履歴書と職務経歴書の違いはわかりますか?
どちらも選考に使われる書類ですが、位置づけは大きく違います。
ここでは、選考に臨むうえで、知っておきたい選考書類の違いとポイントを見ていきます。
目次
履歴書と職務経歴書の5つの違い
1.履歴書は形式、職務経歴書は内容を重視
履歴書は形式が重要です。そもそも氏名・性別・住所などの定型的な情報が多いです。
志望動機や自己PRの欄があるものはありますが、書き方もフォーマットも決まっています。
職務経歴書はそもそもフォーマットの自由度が高く、決められた内容はあまりありません。
あなたの過去の経験が伝わるものであれば問題ありません。
2.履歴書は違和感、職務経歴書はスキル・経験を見る
書類選考では、あなたのキャラクターが見られることはあまりありません。
性格などの欄があることもありますが、書類ではどうしても難しいため、面接で確認します。
若手であれば、ポテンシャルが重視されますが、これも同様に書類ではわかりにくいので、迷ったら基本的に面接で話して確認します。
書類選考では、もっと大雑把に書き方と経験やスキルが見られます。
履歴書のポイント
履歴書のポイントは違和感がないかどうかです。
たとえば、しっかりと記入事項が書かれているか、経歴に長い空白がないか、短期間で離職を繰り返していないかなどです。
職務経歴書のポイント
職務経歴書はスキルや経験が見られます。
たとえば、営業職のポジションであれば、営業経験やそれに近い経験があるかどうか、コミュニケーション能力はありそうかなどです。
類似の経験があればプラスですが、ない場合にはあっさり落とされることもあります。
3.履歴書はさっと、職務経歴書はじっくり見る
履歴書を見ても具体的な経験がわからないため、履歴書はさっと見ることが多いです。
経歴をざっと見て、写真と志望動機欄(あれば)を見ます。
そこから職務経歴書で実際にどのような仕事をしてきていて、募集中のポジションに合っているかを見ます。
たとえば、営業職でも有形・無形商材、商材の単価、新規・既存、営業先企業の種類などさまざまな違いがあります。
全体観は履歴書でつかみ、こまかいことは職務経歴書で確認します。
4.履歴書は手書き、職務経歴書はPCが無難
履歴書は形式要素が強いこともあり、手書きの方がいいと考えている人が一定数います。
一方で、職務経歴書は内容が重要なので、形式も自由ですし、手書きもほとんど気にされません。
外資・IT・ベンチャーあたりはすべてPCで問題ありません。
堅い日系企業を受けるときには、履歴書は手書きで書くのが無難です。
5.履歴書はA4で見開き、職務経歴書はA4で2枚
履歴書は売られている履歴書のように左側と右側がそれぞれA4の紙を使います。
コンビニなどでコピーするときにはつなげてA3にしても問題ありません。
職務経歴書の場合には、A4で2枚が一般的です。
履歴書も職務経歴書も2枚の場合には、クリップで留めます。
履歴書と職務経歴書の注意点
手書き・PCは統一すべきか?
統一する必要がありません。
一般的には、履歴書が手書きで職務経歴書がPCという人が多いです。
両方、PCの人もいるので、以下のどちらかが普通だと思います。
- 履歴書:手書き、職務経歴書:PC
- 履歴書:PC、職務経歴書:PC
志望動機は両方に書いたほうがいいのか?
両方に同じ内容を書く必要はありません。どちらかで触れれば問題ありません。
志望動機の場合には履歴書に書くのが一般的です。
志望動機は意欲をアピールできる重要な項目なので、しっかり書きましょう。
自己PRは両方に書いたほうがいいのか?
自己PRも同様に両方に書く必要はありません。
履歴書で軽く触れて、職務経歴書でこまかく書くといった場合には問題ありません。
自己PRではあなたの経験やスキルをアピールし、応募した会社でも活躍できることを伝えましょう。
履歴書・職務経歴のフォーマットは?
こちらで、ワード・エクセルに対応した履歴書・職務経歴書のテンプレートをダウンロードできます。
履歴書・職務経歴の書き方は?
以下のリンクでそれぞれ紹介しています。ぜひこちらも活用してみてください。
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履歴書は書類選考後も使われる
履歴書や職務経歴書などの選考書類はこまかいルールやマナーが多いです。
また、書類選考だけではなく、書類選考通過後の面接でも参考にされる重要な資料です。
ここで、ベストな志望動機や自己PRを選ばないと後から修正するのは困難ですし、その選考対策の方法も企業ごとに異なります。
自分で対策するのは構いませんが、自分一人で考えるよりもプロのサポートを得て効率的に進めましょう。
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