仕事に行きたくない時って誰しもあるのではないでしょうか?
「仕事に行きたくない」というのもいくつかレベルがあります。
本当に突発的で、すぐに解決するものもあれば、恒常的なものや深刻で解決が難しいもあります。
下に行くほど深刻なものです。
- 朝眠くて起きられない
- ふとんから出たくない
- 会社に行くのが面倒
- 仕事が楽しくない
- 上司に会いたくない
- 毎日会社に行きたくない
- 仕事のことを考えると気が重い
- 会社を辞めたい
- 仕事のことを考えると気持ちが落ち込む
- 会社に向かうと、胃が痛くなる
- 仕事のことを考えると涙が出る
自分ももちろん、この経験はあります。
新卒のときに月曜日に会社に行くのが嫌すぎて、テンションの高い曲を大音量でかけてなんとか行きました。
これはまだマシでしたが、本当に会社に行くのが大変な時期もありました。
ここでは、自分の経験も踏まえて、本当に会社に行きたくないときにどうするかを見ていきます。
目次
仕事に行きたくないのは自分だけ?
仕事に行きたくない人は非常に多い
下はアンケート結果ですが、多くの人が「会社に行きたくない」と考えたことがあるようです。
とくに、女性の方が顕著のようです。
Q. 「働きたくない」「会社に行きたくない」と思うことはありますか?
はい 69.4%
いいえ 30.6%出典:マイナビニュース
Q. 「働きたくない」「会社に行きたくない」と思うことはありますか?
ある 88.1%
ない 11.9%出典:マイナビウーマン
自分の周りにはたくさんいた
自分は新卒で営業として働きましたが、その会社では仕事に行きたくないという人がたくさんいました。
ちなみに、営業には100人単位で配属されますが、半年で半分辞める年もありました。
一般的にいうと、ブラックといわれるタイプの会社かもしれませんが、周りにはたくさんいました。
自分は月に1回は本気で退職したいと考えていました。
世間的にもたくさんいる
一例ですが、ここ数年で今まで以上にフリーランスや副業に対する注目が集まっています。
1つの会社に依存するリスクを避けたり、自分の能力をよりうまく活用するためだったりとさまざまな理由があります。
その中には、会社に毎日出社することが苦手だという人もいます。
仕事に行きたくないという感覚は、決して特殊なことではないと知っておきましょう。
仕事に行きたくないの3段階
仕事に行きたくないというときの深刻度には様々ありますが、ここでは単純に3つのパターンにまとめます。
- 低:なんとなく今日は、仕事に行きたくない
- 中:仕事に行くことが恒常的に辛い
- 高:仕事に行くと体調・精神に異常が出る
それぞれを簡単に見ていきます。
深刻度低:今日は行きたくない
まず、一時的で軽い理由のものがあります。
このレベルの行きたくないはよくあるかと思います。
- 今日の朝は特別寒かったから行きたくない
- 寝不足だったからベッドから起きたくなかった
- 今日は進捗会議があるから行きたくない
- プライベートで辛いことがあった
1日ぐっすり寝れば治るもので、一時的に不快といったものです。
深刻度中:恒常的に行きたくない
より深刻度が高く、解決が難しいタイプのものがあります。
セクハラやパワハラも入りますし、仕事や会社とのマッチングが悪い場合もこれに入ります。
- 上司と気が合わないので、会いたくない
- プレッシャーが高すぎて、ストレスで行きたくない
- 会社の雰囲気が自分に合わない
- 仕事が楽しめないので、行きたくない
社内で信頼できる人に相談をしたり、異動や転職を検討したりするレベルです。
深刻度高:恒常的に辛い
さらに深刻度が高い状態もあります。
肉体的、精神的に異常が出ている状態です。本人が自分を客観的に見れないこともあります。
- 社内で上司に怒られないことだけを考えている
- 仕事に行くことを考えるだけで、吐き気がする
- 仕事に行きたくないと朝、涙が出る
- やめたいけど、やめられない
この状態になると、冷静さを取り戻すために、会社から距離を置くのがポイントになります。
いろいろな対処法はありますが、働き続けてしまう人も多いです。
仕事に行きたくないときの対処法
上で見たように、仕事に行きたくないと考えるときの深刻さは人によってかなり差があります。
ここから、それぞれの対処法について見ていきます。
