履歴書を書くときにテンプレートで悩むこともありませんか。
実は履歴書のフォーマットはそこまで重要ではないのですが、失敗したくないという思いから考えすぎてしまう人もいると思います。
ここでは、具体的なテンプレートとフォーマットに加えて、なにが重要で、なぜそれがいいのかをご説明します。
目次
おすすめ履歴書フォーマット・雛形(Word, Excel, PDF)
履歴書テンプレートをダウンロード
早速、こちらがテンプレートです。ダウンロードしてそのまま使えます。
PCで作成する場合には、ワードやエクセルのもので、印刷する場合にはPDFでそのまま印刷可能です。
おすすめバージョン(JIS形式ベース)
万人向けのおすすめのものです。基本情報・職歴・学歴などに加えて、1つだけ自由記述欄があります。おすすめの理由は以下で説明しています。
フルバージョン
どれだけ時間を書けても魅力的な履歴書を作りたい人向けです。おすすめのものに加えて、趣味・特技・自己PRの欄があります。
履歴書の位置づけ・ポイント
転職活動における履歴書の位置づけはどのようなものでしょうか?
僕は転職を3回しており、採用の面接官をしていたこともあるので、両方の立場の気持ちがわかります。
それぞれの立場で見るとこのようになります。
採用側・応募側の考え方
- 履歴書の重要度はそこまで高くない
- 職務経歴書の目次として見る
- 応募者の写真を見る
- 志望動機などの自由記述欄を少し見る
- 短期の離職や長い空白期間など違和感がないかは見る
- 受ける会社の分、作成する必要があって手間がかかる(面倒)
- 手間を減らしたいが、1つ1つ真剣に作る必要がある
- 志望度が高い企業にはちゃんとアピールしたい
採用側は実は履歴書をそこまで重視していません。なんとなく経歴・写真・自由記述欄は見ますが、細かいことは職務経歴書で見ます。
確かに履歴書で変なところがあると気になります。
たとえば、志望動機が明らかにコピペであったり、写真がスマホかなにかで取ったものだったり、離職期間が異常に長かったりする場合には注目します。
ただ、若手であっても学歴・職歴、志望動機、写真だけで判断するのは難しいですし、経験があるならなおさら履歴書だけではよくわかりません。
もちろん、写真を見てなんとなく好青年だなという印象を受けたり、手書きの場合には字がきれいだなと思うことはあります。
ただ、そこまでプラスになることはありません。
ポイント
つまり、応募者から見たポイントは3つあります。
- できるだけ減点されないようにする
- できるだけ手間をかけない
- アピールできる要素は残しておく
履歴書での加点は難しいので、減点を避けるようにすることと、手間をかけすぎないということです。上のフォーマットはこれを踏まえて、お勧めしています。
そこについても見ていきます。
おすすめのフォーマット(JIS規格準拠)がいい理由
最初にご紹介したおすすめフォーマットはJIS規格に準じて作成したものを紹介しています。
JIS規格とは
JISとは、 Japanese Industrial Standardsの略で日本工業規格を意味します。国家標準の1つで、品質の改善や安全性の向上を目指して作られている規格です。
要は、勝手に民間各社や個人が作成するよりも標準を定めたほうが都合がいいので作られています。
なぜいいのか?
なぜJIS規格のものがいいかというと、シンプルに上の2つの要素を満たすことが簡単だからです。
まず、減点されにくくするためには、書く項目や量が少ないことが重要です。履歴書はフォーマットによっては、特技・趣味・自己PRなどが欄に分かれているものがあります。
このように多岐に渡る項目に触れるには、1つ1つ書き方に注意する必要がありますし、単純に時間もかかります。
逆に志望動機欄など自由記述欄がほとんどないものもありますが、これはこれで違和感が残ります。
楽をするためにわざと消しているのではないかと思われるのもあまりよくないですよね。
JIS規格のものでは、1つだけ自由記述欄があるので、そこでアピールもできますし、たくさんの項目を書く手間もリスクもないので、都合がいいわけです。
余裕がある人はフルバージョンも
上で紹介したフルバージョンの方では、趣味・特技・自己PRといった欄も設けています。
もちろん、履歴書はしっかり書いておくに越したことはありません。
ただ、転職では履歴書以外にも職務経歴書、面接対策、求人検索などやれることはたくさんあります。
そちらを優先したほうがいというのが個人的な意見です。
ただ、すべて完璧にしたい、普通のアプローチでは書類に通りそうにないというときはこうしたアプローチもいいでしょう。
他人にチェックしてもらう
ここまで見てきたように、履歴書ではいかにミスをせずに、手間もかからず、多少アピールができるかという点が重要です。
最も早いのが他の人に見てもらう方法です。
履歴書や職務経歴書などの選考書類はこまかいルールやマナーが多いです。
さらに、書類選考だけではなく、書類選考通過後の面接でも参考にされる重要な資料です。
ここで、ベストな志望動機や自己PRを選ばないと後から修正するのは困難で、その選考対策の方法も企業ごとに異なります。
プロのサポートを受けましょう
自分で対策するのは構いませんが、自分一人で考えるよりもプロのサポートを得て効率的に進めましょう。
自分では気づかない点に関するアドバイスをもらえます。
たとえば、書類のアドバイス以外にも、このようなメリットがあります。
- 転職市場の状況
- あなたの市場価値
- あなたが受かりそうな仕事
- あなたが興味のある仕事の内部事情
- 面接に対するアドバイス
非常に有効な情報とアドバイスがたくさんもらえます。
自力で転職サイトでも求人は探せますが、転職のアドバイスをくれる人はいません。
書類で落ちても、面接で落ちてもフィードバックはもらえません。
転職エージェントの場合には、落ちた理由に関してもわかります。
いいエージェントであれば、あなたが直接応募をして落ちたところでも選考に進めることもあります。
僕も3回転職をしていますが、転職のときには必ず転職エージェントに登録します。
おすすめの転職エージェント
選考対策に強い転職エージェントをいくつか紹介しますので、ぜひ相談しましょう。
書類も面接もしっかり対策できれば、成功には大きく近づきます。
やはり大手の転職エージェントが安心です。
あわせて活用したいサービス
自分のペースで探したいという人は転職サイトのリクナビNEXTを活用しましょう。
転職する人のほとんどが使う転職サイトで、登録しておくだけでスカウトももらえます。
また、ミイダスというサービスは登録するだけで市場価値がわかり、起業からスカウトを受けることもできます。
転職は頻繁にするものでもないので、あらゆる選択肢について検討しましょう。
よくある疑問
志望動機なしはありですか?
志望動機について触れるメリットは明確にあります。
あなたが、若手であったり、その業務の経験が少なかったりすると経験でのアピールが難しいからです。
未経験職種への転職の場合などは他の部分での判断が難しいので、書いておきたいです。
経験が豊富な場合にはさほど問題がないかもしれませんが、昔ながらの会社ほど形式的なことを気にするので注意しましょう。
写真なしでも大丈夫ですか?
写真は絶対にあった方がいいです。
履歴書においても非常に重要なポイントなので、必ず準備するようにしましょう。
自作するのはありか?
どうしてもこだわりがあるという人は自分で作ってみるのもありです。
また、テンプレートはたくさんありますので、そうしたものから選ぶ方法もあります。
一番、重要なのはあなたのアピールポイントが書けて、ネガティブなものを書かないで済むものです。
ただ、必要事項がなかったり、奇抜すぎるものは避けましょう。
履歴書の書き方は?
履歴書の書き方については別記事でも詳しく説明しています。こちらもあわせてどうぞ。
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