免許・資格の欄はただ思いついたものを列挙しているだけになっていませんか?
なにも持っていない場合には難しいですが、内容によってはアピールポイントになります。
職務経歴書に記載しないことも多いので、履歴書でしっかり伝えられるようにしましょう。
目次
免許・資格の書き方
- 免許を先に書き、その後に資格を書くのが基本だが、柔軟に変えてもいい
- すべてを書く必要はない
- 略さずに正式名称で記載する
- 資格の種類やレベルなども忘れずに記載する
- 勉強中のものも記載可能
- ない場合には、「特になし」と記載する
免許や資格のポイントは重要なものを優先してアピールすることと、種類やレベルについても忘れずに書きます。
免許、資格という順番で書く、時系列で書くなどの方法もありますが、重要な順に書いても問題ありません。また、あまり業務に関係がないものを無理に書く必要はありません。
履歴書が読む人にわかりやすく、アピールが伝わりやすいものにしましょう。
ない場合には、特になしと記載しますが、もし勉強中のものであればアピールになるので書いておきましょう。一般的なものに関していくつか取り上げて見ていきます。
自動車運転免許
自動車の運転免許にはさまざまな種類があります。
一種と二種があり、一種は自分が運転するもので、二種は他人を乗せて収益を得るために必要なものです。一般的に免許を持っているというときには一種の普通免許を指します。
普通免許のみを持っている人は取得年月は免許証の左下の他という箇所に記載があるものを記載します。このようになります。
平成○年△月 普通自動車第一種運転免許
普通免許以外に関しても記載したい方はこちらも参考にしてみてください。
履歴書の運転免許証の書き方!普通自動車・中型・大型からAT/MTまで
英検(実用英語技能検定)
英検と略されますが、実用英語技能検定と略さずに書きましょう。何級から書くのかは悩ましいですが、英検2級(高校卒業程度)は書いても問題ないでしょう。
英検3級(中学卒業程度)は書かないのが一般的です。準2級(高校中級程度)は英語が重視されない職場であれば書いてもいいでしょう。
英語力が重視される職場であれば、2級より下は書くとネガティブになる可能性があるので、避けましょう。具体的にはこのように書きます。
平成○年△月 実用英語技能検定○級 合格
TOEIC
TOEICはTest of English for International Communicationの略語ですが、履歴書もTOEICと記載してしまって問題ありません。
990点満点で平均点はだいたい550~600点あたりです。何点以上を書くかはいろいろな考えがありますが、少なくとも平均点を上回る600点がボーダーと考えられています。
ただ、実態としては600点はあまりいい数字とはいえないので書かないほうがいいかもしれません。肌感ですが、新卒で600点、中途で700点、英語が重視される場合には800点は欲しいです。
それ以下の場合には、書かなくてもいいでしょう。ちなみに、TOEICは筆記試験で、実務とはかい離があります。
本当に英語を重視する会社では別途、筆記試験や英語面接があるので、TOEICの点数はあまり気にしなくて大丈夫です。このように書きます。
平成○年△月 TOEIC公開テスト 800点取得
漢検
パソコンが普及したため、漢字を覚えるメリットはだいぶ薄れてきたように思います。
漢検がどこまでプラスになるかはわかりませんが、2級(高校卒業程度)以上を取得している場合には記載しましょう。このように書きます。
平成○年△月 日本漢字能力検定 ○級合格
秘書検定
事務職や秘書職に応募する方は秘書検定を持っている人もいるかと思います。
秘書検定に関しては、中学や高校などの目安がないため、3級でも書いてしまって問題ありません。
ほかの資格がたくさんある場合には省略してもいいかもしれませんが、多くない場合にはこれによってネガティブになることはないので、書きましょう。
平成○年△月 秘書技能検定 ○級合格
簿記(日商簿記)
簿記に関しても書いておきましょう。ビジネス系の学部の人は取得している人も多いでしょう。
2級以上が好ましいと考える人もいますが、こちらも3級以上であれば書いて問題ありません。貸方・借方や減価償却といった会計概念を3級でも学ぶので有益でしょう。
未経験で経理に転職するときなどは、2級までとっておくといいです。
平成○年△月 日商簿記検定試験 ○級合格
さらに知っておきたいこと
免許・資格の欄はさっと見られることが多いです。それでも、免許や資格はそれなりの時間や費用をかけて取得したものです。
業務にあまりに無関係なものはよくありませんが、極力埋めるようにして魅力的な履歴書にしましょう。
プロのサポートを受けましょう
履歴書や職務経歴書などの選考書類はこまかいルールやマナーが多いです。
また、書類選考だけではなく、書類選考通過後の面接でも参考にされる重要な資料です。
ここで、ベストな志望動機や自己PRを選ばないと後から修正するのは困難ですし、その選考対策の方法も企業ごとに異なります。
自分で対策するのは構いませんが、自分一人で考えるよりもプロのサポートを得て効率的に進めましょう。
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それぞれの強みはありますが、一番はエージェントとの相性です。もっとも合う人とコミュニケーションをしていきましょう。
“履歴書の免許・資格の書き方!普通運転免許・英検・TOEIC・秘書検定まで” への2件のフィードバック