低:行きたくなる方法を作る
本質的に問題がない場合にはちょっとした仕組みを作れるといいです。
軽くテンションが上げられるようなものがいいのではないでしょうか。
- 朝起きたらお気に入りの音楽をかける
- 出社に対して小さなご褒美を作る
- 朝早く行くことを目標にする
- 会社の中で楽しい仕事見つける
- どうしても行きたくないときは、休むというルールにする
自分の場合には、テンションの高い音楽を大音量で聞くようにします。
もしこれで解決しなければ、より深刻な問題の可能性があります。
中:根本的に解決する
心理状態にもよりますが、根本的な解決策を考えましょう。
深刻度が本当に高い場合には、解決を考えるよりも休んだり、気晴らしをして回復するのが重要です。
余裕がある状態を取り戻しましょう。
不満を整理する
冷静になった後は自分の業務や働き方の問題を整理していきましょう。
よくある会社に対する不満は以下のようなものです。
- 人間関係
- 給料
- 役職
- 業務内容
- 人事評価
- 労働条件
- 会社の雰囲気
自分にとって不満度が高いものがなんなのかを知りましょう。
紙に書くのはおすすめです。わかったつもりにならずに、思考がクリアになります。
社内と社外で解決する
本当に深刻度の高い悩みであれば、すでにいろいろと改善するために試しているかもしれません。
もし、それでも改善しないようであれば、会社内で異動したり、会社外に転職したりする選択肢があります。
大企業であれば、社内異動はおすすめです。
部署が変われば、まったく違う会社のようになったり、働く人も変わったりと社内転職のように活用できます。
会社規模的に難しい、制度的に異動は難しいという場合には、転職も考えましょう。
転職に関してはほかの記事でもご紹介しています。
高:休む
この状態では、まず仕事を離れることが重要です。
自分のことだけを考えましょう。
もし、あなたがいなくて仕事が回らないようであれば、会社の責任です。
休職や退職して冷静になるのが最初です。
少し時間が経って、状況を客観的に見れるようになるまで待ちましょう。
無理に続けた結果、体調を崩してしまい、ブランクが長くなってしまうことの方が問題です。
傷は浅いうちに脱出して、十分に回復しましょう。
日本人は、頑張りすぎる人が多いです。
外国人であればとっくに退職する状況でも無理に働き続けてしまう人が多いです。
イギリスでもインドネシアでも、マネージャーや役員などの一部を除くと、一般社員はほぼ全員が定時で帰りますし、気に入らないことがあればすぐに辞めます。
自分が一番大事なので、自分のことだけを考えましょう。
ちなみに、会社ともめている場合でも、退職は一方的な通知で可能です。
内容証明などで送信して2週間が経過すれば、退職は成立します。詳しくはこちらもどうぞ。
あらゆる選択肢を知る
会社で働き続けることだけが選択肢だと思っていると柔軟性にかけます。
フリーランスが増えているという話を紹介しましたが、仕事をしないという選択肢すらあります。
ニートとはどんな感じか?
僕は次の就職先を決めずに退職し、数ヶ月ぶらぶらしていたことが複数回あります。
いわばその間はニートです。実際になってみると最初の1ヶ月くらいはまだいいのですが、それ以降はかなり暇です。
今は元気がない人でも、1~2ヶ月も休んで旅行にでも行けば元気になるものです。
自分の場合には、毎回海外旅行に行きました。ピークを外せるので、かなり安くなります。
後は、平日みんなが働く中、お酒を飲んだり、休日は混んでいるところにいったりしていました。
ブランクも半年を過ぎると、こまかく聞かれますが、2~3ヶ月であれば、海外旅行、海外留学といった理由でカバーできます。
自己都合で退職する場合には失業保険を3ヶ月もらえないので、最低限のお金だけは用意しておきましょう。
また、ハローワークで手続きをしておけば、再就職手当と呼ばれる手当をもらえる可能性もあります。
こちらの記事でも解説しています。
さらに知っておきたいこと
ここでは、仕事に行きたくないというときの心理状態と対処方法について見ていきました。
突発的なものはあまり気にする必要はありませんが、本質的なものは早めに解消したいものです。
他にもキャリアに関するコンテンツがあります。こちらもあわせてどうぞ。