職務経歴書の職務要約の書き方!ポイント・サンプル・例文付。複数社・転職が多い場合も

職務経歴書で題名や氏名の下に来るのがこの職務要約です。

採用担当の人が最初に目にする情報もここです。

この部分の書き方次第で、あなたに対する印象が大きく変わります。

あまりにも羅列すると履歴書の職歴のようになりますし、アピールが強いと短い自己PRになってしまいます。

ここでは、職務要約の書き方について解説します。

職務要約の書き方の3つのポイント

1.経歴を網羅的に書く

職務要約は要約ですが、それまでに4種類の仕事をしている場合には4種類を書くことが望ましいです。

ただ、あまりにも在籍期間が短かったり、実績が話しにくかったりする場合にはさらっと触れるようにしましょう。

2.興味を持たせる

履歴書を見れば、あなたがどのような仕事をしてきたかはわかります。

ここでは、さらに興味を持ってもらうことが重要です。

とくに、あなたのキャリアの中でも自信があるものは数字を出したり、少し長めに触れたりして、ここで強調しておきましょう。

面接のときに話題になりやすくなります。

3.自然にアピールする

自己PRではないので、職務要約では、あくまでもさらっと言及することが重要です。

具体的な成功要因は履歴書や職務経歴書で自己PRに記載したり、面接のときに説明したりするようにします。

同様に志望動機などもここに書く必要はありません。

履歴書や職務経歴書の別の部分に書いておきましょう。

具体的な書き方のポイント2つ

1.文字数は300文字前後

あなたの経験した仕事の数にもよりますが、多くても400文字は超えない程度、可能であれば300文字前後で収められるといいでしょう。

長すぎると読むのが大変ですし、短すぎるとわざわざ書く意味がありません。

2.事実を端的に書く

要約は新聞の社説でも書くように、事実を端的に書きましょう。

短い文章で多くの内容が伝わるようにします。必要であれば、熟語や体言止めを使っても構いません。

職務要約の例文・サンプル

具体的な事例を紹介します。

転職が多い・複数社を経験した人の場合

営業、営業企画、事業開発、マーケティングという4つの仕事を経験した人の場合です。

新卒で〇〇株式会社に入社。2年間ほどITソリューションの営業に従事。100人の営業マンの中でトップ10の成績をキープ。その後、営業企画に異動。新商品開発、オペレーション改善、メンバー育成の仕組み化で営業全体の1人あたり売上を110%増加に貢献。転職し、SEOコンサルティングの会社で法人向けに事業開発・ディレクションを担当。新規のコンテンツ制作部署を立ち上げ、10人程度をマネジメント。予算・戦略策定、組織体制の構築、マーケット分析など企画から実行まで幅広く担う。部署売上を1年間で2倍以上に伸張し、部長に昇進。その後、法人向けマーケティングも兼任。自社メディアの構築やセミナー実施、リスティング広告の効率化などで1社あたりのクライアント獲得費用を20%削減。(330文字)

ここまですべての業務に対して、実績を載せる必要はありませんし、字数に余裕がある場合には「入社しました」などとしても構いません。

何をしたか、どういう結果だったかということを4つの仕事についてそれぞれ書いています。

営業以外の仕事の場合には、「○○というプロジェクトのリーダーを務め…」、「〇〇というツールを導入し…」などを実績として書きましょう。

販売職・営業・事務経験者の場合

新卒で〇〇株式会社に入社。4年間ほどアパレル販売に従事。顧客への接客に加え、商品の仕入れや陳列なども担当。強化販売商品の販売にて全国1位を獲得し、店舗マネージャーに昇進。店舗スタッフ5名のマネジメントを行い、店舗全体の売上を管理。その後、XXXX年に転職し、△△株式会社で営業職に従事。企業向けに自社のメディア広告の販売を行う。月間ギネス記録を獲得し、営業事務のマネージャーを兼任。部下1名のマネジメントを行い、営業スタッフ10名の営業活動をサポート。売上数値の管理や請求書・領収書等の書類対応をツールを導入し、効率化を実現。(263文字)

2社で3職種程度の経歴であれば、コンパクトにまとめると、300文字以内でも可能です。

さらに知っておきたいこと

プロのサポートを受けましょう

履歴書は書類選考後も使われる

履歴書や職務経歴書などの選考書類はこまかいルールやマナーが多いです。

また、書類選考だけではなく、書類選考通過後の面接でも参考にされる重要な資料です。

ここで、ベストな志望動機や自己PRを選ばないと後から修正するのは困難ですし、その選考対策の方法も企業ごとに異なります。

自分で対策するのは構いませんが、自分一人で考えるよりもプロのサポートを得て効率的に進めましょう。

転職のアドバイスは価値が高い

僕も3回転職をしていますが、転職のときには必ず転職エージェントに登録します。

それは彼らから提供される転職市場の話や選考に関するアドバイスが非常に有用だからです。

転職サイトでも求人は探せますが、アドバイスをくれる人はいません。

書類で落ちても、面接で落ちてもフィードバックはもらえません。

転職エージェント経由の場合には落ちた理由に関してもわかります。

いいエージェントであれば、あなたが直接応募をして落ちたところでも選考に進めることもあります。

転職エージェントをうまく活用できれば、転職の成功確率が上がります。

書類対策に強い転職エージェントがこちらです。

ぜひ相談してみてください。

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ここがうまく書けていると、採用担当の人が重点的に見るポイントがわかりますし、残りの部分もポジティブに見てもらえます。

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