると正しいタイミングで逃げられないことになりかねません。
あなたの基準が重要
結局のところ、あなたが自分の基準で判断をするしかありません。
自分の基準がないと周りに振り回されます。わかりやすいものに飛びつき、自分にとって大切なものを見失います。
逆に基準さえあれば、それに基づき判断すれば問題ありません。
他者の意見は他者の意見として参考にしてもいいですが、決めるのは自分です。
判断するときに押さえたいポイント3つ
自分の基準で判断することが重要ですが、もし退職したり、転職したりする際には押さえておきたい知識があります。
ここで、3つほど紹介します。
1.短期での離職や複数回の離職は不利になる
一度の離職で、取り返しのつかないことになることはありません。
ただ、短期で離職したり、それを繰り返したりしている場合には、不利になることは間違いありません。
退職理由の説明の仕方やそれ以外のアピールで挽回できますが、かなり気にされるということを認識しておいたほうがいいです。
また、すぐに辞めるのではという不安を取り除く必要があります。
2.メンタル不調も大変
安易な退職は避けたほうがいいものの、無理をして精神的な病気にかかってしまうのも問題です。
実際、自分で面接をしているときにも精神面の不調で、退職してからブランクが長かったり、暗くなっていたりする人も見ることがありました。
限界に近い状況のときには、早めにその場から逃げてしまうのはスキルの1つかと思います。
3.焦るとろくなことにならない
冷静でないときの判断は、悲惨なものになりがちです。
今の会社を辞めたいという気持ちが強すぎて条件の悪い会社に転職したり、退職して貯金が減っていくのが不安でまた同じような会社に転職してしまうことはよくあります。
自分の長期的なビジョンを考えたり、会社の評判をチェックしたりして同じ失敗を犯さないことが重要です。
冷静ではないときには、自分で冷静になり、信頼できる第三者の意見も聞いて判断しましょう。
個人的におすすめな対策3つ
じゃあ、結局どうすればいいの?
個人的におすすめの対策があります
ここまでで、ご自身で考えられるという方は大丈夫ですが、より具体的な対策に関してご紹介します。
自分は3回ほど転職をしているのでそのときの自分の経験と、周りの人の成功・失敗パターンを踏まえたものです。
- やばいときは逃げる
- 会社内で動く
- 会社内に動く
この順番で対応していくのがベストだと考えています。
1.やばいときは逃げる
上でも紹介しましたが、体調・精神面で問題が起きそうであれば、その場から逃げるのがもっとも重要です。
もう耐えられないと思ったら、休職でも退職でもいいので、一刻も早くその場から離れましょう。
休職の方が戻れる分のメリットがありますが、休職は会社に運用が任されているので、取得が難しい場合もあるかと思います。
自分で連絡するのが基本ですが、会社のことを考えるだけで不快になるといった場合には、退職代行を検討しましょう。
あなたの代わりに退職の手続きを済ませてくれます。
- 退職代行サービス:SARABA(即日対応可、24時間対応、返金保証あり)
- 弁護士対応サービス:汐留パートナーズ法律事務所
2.会社内で動く
すぐに退職するほどではないという場合には、会社内での異動も検討しましょう。
会社規模によっては厳しいかもしれませんが、一定規模以上の場合には部署を移動したり、グループを変えたり、上司を変えたりといった対応がありえます。
自分も上司や部署が変わったことで非常に快適に働けるようになったことが何回もあります。
相談相手は人事が上司の上司などが一般的です。自分のライン上のそこそこ偉くて、関係値ができている人がいいでしょう。
その人の権限内で動いたり、その人の調整のもとで他部署などに動いたりする例は多いです。
3.会社外で動く
社内で調整が難しい場合には社外の選択肢を検討しましょう。
A. 在職中に転職活動する
1つ目のポイントは在職中に活動することです。
辞めてからの転職は焦りがあったり、足元を見られたりとハードルが上がりやすいので、在職中の活動を強くおすすめします。
納得がいくまで活動し、もっともいい会社から内定をもらったタイミングで退職しましょう。
B. 転職エージェントに相談する
リクナビNEXTなどの転職サイトの活用も有効ですが、転職エージェントの活用が重要です。
僕自身、自力であらゆる転職の知識をつけるのは難しいので、転職エージェントに必ず相談しています。
毎日、多くの転職をサポートしているプロにあらゆる転職のアドバイスをもらえ、無料で求人まで紹介してもらえるため、利用しない手はありません。
僕も短期離職してしまったときも転職エージェントに頼って転職しました。
転職エージェントはサービスの質がいい大手を利用しましょう。大手で求人数も多く、サポートも良好な転職エージェントはこちらです。
あわせて、リクナビNEXTやミイダスなどの転職サイトも活用しましょう。
エージェントに頼りながら自分でも探すことでベストな求人が見つかる可能性を上げることができます。
さらに知っておきたいこと
ここでは、周りの基準を気にしすぎず、自分の基準で決めることをお伝えしました。
逃げるのも会社内で動くのも会社外で動くのもあなたの自由です。
ほかにもキャリアや仕事に関する記事がありますので、合わせてご覧ください。