IT系の営業ってきついイメージがあるんだよね。
会社による差が大きいよね。間違った選び方をすると確かに大変かも
数ある営業の中でもIT系の営業は幅が広いです。
会社によっては、ブラックに近い環境もあるのは事実です。
うまくキャリアを選ぶと収入を上げ、充実して働けます。
間違った会社を選ぶと収入も上がらず、心身が不調になることもあります。
ここでは、IT系の営業でどのようなキャリアを選択すべきかをご紹介します。
目次
IT系の営業とは?
IT系という言葉は非常に幅広いです。
まず、大きく分けられるのは、相手が作りたいサービスを受注するか、他社の商品を売るか、自社のサービスを売るかです。
- 相手が作りたいシステムを受注する
- 他社の商品を売る
- 自社のサービスを売る
相手が作りたいシステムを受注する
上がいわゆるSI(システムインテグレーター)という仕事です。
相手が作りたいものを作ると契約を受注して、納品までをサポートすることになります。
基本的にある程度の規模の企業に対する法人営業です。
他社の商品を売る
いわゆる代理店営業です。
外資サービスを日本で展開するような販売代理店なものもあれば、コピー機を飛び込みで売るようなものもあります。
自社のサービスを売る
もう1つは自社サービスを売るものです。
Googleの広告を売る、DELLのパソコンを売る、WindowsやOfficeを売るなどです。
基本的には法人ですが、規模は大小さまざまあります。
いい営業と悪い営業の見分け方
差別化の要素があるか
ブラックな営業は、ほとんどのケースで商品が差別化ができていません。
よくあるのは、SI的な仕事でとにかく安く受注してしまったり、飛び込みでコピー機を売るようなものです。
自分の会社のサービスが競合と比べて、優位性がどこにあるかわからない場合には危険です。
商品がよくないと営業は負け戦になってしまいます。
営業の待遇がいいか
会社として儲かっていても、働くのにいい環境かどうかは別問題です。
たとえば、単純営業を効率的にやることで、利益を上げている会社もあります。
営業は良くも悪くも労働集約型になるため、使い捨てのような環境になっている会社もあります。
逆に自社商品が十分に魅力的な場合にも売るのが難しくないため、給料を抑えるケースもあります。
会社や商品の良さと営業として働くのにいいかどうかは別問題だと認識しておきましょう。
会社選びのポイント
評判はチェックする
会社に関しては、必ず個別企業で見るようにしましょう。
東証一部上場企業、外資系IT企業といったくくりで見るのは危険です。
自分が所属していたIT企業は、東証一部に上場していましたが、新卒の営業が半年で半分辞めたこともあります。
口コミサイトを見る
もっとも手軽なのは、口コミサイトでチェックする方法です。
働いている人に話を聞く
人事の人や面接官に質問するのも有効ですが、実際に働いている人にも話を聞きましょう。
詳しく聞くのは内定後がおすすめです。
できるだけ多くの人と話して違和感がないかを判断しましょう。
知人に聞く
直接、その会社に知り合いがいなくても近い業界の人であれば、知っていることも多いです。
知っていそうな人に話を聞いてみましょう。
エージェントを活用する
自力で調べるだけでなく、転職エージェントも活用しましょう。
働きながら会社を調べて、書類を準備して、面接対策をするというのはなかなか大変です。
いくらでも時間があるならいいですが、あまりにも効率が悪いです。
転職エージェントを活用するメリットはたくさんあります。
- 転職の進め方のアドバイスがもらえる
- 自分の市場価値・アピールポイントがわかる
- 転職市場の求人状況がわかる
- 求人を紹介してもらえる
- 行きたい会社に内定する可能性がわかる
- 応募したい会社の評判がわかる
- 書類や面接の対策方法がわかる
僕も3回転職していますが、必ず相談するようにしています。
せいぜい数回しか転職しない自分に比べて、圧倒的に彼らのほうが経験が多いからです。
転職は一回一回が重要なので、失敗を避けたいですよね。
転職初期に相談することで、効率的に転職を進め、成功確率を上げることができます。
転職を検討したタイミングで、カジュアルに自分の市場価値や狙える企業などを聞きましょう。
IT系にも強くておすすめなのは以下のエージェントです。
営業として年収1,000万円以上を目指す
IT系の営業で給料を上げていく方法ですが、2つおすすめのアプローチがあります。
外資を狙う
1つは外資を狙う方法です。
年収1,000万円までは大手企業で年齢が上がっていけば狙えますが、それ以降では厳しいでしょう。
一部上場企業でマネージャーになってやっと1,000万円というレベルです。
一方で、外資では20代でも1,000万円以上の人はいます。
もちろん会社にもよって差はありますが、営業で高給取りの人はIT系の外資企業に勤めている人が多いです。
2,000万円までは十分に狙える範囲です。
わかりやすく外資としていますが、キーエンスなど国内で給料が非常に高い会社を狙うのもありです。
ハイキャリア向けの転職サービスを使う
年収1,000万円以上というレベルであれば、十分に数年で狙えます。
まずは、年収500万円~600万円を目指しましょう。
その上で、ビズリーチやJACなどのハイクラス転職に強いサービスに登録しましょう。
JACは転職エージェントなので、転職を検討しはじめるタイミングで利用するのがいいですが、ビズリーチはとりあえず登録しておきましょう。
職務経歴書を埋めておくとスカウトが普段から来ます。
この質が他のサイトよりもはるかに高いです。
たとえば、直近で自分に来ている案件はこのようなものです。
- 「プリセールス」「コンサルタント」800万円 – 1500万円
- 医療分野SaaS事業開発 1,000万円 + ストックオプション
- デジタルファーム 800万円 ~ 1,500万円
- 【CXO候補|事業開発責任者】 900万円 ~ 1,000万円
- 外資系ソリューションプロバイダー 700万円~1100万円
意外とスタートアップや小規模企業でも待遇がいいものが多いです。
年収600万円以上の人はすぐに登録しておきましょう。
さらに知っておきたいこと
ここでは、IT系の営業のキャリアについて見てきました。
IT営業のキャリアはうまくやれば魅力的なのですが、ブラック企業に捕まると悲惨です。
自分の市場価値を意識して、戦略的にキャリア形成を行っていきましょう。
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