【体験談】第二新卒でも大手企業に転職できる理由!無理・不利は思い込み

新卒で大企業に入れなかった人、実際に働いてみて大企業に入りたいと思った人は、第二新卒がチャンスです。

実はこの時期に入社できる大手企業は多いです。

ここでは、第二新卒で大手企業に転職できる背景とそのためのポイントを解説していきます。

大企業は第二新卒を採用しているのか?

採用意欲は高いのか?

大企業でも新卒で十分に採用できなかったり、離職者の補充などの目的で第二新卒採用を行う会社は多いです。

マイナビジョブ20’s によると、今後も第二新卒に対しても同程度、あるいはより積極的に取り組もうとしている企業が6割以上となっています。

 

出典:マイナビジョブ20’s

実際に採用しているか?

リクナビNEXTで検索すると、いわゆる大手企業の求人が第二新卒に対応しています。

一例ですが、このような企業は知っている人も多いと思います。

ドン・キホーテ、ヤフー、セコム、キーエンス、ソニー、日立製作所、ブリヂストン、アデコ

ほかにも上場企業だけで相当数の求人があります。

求人の観点から見ると、十分に転職の選択肢はたくさんあるといえるでしょう。

なぜ大企業は第二新卒を採用するのか?

大企業での第二新卒の採用理由はおもに以下の2つです。

  • 新卒採用のときに十分な人数を採用できなかった
  • 新卒入社した社員の退社などで人員補充が必要になった

若者の数は今後も減っていきますし、就活のルールも変わっていくので、このような傾向は続くでしょう。

第二新卒の転職成功体験談

大企業⇒大企業

Nさん

新卒で入社した大企業では、社内向きの業務に配属されました。
それなりに仕事はあり、待遇にも不満はありませんでしたが、スキルや経験はかなり会社依存のものでした。
このままでは、まずいと思い、社内での異動を考えましたが、新卒は最初の3年間は異動願いが出せないという制度でした。
人事にも相談しましたが、どうやら難しいようで、転職を考えました。
結局、2年目のときに同業他社に転職をしました。
そこでは、志望していた外向きの営業職に就くことができ、今は満足して働いています。

大企業では、配属によって大きく業務内容が変わります。

大量採用の場合には、就職というよりも就社の側面が強くなるので、個人の要望を考慮することは難しいです。

社内異動の可能性を考慮したうえで、難しければ転職をするのも選択肢の1つとなります。

中小企業⇒大企業

Bさん

新卒で入社した会社は中小企業でした。会社の雰囲気はよかったのですが、ぬるま湯で働いている感覚で、大企業に就職した友人の話を聞いて、このままではいけないと考えて、3年目に大企業に転職しました。
最初は、社内のルール・MTGや勤怠・経費精算など前職ではなかったものに慣れるのが大変でしたが、優秀な社員が多いことと、少しずつ重要な案件を任されるようになり、満足しています。

中小企業は、よくもわるくも安定しています。

さまざまな業務を経験できたり、実務をどんどん学ぶことができたりというメリットは確かにあります。

一方で、働いている社員のレベルや関わることのできる案件などは大企業に比べると、小さいものになりがちです。

大企業⇒ベンチャー企業

Hさん

ベンチャー企業と大企業で非常に悩みましたが、結局、新卒でなければ入社が難しそうな家電メーカーに入社しました。
いざ入社してみると、実務に携わるまでに研修が多かったり、社内のさまざまな手続きやルールがあったりして学生時代にインターンしていたベンチャー企業と比べると、成長が遅くなってしまうのではないかと考えるようになりました。
1年が経ったタイミングで、転職し、前に働いていたベンチャー企業で働き始めました。
こちらのスピード感の方が自分には向いているようです。

大企業に入社してみて、やっぱり自分には合わないと考えて転職する人もいます。

とくに積極的にベンチャー企業でインターンしたり、起業したり、学生団体を立ち上げたりしたタイプの人にはよく当てはまります。

一方で、なんとなく大手企業が嫌でベンチャー企業で働くタイプの人は合わないケースもあります。注意しましょう。

第二新卒の転職失敗談

大企業⇒ベンチャー企業

Kさん

もともと新卒で大企業に入社し、2年ほど働きました。
仕事には満足していて、会社で賞をもらったこともあるのですが、ベンチャー企業で働く友人がマネジメントをしたり、新規事業をしていたりするのを見ていて、自分も力を試してみたいと思ってベンチャー企業に転職しました。
いざ、転職してみると想像以上にスピードが速く、業務範囲も広く、なかなか思ったような働きができていません。
このまま続けるのか、転職するかを最近考えています。

大企業からベンチャー企業への転職はかなり変化が大きいです。

ベンチャーといっても本当に10人前後の会社から100人を超えるような会社までさまざまです。

小さい規模であれば、1人で複数職種の責任者をしたり、チームを兼務したりすることは多いです。

まずは、休日に働いてみたり、友人の会社を手伝ってみたりして本当に自分に合っているのかを確かめるようにしましょう。

ベンチャー企業⇒大企業

Fさん

先輩に誘われて、就活もそこそこに新卒ではベンチャー企業で働きました。
最初は充実していたのですが、段々と業務にもなれてきて、自分がもっと成長できる環境があるのではないかと思うようになりました。
もっと仕組みが整っていたり、優秀な人と働いたりするほうがいいのではないかと考え、転職を考えました。
いくつか内定をもらい、その中でも風通しが良いといわれる会社に入りました。
実際に入社してみると、確かに仕組みはしっかりしていますが、自分が大型の案件を担当できるまでにはかなり時間がかかることがわかりました。
また、10年上の先輩が自分と同じような仕事をしていて、心配になっています。

ベンチャー企業から大企業もギャップは大きいです。

新卒で大企業を選択肢しなかったことに対する後悔を多少なりとも感じている人は多いです。

そこで、転職しますが、自分が主体的に進めたり、スピード感をもって事業をしたことがある人は、なかなか慣れないというケースもあります。

周りの評価を気にせずに、自分にとって大切なものをという軸で考えると、ミスマッチは減るはずです。

転職成功のポイントはなにか?

