【20歳のリアル】年収・月収・貯金の平均額、中央値に転職・結婚まで

20歳は成人として認められ、お酒や喫煙も可能になります。

大学生の人も多いかもしれませんが、高校や専門学校を卒業して働いている人もいるでしょう。

法的な制限は減りますが、経済的にはまだまだ余裕がある人も少ないでしょう。

この記事ではそんな20歳の実態に迫ります。

20歳の平均年収・月収・貯金から収入を増やし方、転職・結婚などのライフイベントまで見ていきましょう。

20歳の年収は?男女別・平均値と中央値

まずは20歳年収の基礎データを見ていきましょう。

20歳年収の平均値

20代前半
20~24歳
(国税庁)
20歳
(doda)
男性 275 308
女性 241 248
全体 258 277

出典:国税庁 民間給与実態統計調査doda

政府統計では、年齢ごとのピンポイントデータはありませんので、dodaの発表データも参考にします。

  • doda
    • 20歳全体が277万円、男性が308万円、女性が248万円
  • 国税庁
    • 20代前半の平均年収は258万円、男性が275万円、女性が241万円

これを合わせて考えると、このようになります。

20歳全体では260万円程度、男性は280万円程度、女性は240万円程度

20歳の額面・手取り年収、額面・手取り月収

年収・月収を額面金額・手取り金額を計算すると、このようになります。

額面
年収
手取り
年収
額面
月収
手取り
月収
男性 280 218 23.3 18.2
女性 240 189 20.0 15.8
全体 260 203 21.7 16.9

手取りの目安は8割前後と覚えておくとだいたいの金額がわかります。

額面月収では22万円あっても、手取り月収では17万円前後になります。

こちらは自作ツールで計算しています。興味がある方はこちらもどうぞ。

20歳年収の中央値

20代は年収のばらつきも小さいため、中央値も平均と近いです。

20代前半で見ると、中央値は平均と2%程度しか変わりません。

男性 女性
20~
24歳
25~
29歳
20~
24歳
25~
29歳
平均 210.5 248.1 202.5 225.9
中央値 207.2 239.1 199.1 219.3
乖離
中央値/
平均
98.4% 96.4% 98.3% 97.1%

出典:厚生労働省 平成29年賃金構造基本統計調査より作成

仮に21歳全体が260万円だとすると、中央値は255万円程度とほとんど変わりません。

男女別の年収分布を見る

男女別の年収分布についても見ていきましょう。

こちらは年収情報がないので、月間給与をもとに見ていきます。

男性の月収分布

20歳のピンポイントは分布はありませんが、20代前半くらいと考えてもいいでしょう。

このようになります。20万円前半までの人が非常に多いことがわかります。

男性の月収分布

  • 月収18万円以上:80%
  • 月収22万円以上:35%(3人に1人)
  • 月収24万円以上:20%(5人に1人)
  • 月収26万円以上:9%(10人に1人)
  • 月収34万円以上:1%(100人に1人)

出典:厚生労働省 平成29年賃金構造基本統計調査より作成

女性の月収分布

女性も同じように計算します。

20万円までで半分を占めます。この年代だと男女差はあまり大きくありません。

女性の月収分布

  • 月収20万円以上:49%(2人に1人)
  • 月収22万円以上:28%(10人に3人)
  • 月収24万円以上:15%
  • 月収30万円以上:2%(50人に1人)
  • 月収32万円以上:1%(100人に1人)

出典:厚生労働省 平成29年賃金構造基本統計調査より作成

年収は仕事で決まる

あなたは年収は仕事や能力で決まっているかもしれませんが、実際には選んだ業界・職種・会社でほとんどが決まります。

転職して給料を上げたいという方はこちらもぜひ読んでください。

▼▼20歳の転職事情を見る

20歳の平均貯金額

年齢ごとの細かいデータはありませんが、20歳の貯金は50万円~100万円前後と思われます。

一般的に男性の方が年収が高いですが、女性は実家ぐらしの人などもいて意外と貯金していたりします。

全体 貯金0
世帯
年代 平均 中央 比率
20歳代 321 77 35.6%
30歳代 470 200 33.7%
40歳代 643 220 33.7%
50歳代 1,113 400 31.8%
60歳代 1,411 601 29.4%
70歳以上 1,768 600 28.3%
全体 1,729 1,000 31.2%

