転職をするからには絶対に成功させたい、失敗したくないと思う人も多いでしょう。
僕は3ヶ月で転職するという失敗を含めて、合計3回の転職を経験しました。
業界の影響もあり、周りで転職する人も多いです。
うまくいくパターン・うまくいかないパターンもたくさん見ています。
今回はうまくいかせるため12個のコツを見ていきます。
1.転職のタイミングがいい
転職はタイミングも重要です。
あなたがしたいときにするのが基本ですが、考慮しておいた方が良い要素もあります。
転職市場よりも以下のような個人的な問題の影響の方が重要です。
- 私生活に大きなイベント(結婚・引っ越し・手術など)が控えている
- 転職回数が多くなっている
- 在籍期間が短い
- 昇進、昇給を控えている
転職は大きな変化なので、ほかのできごととかぶるときは避けたほうがいいでしょう。
また、転職回数や在籍期間が短い場合には不利になりやすいです。
今の会社で待遇が上がるなら残るという選択肢があるかもしれません。
詳しくはこちらの記事でも解説しています。
2.保険を持っておく
若いうちは勢いに任せた転職・退職でもどうにかなる傾向はあります。
それでも、保険を持っておくことは重要です。
一番は転職先が決まる前に退職しないことです。無駄にリスクを増やすことになります。
ほかにも保険のタイプはいくつもあります。
- 知り合いの会社に入れるようにしておく
- フリーランスでも稼げるようにしておく
- しばらく生活できる分を貯金しておく
失敗したときに致命的な状況にならないことがわかっていれば、精神的に落ち着いて活動に望めます。
もちろん、自分を追い込むという方法で成功してきた人の場合には、その選択肢もありえるでしょう。
自分に合った方法が一番です。
この記事でも会社の退職はメリットの割には、デメリットが少ないということを紹介しています。
3.転職する理由と目的が明確
転職することが目的になってしまう人もいます。
なんとなく嫌になったため、なんとなくこのままではいけない思ったから転職する人がいます。
何かを変えなくてはいけないと感じたとき、その何かを深掘りしていないと転職先で同じ問題が発生したり、こんなはずじゃなかったと思う可能性があります。
転職をするときには、目的意識を明確にしておくことが必要です。
逃げの転職と批判されるタイプの転職がありますが、個人的には逃げ自体に問題があるとは思っていません。
ただ、逃げることで頭がいっぱいになると、転職理由や目的意識がおろそかになりがちです。
再びすぐに転職することになりかねませんので注意しましょう。こちらの記事でも解説しています。
4.自分の価値観が明確になっている
直接的な転職理由ではないものでも、あなたの価値観は明確化しておいたほうがいいです。
これはアパート探しなどと同じですが、求人でもあなたに完璧に当てはまるものを探すのは難しいです。
バス・トイレ別が絶対なのか、駅から徒歩5分以内が絶対なのか、部屋が8畳以上が絶対なのか、逆に何が妥協できるのかを考えておきましょう。
たとえば、以下の要素の中であなたにとって重要なものはどれでしょうか?
- 人間関係
- 給料や福利厚生
- 労働条件(残業・休日出勤なども)
- 労働環境
- 業務内容
- 将来性
こうしたものの優先順位付けができている人は、失敗を避けやすくなります。
5.企業のことを十分に知っている
企業のことを詳しく調べるのも重要です。
自分が知っている企業に応募するのもいいですが、転職サイトや転職エージェントは積極的に活用しましょう。
あなたがどれだけ明確な目標を持っていても、企業の分析が足りなければ、最適な転職先を見つけることは難しいです。
自分の知っている範囲だけではなく、幅広く探すことを心がけましょう。
転職サイトを活用する
リクナビNEXTやマイナビ転職などの転職サイト活用は基本です。
登録企業数が圧倒的なので、普段から登録しておいて、企業からのスカウトをもらいましょう。
転職エージェントを活用する
リクルートエージェントやパソナキャリア
などの転職エージェントも活用しましょう。
自分では気がつかない求人提案に加えて、内定のための選考対策もサポートしてもらえます。
内情も調べる
企業の実態をちゃんと調べないために、ブラック企業などに入社してしまうリスクがあります。
面接の質問で確かめる方法もありますが、実態と違う説明をされたり、はぐらかされてしまったりするリスクはあります。
ある程度の規模、採用を行っている会社であれば、オンラインで情報が手に入ることも多いです。
Vorkersや転職会議でなどのクチコミサイトを使い、企業の評判を確かめるようにしましょう。
6.十分な企業に応募している
よくあるのが、不安や高望みから応募数が少ないことです。
ある程度の年齢や役職になってからの転職の場合に、転職市場での価値とその本人の価値がかい離してしまっていることがあります。
求人を絞りすぎると応募数が減ってしまい、なかなか決まらなくなります。
落とされるのが怖いから2ヶ月で2社しか受けないという人もいます。
どれだけ相性がよくても採用は人間が行うもので、絶対はありませんし、ある程度の応募数が必要だと認識しましょう。
