履歴書に印鑑は必要か?ハンコの種類と押印・捺印方法。シャチハタはNG

履歴書は昔は印鑑欄があるものも多かったですが、最近は見なくなりました。

国家標準のJIS規格の履歴書でも印鑑欄はありません。印鑑欄がない場合にはハンコを押したほうがいいのでしょうか、押さないほうがいいのでしょうか。

ハンコの種類や押印方法に注意はあるのかを見ていきましょう。

履歴書に印鑑欄があれば押す

ハンコを押す場合

履歴書に印鑑欄があるときと、企業から指定があったときには印鑑を押しましょう。昔は印鑑欄があるものが多かったですが、最近のものはほとんどありません。

ハンコの捺印に失敗した場合にも書き直す必要があります。印鑑が押されていることで評価がよくなったりということはありませんので、極力、印鑑欄なしのものを使いましょう。

ハンコを押さない場合

最近の履歴書の場合には印鑑欄がない場合がほとんどです。このような場合には押す必要はありません。

押して失敗すると書き直しのリスクがありますが、うまく押せても評価をされることはありません。

とくに、あなたが外資やベンチャーなどに応募している場合には、あえて押印をしていると、効率性よりも形式を重視する人だとネガティブにさえ取られかねません。

なぜハンコがいらないものが多いか

政府によって押印に関する見直しがあり、押印の必要性や実質的意義が乏しいものに関しては、押印をしなくてもいいことになりました。

このような背景があり、JIS規格の履歴書でも押印欄がないというわけです。

押印に使用するハンコの種類

こうした書類に使う印鑑に関しては三種類を覚えておくといいです。今回のようなケースでは2つ目の認印と呼ばれる印鑑を使います。

  1. 実印・銀行印など登録している印鑑
  2. 認印
  3. シャチハタ

1つ目の実印や銀行印などはプライバシーの問題や悪用されるリスクがあるために、使用しません。

3つ目のシャチハタは公的な書類やビジネス文書では使わないこととされています。インクの問題や劣化の問題などが指摘されていますが、改善されていますし、慣習的に使わないものだと覚えておきましょう。

2つ目の認印はシャチハタでなく、朱肉で押すタイプで、どこにも登録していない印鑑を指します。このようなものを使います。

100円ショップで売っているようなもの(三文判と呼ばれたり)で構いません。

押印のコツ

押印はいきなりせずに練習をしましょう。いくつかコツを以下に記載します。

  • 1回押してみる
  • 捺印のマット(やノートなど)を下に敷く
  • 朱肉を押しつけすぎない
  • 印鑑の汚れをとっておく
  • 向きを確認する

朱肉も捺印のためのマット(緑色のもの)も100円ショップで購入できるため、合わせて購入してもいいでしょう。

押印に失敗したら?

印鑑は履歴書を書き終わった後にすることも多いでしょう。せっかく書き終わった後に印鑑をうまく押せずに書き直すというのもなかなか面倒です。

基本的には書き直しですが、3パターンの対処法があります。

  1. 気にしない
  2. 押し直す
  3. 書き直す

1つ目は多少のミスなら気にしないという方法もあります。多少ななめになったり、一部だけが欠けているときにはわざわざ書き直したりは必要ないでしょう。

2つ目には明らかにミスだけれども、どうしても書き直したくないということもあるかもしれません。そのような際には、押し間違えた印鑑とはかぶらないように近くに押し直しましょう。

3つ目は一般的な方法で書き直しましょう。最後まで書いて書き直しとならないように、最初に押してしまったほうがいいかもしれません。

さらに知っておきたいこと

自分で選べるのであれば、極力、押印が必要のない履歴書を選びましょう。

企業からわざわざ指定があるような場合には最初に押してしまい、すべて書き直しが必要というような状態を避けましょう。

この時代にあえて押印が必要と指定するような会社の場合には、形式を重視することが予想されるので、うまく押せなかったらやり直した方がいいかもしれません。

ここでは押印方法をご紹介しましたが、履歴書の全体的な書き方についてはこちらで紹介しています。

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