履歴書に得意科目や得意学科といった項目があることがあります。
本当の得意科目を書くべきなのか、仕事に関連するものを書くべきかなのかなど悩むかもしれません。
ここでは、履歴書の得意科目や得意学科、好きな科目や好きな学科と書かれた欄でどう書いた方がいいかを解説します。
目次
得意科目・好きな学科はすべて自己PR
趣味や特技は人間性を見せるという方法もありますが、得意科目は明確に自己PRにつなげましょう。
得意な科目・好きな学科などいろいろな書き方がされている場合もありますが、あまり文言を気にする必要はありません。
科目や学科を使ってもっとも自己PRができるように書いてください、と読み替えましょう。
転職の場合
あなたが社会人経験が一定程度あり、履歴書が会社から指定されていない場合には、好きな科目といった欄がない履歴書を選ぶのも一つです。
逆に、あまり経歴に自信がない場合には、こうした内容をしっかり埋めて印象を少しでもよくしましょう。
得意科目を書くポイント
書いていく上でいくつかポイントがありますので、押さえておきましょう。
- 本当に好き・得意なもの
- エピソードなどで補足ができるもの
- 実務につながるもの
程度はともかく、本当に好き・得意なものを選びます。具体的な質問が来たときなどに対応できたり、熱量高く説明できるようにしましょう。
実務のことだけを考えて選んでしまうと、うまく答えられない可能性があります。同時に、業務に結びつけることが難しいものも避けましょう。
具体的な書き方・例文
具体的なものをいくつか挙げます。
経営学
私の得意分野は経営学です。もともと企業の戦略や大企業のマネジメントに興味があり、書籍を読んだり、上場企業の決算説明資料を読んだりして勉強しました。ゼミでも経営戦略論を勉強し、さまざまな企業の戦略や意思決定について議論しました。学んだ知識を知識で終わらせることなく、実践する中で高め、会社に貢献できるかと思います。
英語
私の得意科目は英語です。高校生のときに短期留学に行ってから英語でコミュニケーションを取ることの楽しさを知り、大学では1年間留学に行きました。積極的にいろいろな人に話すようにした結果、英語力は向上し、英語のスピーチコンテストで優勝し、英語で論文も書くことができました。貴社でも英語力を活かして、サービスを世界に広めていければと思っています。
心理学
私の得意科目は心理学です。もともと人がどのように考え、行動するかということに興味があったことと、将来的にマネジメントに役立つのではないかという考えで、勉強するようになりました。心理学の理論を学ぶだけでなく、卒業論文の際には、実際に心理学の実験も行い、最高評価を取りました。この経験を他者とのコミュニケーションや部下のマネジメントに活かして、貴社に貢献できると考えています。
さらに知っておきたいこと
履歴書では一見、なんともないような質問でもすべて選考に使われます。これは書類選考だけでなく、その後の面接などでも活用されるということです。
十分、注意して自分を魅力的にアピールできるようにしましょう。
履歴書の全体的な書き方についてはこちらで紹介しています。
プロのサポートを受けましょう
履歴書や職務経歴書などの選考書類はこまかいルールやマナーが多いです。
また、書類選考だけではなく、書類選考通過後の面接でも参考にされる重要な資料です。
ここで、ベストな志望動機や自己PRを選ばないと後から修正するのは困難ですし、その選考対策の方法も企業ごとに異なります。
自分で対策するのは構いませんが、自分一人で考えるよりもプロのサポートを得て効率的に進めましょう。
僕も3回転職をしていますが、転職のときには必ず転職エージェントに登録します。
それは彼らから提供される転職市場の話や選考に関するアドバイスが非常に有用だからです。転職サイトでも求人は探せますが、アドバイスをくれる人はいません。
書類で落ちても、面接で落ちてもフィードバックはもらえません。転職エージェントの場合には落ちた理由に関してもわかります。
いいエージェントであれば、あなたが直接応募をして落ちたところでも選考に進めることもあります。
選考対策に強い転職エージェントをいくつか紹介しますので、最低2社、可能であれば3社ほど登録してみて合ったところを活用していきましょう。
それぞれの強みはありますが、一番はエージェントとの相性です。もっとも合う人とコミュニケーションをしていきましょう。
“履歴書の得意科目・得意学科・得意分野の書き方!自己PRにつなげる方法” への1件のフィードバック