学歴と実務能力は関係ないといわれますが、実際には結構使えます。
とくに、若手の間はこれが顕著です。
前は新卒のときのワンチャンスだけでしたが、第二新卒といわれるような、25歳前後から20代のうちはかなり使える武器の一つです。
そんな高学歴の就職・転職での戦い方をご紹介します。
年齢が上がっている人や当てはまらなそうな方は別記事で触れていますので、こちらもどうぞ。
参考:【ニート・フリーター・職歴なし】20代・30代・40代の逆転就職方法
目次
高学歴とは?どこからが高学歴か?
高学歴論争をするつもりはないので、ここではMARCH以上くらいと考えます。
早慶以上としたり、過激な人は東大のみとしたりしますが、やや緩く取っておきます。
この層では学歴がプラスとなり、仕事を探す上でやや有利になります。
高学歴のメリット・強み
ポテンシャルが評価されやすい
20代の面接はポテンシャルの占める割合が高いです。
後半に行くにつれて弱くなりますが、それでも20代では十分に使えます。
とくに20代前半であれば、かなり強い武器になります。
自分も若手・第二新卒採用に携わることがありましたが、正直面接では実力はなかなかわかりません。
学歴はどうしても気にされがちなポイントです。
高学歴だと、仮に履歴書の期間が空いていても「この人にはなにか都合があったんじゃないか?」と好意的に解釈されやすいです。
高学歴のデメリット・弱み
年齢が上がるとダブルパンチ
高学歴であることのデメリットは一つで、使いにくいと思われることです。
「東大生は使えない、使いにくい」などといわれることがあります。
これは実態はともかく、「厄介そう」と思われてしまうと余計にそのような印象が強くなることが挙げられます。
年齢が上がったり、学歴の高い人が少ない職場で働いたりする際にはマイナスになりえます。
周りとの差・プライド
就職・転職とは直接的には関係ありませんが、あえて触れておきます。
それなりの大学にいくと、周りもそこそこいい会社に行きます。
自分があまりうまくいっていないときには、あまり自分のことを話したくないと思う気持ちもわかります。
長い人生で見ると、大したことではないように思えても、その瞬間は厳しいものです。
少し距離をとったり、信頼できる人とだけ話したりするのも対処方法の一つです。
難しいかもしれませんが、自分は自分です。
周りは気にせず、自分にとって最善の行動をとっていきましょう。
ポイントは3つだけ
1秒でも早く動くこと
就職・転職において年齢はポテンシャルです。
年齢が若いほど年齢ポテンシャルと学歴ポテンシャルで間口が広がります。
これは新卒のタイミングだけではなく、その後もしばらく有効です。
20代ですでに3回転職している、1年未満での退社が4回続いているという若干、特殊な状態を除くと、若いほうがいいです。
たとえば、
- 少し履歴書に空白がある
- 職についたことがない
- 新卒就職に失敗した
- 転職先が自分に合わなかった
という場合にも早いほうがいいのは変わりません。
短期離職>年齢が上がる
基本的には、年齢が上がることが一番危険です。
よく、「一つの会社に3年は勤めたほうがいい」ということがいわれることがあります。
これは転職を重ねすぎている場合にはそうかもしれませんが、1回の短期離職くらいではそこまで問題になりません。
僕自身、3ヶ月で退職をして、その上でブランクのある転職をしたことがあります。
そのときは、直近の離職が理由で、書類で落ちる会社もありました。
それでも、
- そのままスキルが身につかなかったり、
- 自分としても充実していなかったり
する時間を何年も過ごすよりも転職を選びました。
転職先では給料も上がりましたし、自分として身につけたいマネジメント経験も入社、数ヶ月で実現しました。
転職を繰り返すとネガティブですが、そうでもないケースでは早めに動いたほうが、選択肢は広いです。(学歴があればなおさら)
正しい企業を受ける
残念ながらいまだにブラック企業は多いです。
転職が多い、在籍期間が短いと、次の選択肢が狭まってしまいます。
そのためにもブラック企業は避けましょう。
募集要項を見る
なんとなく、募集要項にこのような内容が書いてある会社は危ないというキーワードはあります。いくつか紹介します。
- 年齢不問
- 学歴不問
- 未経験歓迎
- 20代中心の職場です
- ○○年の上場を目指します
- 世界平和
このようなことが書いてある会社は要注意です。
評判を確認する
表からはどうしてもわかりにくい部分もありますので、いくつかの方法でちゃんと評判を調べましょう。
自分が実際に選考を受けてみた感触だけでなく、第三者の意見も参考にすることが重要です。
正しく受ける
高学歴で就職活動・転職活動がうまくいかないパターンはほとんど1つだけです。
コミュニケーション能力です。
活動がうまくいかない人はだいたい面接をすると、わかります。
「なんでこの人が受からないんだろう?」と思うことは、ほとんどありません。
会って話すと、「ああ、これは厳しそうだな…」と思います。
受からない人の特徴
簡単にそのような人のパターンをいくつか列挙します。
- 負のオーラが漂っている
- 服装がおかしい
- 目を見て話せない
- 志望動機がコピペ
- 聞かれたことに対して答えられない
- 前の会社を辞めた理由がネガティブ
- 質問の答えが長すぎる・短すぎる
すべて当てはまるわけではありませんが、だいたいこのうち複数のものが当てはまります。
練習をする
重要なのは、これらは簡単なトレーニングでどうにかなるということです。
面接でイマイチだった人も、良かった人もそのあとのパフォーマンスはそこまで関係ありません。
入社後もコミュニケーションが得意そうじゃない人がいますが、営業で1年後に会ってみると、まったく問題ないです。
しっかり面接の対策をしてその瞬間だけ乗り越えれば、時間と共に解決されます。
プロのサポートを受けること
あなたを若くすることはできませんが、正しい企業の選び方や選考対策の情報はあふれています。
このサイトのように、オンラインでも情報収集できますし、転職本といわれるような本もたくさんあります。
ただ、もっとも重要な面接の実技はオンラインではできません。
ここの部分は転職のプロのエージェントに頼りましょう。
上で見たように、
- 正しい企業選び
- 正しい選考対策
が重要ですが、このどちらも彼らはサポートしてくれます。
企業選びに関しては、大手エージェントのサポートを受ければ、いわゆるブラック企業に当たる可能性は低いです。
また、選考対策に関しても毎日のように多くの転職者をサポートしているため、せいぜい数回しか経験しない自分よりもはるかに経験が多いです。
僕自身も、過去3回のすべての転職でエージェントに登録し、相談しています。
それは、彼らしか持っていない求人情報や彼らのサポートが有益だということを知っているからです。
具体的にはこのようなものです。
- 転職の進め方
- 該当業界・業種の求人状況
- 自分の市場価値・アピールポイント
- 自分の希望に合った求人
- 行きたい会社に内定する可能性
- 選考書類に関するアドバイス
- 面接対策のアドバイス
日本では、転職回数が増えたり、短期で離職をすることはネガティブに見られがちなので、1回1回が非常に重要です。
少しでも成功確率を上げるためにも転職エージェントをぜひ活用しましょう。
サポートに定評がある転職エージェントをいくるか紹介します。
転職サイトは有名どころが求人数も多く、おすすめです。
よく「詰んだ」という言葉が使われます。
ただ、日本で本当に詰むのはなかなか大変です。
挽回のチャンスはたくさんあります。それも若ければ若いほど多くなっています。
少しでも早いうちに動き出しましょう。ほかの記事もぜひどうぞ。