出典:金融広報中央委員会 「家計の金融行動に関する世論調査」[二人以上世帯調査]より作成

貯金なしも

20代での貯金なしの割合も3割を超えます。

単身世帯の方が多くなっています。

30代以降は貯金なしの割合もそこまで変わりません。貯金する人としない人に分かれるようです。

2人以上
世帯
単身
世帯
20歳代 35.6 61.0
30歳代 33.7 40.4
40歳代 33.7 45.9
50歳代 31.8 43.0
60歳代 29.4 37.3
70歳以上 28.3

出典:金融広報中央委員会 「家計の金融行動に関する世論調査」より作成

20代の貯金についてさらに知りたい方はこちらの記事もどうぞ。

貯金は仕事で決まる

あなたが貯金できる金額は、あなたの収入-支出で決まります。

支出を減らす方法もありますが、収入を増やす方法も考えることが重要です。

転職で給料を上げたいという方はこちらもぜひ読んでください。

▼▼20歳の転職事情を見る

20歳の生活・平均手取り

20歳の生活はどのようになるのかを具体的に見てみます。

額面
年収
手取り
年収
額面
月収
手取り
月収
男性 280 218 23.3 18.2
女性 240 189 20.0 15.8
全体 260 203 21.7 16.9

手取りは全体で17万円近いので、ここでは17万円で計算します。

生活費のシミュレーション

地域にもよりますが、たとえば東京の場合にはこんな感じになります。

収入 給料 17万円
固定費 家賃 6万円
通信費 1万円
光熱水費 1万円
変動費 食費 5万円
交際費 1万円
服・その他 1万円
貯金 2万円

非常に余裕があるわけではありませんが、東京でも生活できる水準です。

うまく工夫すれば、十分に貯金もできるでしょう。

ポイントは家賃・食費を使いすぎないことです。

もしオフィスが中心部であれば、近くに住むと家賃は高いですし、遠いと満員電車で消耗します。

6万円くらいでちょっと遠いか、ちょっとボロいかが妥協ラインになります。

東京以外だと家賃は下がりますが、車を購入して購入費・維持費(月2万円前後)がかかることもあります。

一人暮らしか実家か?

一人暮らしか実家という面では、20代前半は女性の場合には比較的実家の人も多い印象です。

自分の職場は東京でしたが、千葉・神奈川・埼玉あたりであれば、実家から通っている人もいました。

実家が都心でない女性と、男性の場合はほとんどが一人暮らしでした。

25歳以下の割引を活用する

通信キャリアやスーツなど、いくつかの商品では、学割や新社会人応援という名目で、25歳以下の割引を行っていたりします。

そういったものもぜひ活用しましょう。学生ではなくとも使えるものもあります。

20歳の仕事・転職事情

大学をストレートで卒業して働いていると、学生と社会人が半々くらいでしょうか。

ここまでお金の話を見てきたので、ここでは長期的に年収を上げるという観点で見ていきます。

選択肢は大きく3通りあります。

  1. 今の会社で頑張る
  2. 追加で副業をする
  3. 新しい環境を求めて転職する

今の会社で頑張る

これが一番わかりやすいのではないでしょうか。

頑張るだけで上がるほど単純ではありませんが、少なくとも頑張りは自分でコントロールできます。

ポイントになるのは、今の会社で給料が上がるか、自分の市場価値が上がるかということです。

もし上がらなければ、あなたの価値はポテンシャルの分だけ、時間とともに下がっていきます。

給料が上がりそうか?

1つ目はシンプルに上がるかどうかを考えましょう。

僕はこれをちゃんと考えなかったために、給料が思ったよりも上がらないという経験を何回かしました。

お金だけではないですが、頑張ったら給料が上がると信じていた自分にはなかなかつらいものがありました。

市場価値は上がりそうか?

