以前に比べると、女性が働き続けやすい社会にはなってきています。
それでもまだまだ不十分で、制度も実務も意識も問題は山積みです。
ずっと働き続けるには、それなりに考える必要もあります。
ここでは、女性が働き続けるうえで、おすすめの仕事をご紹介します。
選んだ基準と注意点
選んだ基準
仕事を選んだ基準はこちらです。
- ハードルが高くないもの
- 競争が激しくないもの
- 年収が上がる余地があるもの
- 仕事の融通が利くもの
- 需要が限定的なものは避ける
まず、医師、薬剤師、弁護士などは多くの年数を費やして勉強するもので、該当する人が限られてしまうので、省いています。
事務職、ネイリスト、介護職などは競争が激しかったり、年収が上がりにくかったりするものは避けています。
営業職や秘書職も柔軟に休んだり、予定を調整したりしにくいために、入れていません。
また、翻訳や通訳のようにそもそもの需要が限られているものもここでは触れていません。
なぜ人気で選んではいけないのか?
人気の仕事は必ずしも働くのにいい仕事とは限りません。
イメージだけであったり、若いうちはいいものの、年齢が上がると厳しかったりするものもあります。
また、ある時点で人気の仕事は、その段階で人気なだけであって、将来にわたってそれを保証するわけではありません。
なぜ給料で選んではいけないのか?
給料が高い仕事が働き続けるのにいいものとは限りません。
たとえば、激務の仕事は給料もいいですが、女性も男性とまったく同じように扱うところもあります。
なぜ企業で選んではいけないのか?
終身雇用で働き続けるという前提であればいいかもしれません。
ただ、その場合にも倒産やリストラなどの問題は自分でコントロールできません。
また、不本意な仕事を続けなくてはいけないというリスクもあります。
おすすめの職業・仕事ランキングTOP10
1.経理
事務職を選ぶ女性は多いですが、その事務職に極めて近く、専門性も身につくという点でおすすめです。
数字が苦手という場合にはおすすめできませんが、それ以外の場合には間違いのない仕事です。
どの会社でも必ず必要な役割なので、転職の選択肢も多いです。
2.人事
人事も専門職ですが、女性が活躍している仕事でもあります。
人に関わるのが苦ではない人にはピッタリの仕事です。労務などを兼任することもあります。
経理同様に、どの会社でも求められます。
3.営業企画、事業企画
企画系の仕事はハードルが高そうですが、事務的な仕事が多いこともよくあります。
給料も高くなりやすく、スキルアップ、キャリアアップもしやすいです。
4.コンサルタント
コンサルタントは学歴によって難しいこともありますが、魅力的な仕事の1つです。
転職の選択肢が多いですし、独立するという選択肢もあります。
5.マーケティング、商品企画
マーケティングや商品企画は人気の高い仕事です。
あらゆる情報がトラッキングしやすくなっていて、高度化も進んでいます。
Web系の仕事であればリモートでもできますし、コンサルタントとして独立している人も多いです。
6.広報・PR
広報も人気の高い仕事です。
業務の中で企画力や人脈なども獲得しやすいです。
雰囲気で仕事をしている人も多いので、ある程度の業務がこなせれば、転職先も独立の選択肢も見えます。
7.エンジニア
女性には不人気ですが、需要が非常に高いものがエンジニアです。
給料が上がりやすく、リモートでもフリーランスでも働きやすく、成果が出せれば、学歴も職歴も必要ありません。
おすすめ度は高いのですが、抵抗がある人も多く、なかなか選ぶ人は増えていません。
8.Webデザイナー
エンジニアに比べると、デザイナーは女性も多いです。
Webの世界は油断をすると、単価が下がってしまうのですが、簡単なコーディングができたり、ECサイトに詳しかったりすると上がります。
在宅勤務もしやすいので、出産後も働き続けるようなケースにはおすすめの仕事です。
9.Webライター、ブログ
入れるか迷いましたが、リモートで働けたり、仕事が獲得しやすかったりと自由度が高いのは魅力的です。
ネックはやはり低単価になりやすい点ですが、これも上げていく方法はあります。
ブログやSNSを活用することで、手を動かさないで収益を得る方法もあります。
10.カスタマーサポート・コールセンター
正社員にこだわらなければ、仕事を続けやすいのがこの2つです。
電話で対応するものもメールやチャットで対応するものもありますが、在宅で働ける会社もあります。
働き口は多く、短時間のアルバイトでも働きやすく、柔軟な働き方がしやすいです。
仕事の探し方
在職しながらの活動が基本
今いる会社が女性にとって働きやすい会社であれば、そこで能力を身につけるのがいいです。
もし会社や業務内容に問題があるようであれば、転職は早めの方が選択肢が多いです。
転職も在職中が基本です。失敗しても仕事がある状態にしておきましょう。
20代であれば、未経験でも問題ないところが多いので、自分の専門性を高められるような場所に身をおくのが有効です。
30代以降であれば、社内での異動や今までの経験に近いものをベースにしたほうがいいです。
転職の進め方
実際の転職の進め方ですが、自己分析や企業研究は就活のときと大きく変わりません。
ポイントは、転職サイトと転職エージェントを併用することです。