7.書類選考の対策ができている
選考対策も重要です。
だいたいどの企業の場合でも、
- 履歴書
- 職務経歴書
の2点で書類選考されます。
ここを通らないと面接にまでいけませんし、面接でも使われる資料です。
職務経歴書は超重要
職務経歴書は経験した仕事の詳細を書くもので、履歴書以上に重要な書類です。
履歴書ほどフォーマットが決まっていないため、差がつきやすい書類でもあります。
この職務経歴書がしっかりかけていない人は非常に多いです。
20代の転職とは違い、30代では書類でも落とされやすいので、対策が必須です。
書類はチェックしてもらう
自力で書くのもいいですが、転職エージェントでチェックしてもらった方がいいです。
履歴書も職務経歴書もこまかなルールやポイントが多いです。
「面接にいけば、存分にアピールできる」と思っている人も書類で落ちてしまうと、どうしようもありません。
パソナキャリア
は選考書類対策にも力を入れていて、おすすめなので相談してみてください。
書き方のポイント
このサイトでも別記事で書き方を解説しています。
ただ、これはあくまでも基本的な書き方であって、ベストなものはその人の学歴や職歴によっても違います。
パソナキャリアなどの転職エージェントで見てもらう方がいいでしょう。
8.面接対策ができている
選考対策の中でもかなり重要なパートです。
どれだけ実務経験があっても、それを面接で伝えられないと仕事ができないとみなされてしまいます。
たとえば、このようなものはかなり典型的な質問ですが、うまく答えられない人もいます。
- なぜ退職したのか・転職を考えたのか?
- 志望動機は? なぜ他の会社ではないのか?
- 自己PR
退職理由⇒志望動機⇒自己PRをちゃんと説明できるだけでも印象はまったく違います。
ちょっとした対策でかなりよくなりますので、可能なら実践練習もしましょう。
このプロセスを軽視している人は多く、かなりもったいないです。
転職エージェント、ハローワーク、知り合いの人事でもだれでもいいので練習しましょう。
転職エージェントの場合には、パソナキャリアが面接対策に強いです。
こちらもコンテンツがあります。
9.メンタルが安定している
転職が長期化したときにメンタルに関しても課題となります。
就活もなかなか決まらずに焦る人もいますが、転職でも同じです。
中途採用の場合には、業界や職種にもよりますが、自分が転職したいタイミングで必ずしもポジションが空いているとも限りません。
自分なりに不安と向き合えるようにしましょう。こちらでも解説しています。
10.理想はあるが、柔軟性を持つ
理想を高く持つ、自分なりの計画を持つことは重要です。
ただ、実際に活動を始める前と後では得られる情報も違うでしょう。
自分の市場価値を実際よりも高く見積もる人も多いです。
やっぱりこの条件は難しい、ここは妥協しなくてはいけないといったことを柔軟に対応できると成功確率が上がります。
多くの人は何社か受けた結果、無理だとあきらめたり、反省したりします。
それがないと長期化してしまうこともあるでしょう。
11.PDCAが回せる
上記とも関連しますが、選考や面接の情報を受けて、反省し、改善し続けられるかどうかも重要です。
あなたが商品だとしたときに、転職活動中にあなたの商品としての価値は変わりませんが、魅せ方・アピールの仕方次第で面接官の判断は変わります。
自分的にもっとも頑張った仕事と、面接官に評価されやすい・わかりやすいプロジェクトはまた違うでしょう。
12.他人の協力を得ている
ここまで見てきたように、成功するためのコツはたくさんあります。
自分一人で網羅できればいいですが、ほかの人の力をうまく借りるのは重要です。
とくに、転職経験のある友人と転職エージェントの話は貴重です。
友人に転職サイト・エージェントや転職の進め方など大局的な情報を聞きながら、転職エージェントには具体的な選考対策や求人情報が聞けるといいでしょう。
転職エージェントはうまく活用すれば、非常に心強い戦力となります。
あなたに合った求人を紹介してくれたり、選考対策をしてくれたり、万が一落ちたときには理由のフィードバックを受けられたりします。
転職は繰り返すほど選択肢が減っていくので、1回1回が勝負です。
ここでも上げたような典型的な失敗パターンを防ぐことで、成功確率は大きく上がります。
あなたが間違った方法で一生懸命活動してしまわないためにも早めに相談しましょう。
僕も過去3回の転職活動において必ず転職エージェントに相談しています。
求人数も多く、サポートにも強い大手のエージェントがこちらです。
さらに知っておきたいこと
ここでは、転職を成功させるポイントについて見てきました。
キャリアは個人ごとに違いますが、成功するポイントは人によって大きな差は変わりません。
基本を押さえて、自由に自分に合ったキャリアを選択できるようにしましょう。
ほかにもキャリアや転職についての記事があります。こちらも合わせてどうぞ。
“転職活動で成功・失敗する人の12個の違い!成功例・成功体験をもとに成功率を上げる方法を考えた” への1件のフィードバック