2つ目は市場価値ですが、判断は難しいです。

あなたが新しいスキルを身に着けたり、マネジメントや事業立ち上げの経験があれば、上がるでしょう。

あなたの業界が伸びていればいいですが、縮小していたらピンチです。

追加で稼げるようにする

仕事をせずに追加で収入を得る方法もあります。

ハードルが低いものとしては、ランサーズクラウドワークスなどのクラウドソーシングと呼ばれるものです。

といっても20代前半の場合にはまだ厳しいかもしれません。

転職をして職場を変える

転職をして年収を上げる方法も有効です。

20代は仕事に投資をするのが効率的です。

あなたの仕事を通して、スキル・経験を身につけたり、自分の人脈を増やしたり、知名度を上げると大きく変わります。

もちろん、転職をすれば必ず年収が上がるわけではありません。

すでに実績があったり、特別なスキルを持っていたりすれば、好条件の仕事を見つけやすいです。

プロに相談する

20代の転職で一番のポイントはあなたに合った求人を見つけ、対策することです。

20代はポテンシャルが大きく考慮されるので、未経験の職種でも転職しやすいです。

実績やスキル以外でも勝負しやすく、転職にはいい時期です。

自分なりの成功体験があることも重要ですが、入社して数年で達成できる実績では大きな差をつけることは難しいです。

転職を検討する段階で、転職のプロの転職エージェントに相談しましょう。

エージェントに対する苦手意識がある方もいるかもしれませんが、彼らの力を借りることで成功確率は大きく上がります。

転職というのは、多くの人は数回しか経験しません。僕も多いほうですが、それでも3回です。

彼らは、毎日のように転職を考えている人と会い、その人たちをサポートしています。

このように多くのアドバイスが受けられます。

  • 転職の進め方
  • 該当業界・業種の求人状況
  • 自分の希望に合った求人
  • 行きたい会社に内定する可能性
  • 書類・面接対策のアドバイス

あなたが自分だけで考えるよりも、彼らに相談して転職市場の状況やあなたの成功確率の高そうな求人を聞きましょう。

いきなり年収1,000万円は厳しいかもしれませんが、年収400万円・500万円であれば経歴次第では可能です。

転職するかを悩んでいる人もまず相談しておくのが重要です。

一番のリスクは意思決定を伸ばした結果、手遅れになってしまうことです。

転職は年齢が上がるとともに、どんどんシビアに見られるようになります。

いくつかおすすめの転職エージェントを紹介します。

並行して転職サイトやそのほかの転職サービスを使うのは問題ありませんが、転職エージェントは必ず登録しましょう。

20代の転職攻略法は下の記事でも紹介しています。転職を成功させたい人はぜひご覧ください。

20歳の結婚って?

仕事に並んで、もう一つの大きな意思決定が結婚です。

20歳ではどれくらいの人が結婚しているのでしょうか?

結婚は自分のペースでとはいっても、周りが気になるのは仕方がありません。

国勢調査では、年齢別の結婚に関するデータを発表しています。下の表にまとめました。

年齢別の未婚率のデータ

全体 男性 女性
全体 26.6% 30.9% 22.7%
20歳 94.5% 94.6% 94.3%
21歳 92.6% 93.2% 92.1%
22歳 90.1% 91.2% 88.9%
23歳 86.7% 88.4% 84.8%
24歳 82.4% 84.9% 79.9%
25歳 76.9% 80.3% 73.3%
26歳 70.5% 74.7% 66.2%
27歳 63.7% 68.5% 58.8%
28歳 57.2% 62.4% 51.8%
29歳 51.4% 56.9% 45.6%
30歳 46.3% 52.0% 40.4%
35歳 31.4% 36.7% 26.0%
40歳 25.3% 30.3% 20.1%
50歳 17.7% 22.1% 13.4%