- 求人数が多く、自分に気に入った仕事を調べられる転職サイト
- 非公開求人の提案やプロのアドバイスを受けられる転職エージェント
転職サイトはたくさん求人がありますが、求人を調べるところから選考まですべて自力で進める必要があります。
転職エージェントは、自由に調べることはできませんが、非公開求人の提案やプロのアドバイスを受けて転職を進められます。
この2つをうまく使い分けましょう。それぞれおすすめを見ていきます。
おすすめ転職サイト3つ
転職サイトは、女性特化のものもありますが、そこまでこだわる必要はありません。
王道はリクナビNEXT、女性専門は
とらばーゆ、年収400万円以上の人はリブズキャリアがおすすめです。
1.リクナビNEXT
- 大手から中小まで求人の質・量ともに圧倒的
- 自分で探すだけでなく、スカウトにも期待できる
- 転職者で使っている人が多い
リクナビNEXTは総合型の転職サイトとして、圧倒的に強いサイトです。
求人数が多く、地方やマイナーな職種に関しても対応しています。
履歴書や職務経歴書の作成に関してツールも用意されています。
経歴を登録しておくと、スカウトもかなり来るので、活用しましょう。
2.とらばーゆ
- リクルート運営の女性向け転職サイト
- オフィスワークやアパレル・医療まで幅広い求人
- 女性向けのコンテンツや検索機能が充実
とらばーゆはリクルートの運営する女性のための転職サイトです。
サイトのデザインもコンテンツも検索方法も女性向けのサイトになっています。
リクルート運営なので、安心して利用できる転職サイトです。
3.リブズキャリア
- キャリア女性の専門サービス
- コンサルティング、IT大手、メーカーなど大手企業多数
- 年収400万円以上の女性限定
リブズキャリアはキャリア女性のための転職支援サービスです。
過去最高年収が400万円以上の人が対象のサービスです。
取り扱いのある求人もコンサルティング、IT大手、メーカー大手企業のものが多くなっています。
運営会社は、女性×キャリア領域の専業で女性向けのメディアも運営しています。
大手エージェントの画一的なサポートではなく、専業ならではのサポートが期待できます。
年収400万円以上の人はぜひ登録したいエージェントです。
おすすめの転職エージェント3つ
女性の場合には、転職エージェントを活用するメリットが大きいです。
女性の働きやすさは会社によって大きく異なります。
外から見分けるのは難しいので、女性転職に強いエージェントに相談して、紹介してもらうのが一番です。
また、若いうちほどポテンシャルが評価されやすく、会社選びや自分の見せ方で決まる部分が大きいです。
このどちらも転職エージェントはサポートしてくれます。
僕も3回転職していますが、転職の際には、必ずエージェントを活用しています。
転職は、何回もできない意思決定です。
入社しなきゃわからないことは仕方がありませんが、少しでも成功率を上げましょう。
よく家族に相談をしたり、友人に相談をしたりする人がいます。
彼らはあなたのことは詳しいかもしれませんが、転職のプロではありません。
確実に成功させるためにも転職のプロのアドバイスを絶対に受けておきましょう。
女性におすすめのエージェントランキングを紹介します。
転職エージェントの場合には、会社と同じくらい担当エージェントとの個人的な相性が大事です。
何人かの担当者と話してみて、相性が良さそうな人と進めていきましょう。
1.リクルートエージェント
- 国内最大級、10万件超えの求人数
- 転職実績も国内最大水準
- 担当アドバイザーが優秀
リクルートエージェントは間違いのないエージェントの1つです。
自分も過去3回の転職で毎回活用しています。
求人数は国内最高水準で、実際に転職している人数も圧倒的に多いです。
土日も面談対応していますし、エージェントの人も優秀で、話が早いです。
迷ったらとりあえずリクルートエージェントで問題ありません。
2.パソナキャリア
- サポートが評判になるレベル
- はじめての転職、女性の転職にも強い
- ほかでは不利になる人でも大丈夫
パソナキャリアは大手の中でもサポートが抜群にいいです。
パソナキャリアは創業時からはじめての転職や女性の転職支援に力を入れています。
求人数が多い中で、サポート体制が優れているという万人に勧められるエージェントです。
3.type女性の転職Agent
- 女性専用の転職エージェント
- キャリアアドバイザーは大半が女性
- 女性にポジティブな求人が多い
やはり女性専用の転職サービスの方が安心という方もいるかと思います。
type女性の転職Agentは@typeという転職サービスを運営している会社の女性専用エージェントです。
キャリアアドバイザーも大半が女性で、ここでの求人はすべて女性がターゲットになることもプラスです。
やっぱり女性専用が安心という方はぜひ活用しましょう。
さらに知っておきたいこと
ここでは、女性が手に職をつけて、働き続ける方法を見てきました。
働き続けたいと希望する女性は多いですが、実際に働き続けられる人はそこまで多くありません。
しっかりと戦略をもって、自分のキャリアは自分で守りましょう。
ほかにもキャリアに関するコンテンツがあります。こちらも合わせてどうぞ。