よくある失敗パターンを知る

上でも少し見ましたが、第二新卒にありがちな失敗なパターンというのはあります。

いくつか列挙します。

  • とりあえず今の場所をやめたいから転職する
  • とりあえず、今の仕事を退職してしまう
  • 過度にプライドが高い
  • 自信がない
  • イメージで転職をしてしまう
  • 会社の評判をチェックしない
  • 転職活動をなめている
  • 新卒のときと同じような転職の進め方をしてしまう

ほとんどは準備不足によるものです。

第二新卒転職のポイントを押さえた上でしっかり準備すれば、大部分は防げます。

自己分析をする

新卒のときにしている人も多いかと思いますが、せっかく働いて気づいたことも多いでしょう。

最低限、このようなことは答えられるようにしましょう。

  • なぜ退職したいのか?
  • 入社したときに思っていたことと、どのようなギャップがあったのか?
  • 今の会社で満足していることと、不満を持っていることはそれぞれなんなのか?
  • 自分にとってもっとも重要な要素はなんなのか?
  • 長期的にどのような仕事をしていきたいのか?

このプロセスは軽視されがちですが、唯一、他の人がサポートできないことです。

何度も転職を繰り返してしまわないように、しっかり分析をしておきましょう。

求人探しをする

新卒のときには、リクナビやマイナビに登録する人も多いかと思います。

転職のときにもリクナビNEXTマイナビ転職に登録するのは問題ありません。

ただ、これだけだとあまりにももったいないです。

転職活動では使えるサービスは新卒のときよりも多いです。

スカウト系のサービス

求人は自分から探す方法だけでなく、登録しておいて連絡を待つ方法もあります。

  • Facebookで登録できで、求人がレコメンドされるSwitch
  • 自分の市場価値がわかり、スカウトも送られるMIIDAS(ミイダス) 

こうしたサービスもぜひ活用しましょう。

転職エージェントの提案

新卒のときには自分で探す人も多いですが、転職では転職エージェントが非常に有効です。

あなたの代わりに、あなたにマッチした求人を紹介してくれます。

また、第二新卒の転職では注意をしないと、未経験OKのブラック企業などに入社する危険もあります。

パソナキャリアdodaなどの転職エージェントに相談して、求人を紹介してもらいましょう。

選考対策をしっかりする

選考対策も書類・面接の対策をするかどうかで大きく結果が変わります。

サイト内でもこのようなコンテンツを用意しています。

職務経歴書や転職面接ならではの質問はしっかり対策しましょう。

ただ、作成した書類をチェックや面接の対策などは、転職エージェントの方が確実です。

パソナキャリアdodaWORKPORTなどの転職エージェントでしっかり見てもらいましょう。

自力で進めない

就活と転職の大きな違いは、プロに相談できることです。

ただでさえ、転職ではやることがたくさんあります。

  • 自己分析
  • 求人探し
  • 書類対策
  • 面接対策

在職中に進めるとなると、就活のときのように何十社も面接に行くということは難しいでしょう。

自己分析はあくまでも自分の仕事ですが、求人探しに書類対策、面接対策をしていると多大な時間と労力がかかります。

求人探しや選考対策は、サービスを活用することが大事です。

転職エージェントは必ず利用したい

求人探しは、転職エージェント以外の方法もありますが、書類・面接対策をサポートするサービスはほとんどありません。

自動で書類を添削したり、面接を分析したりするサービスは今のところありません。

転職エージェントが唯一の選択肢です。

僕自身、過去3回のすべての転職でエージェントに相談しています。

それは、彼らしか持っていない情報や彼らしかサポートできないことがたくさんあることを知っているからです。

たとえばこのようなものです。

  • 転職の進め方
  • 該当業界・業種の求人状況
  • 自分の市場価値・アピールポイント
  • 自分の希望に合った求人
  • 行きたい会社に内定する可能性
  • 選考書類の書き方・チェック
  • 面接対策のアドバイス

結果的に、転職エージェントを活用しないで転職する選択肢はあります。

それでもプロから無料で転職のアドバイスをもらえる機会を捨てるのはあまりにもったいないですよね?

少なくとも転職を数回しか経験しないあなたよりも、彼らははるかに多くの人の転職をサポートしています。

また、大企業はオーソドックスな対策が非常に有効です。

転職は成功確率を少しでも上げるために、転職エージェントに必ず相談しましょう。

いくつかおすすめの転職エージェントを紹介します。

さらに知っておきたいこと

    ここでは、第二新卒で大企業に転職する方法を見てきました。

    新卒でないと大企業は入れないといわれることはありますが、そんなことはありません。

    ぜひ知識を身につけて、よりよいキャリアを目指しましょう。

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