出典:平成27年国勢調査国勢調査より作成

これによると、21歳では全体で6%が結婚、男性は5%、女性は6%が結婚を経験しています。

ここから35歳くらいまでは、男性も女性もかなりのペースで結婚していきます。

  • 女性は26歳で3人に1人、29歳では2人に1人、32歳では3人に2人が結婚します。
  • 男性は28歳で3人に1人、31歳で2人に1人、37歳で3人に2人が結婚します。

男性は女性よりも、少しペースが遅いですが、男性も前半はあまりペースが変わらないことがわかります。

書きながら胃が痛くなってきます。

女性は30代前半、男性は30代後半までには結婚したいということでしょうか。

結婚相手に望むもの

結婚を考えるときに年齢・収入などはよく取り上げられますが、実際のところどうなのかを見ていきましょう。

サンマリエという結婚相談所が「婚活の日」結婚と婚活に関するアンケート2018を発表しています。

興味深いものをいくつか取り出します。

  • 男性も女性も8割は35歳までに結婚したい
  • 男性も女性も7割以上は性格がもっとも大事
  • 男性の80%以上は30歳までの女性と結婚したい
  • 女性は75%以上が35歳までの男性と結婚したい
  • 男性は相手の年収にこだわらないが4割強で、それ以外も400万円以下が半分
  • 女性は相手の年収にこだわらないが2割で、500万円以下が4割強で600万円以下が60%を占める
  • 男性の30%は20代から婚活すべきだといっている

一般的に言われるような男性は稼ぎ、女性は若さというのが強いようですね。

22歳だとまだ安心と思われているかもしれません。

ただ、油断しているうちに年齢が上がってしまうことはよくあります。

早めに動いた方がいいこともあります。

恋活

自分に自信があったり、見た目が良かったり、稼いでいたりする人は恋活アプリ(マッチングアプリ)をぜひ使いましょう。

手軽に始められるのがいいです。

真剣な目的はやはり、大手の会社が運営しているものの方が安心感がありますね。

Pairs

1つ目は、Pairsです。マッチングアプリの中でも有名なので、知っている人もいるかと思います。

前の職場でたまたま話していたときに、そこで話していた6人のうち5人が使っていたということもありました。

評判の理由は実際に会える人が多いからです。周りでも付き合ったり、結婚している人がいます。

実際に僕も使いましたが、登録者も多く、いろいろなタイプの人がいてデートまでつながりやすかったです。

Facebook連携で友人が表示されないようになっていますし、まず間違いないのないサービスです。

Facebookで恋活・婚活【Pairs】

Daigo監修のWith

まず、メンタリストのDaigoさんが監修をしていて、上場企業が運営する恋活アプリのwithです。

心理学・統計学を用いたアプローチで、定期的にイベントを開催したり、趣味や共通点を活用したりしてマッチ率も上がります。

積極的にプロモーションやイベントを開催しているので、男女ともにアクティブな人が多い印象でした。

数人会っただけの肌感ですが、ほかのサービスよりも真面目なユーザーが多く、恋活アプリの中でも結婚に結びつけやすくなっています。

安心安全「with」恋愛婚活マッチ

どうしてもアプリによって合う人・合わない人というのがあります。

迷ったら複数、登録してみて自分に合ったものを選びましょう。

婚活

恋活・婚活アプリはどうしても見た目や学歴・収入などわかりやすい引きがある人に人気が集中します。

でも実際に、結婚するとなったときには、それだけでは決めませんよね。

それに恋活アプリは、結婚したい人だけが使うとは限りません。

ただ、恋人が欲しい人や既婚の人が…と、モチベーションもさまざまです。

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20歳のときにやるべきこと

20歳は世間的にも社会人としても非常に若いです。

どんな失敗も取り返しやすい年齢です。

年齢が上がるとともに、少しずつ選べる選択肢が減っていきます。

多少の無茶も無謀なこともこの時期には非常に合っています。

のちのち、後悔しないようにいろいろとチャレンジしましょう。

ほかにも20代のキャリアに関する記事があります。こちらも合わせてどうぞ。

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