SEO対策の中で自分のサイト内で完結する対策を内部対策といいます。
その内部対策でも圧倒的に重要なのがこのSEOタイトルです。内部対策で1つだけやるとしたらこのタイトルの最適化です。
ここでは完璧なタイトル付けができるようにタイトルの最適化の方法をご紹介します。
目次
タイトルが重要な理由
Googleの検索エンジンはここ数年で非常に優秀になったため、一般的なブログサービスやWordpressなどを使っている場合にはほとんどSEOを意識しなくてよくなりました。
そのなかでもいまだに圧倒的に重要なのがこのタイトルです。タイトルは検索順位においても、検索結果に表示されたときのクリックにも影響します。
順位がかなり変わる
自分がよく書けたと思った記事の検索順位・アクセスが上がらないときにタイトルを変えてがくっとアクセスが伸びることは多いです。
それはたまたま同じ検索キーワードに強い競合がいたり、ページの内容と微妙に合っていなかったりして下がっているものが解消されるからです。
クリック率が変わる
そもそもクリック率が低いものは検索上位に来ません。ただ、クリックされたときの満足度は高いのにクリックされないがためにアクセスが少ないといったことはあります。
ときには、少し煽り気味にしたりすることでクリック率を上げるのも重要です。
SNSでは別にセットできます
運用に手間がかかるので、SNSを重視する会社以外ではあまり使われませんが、titleタグとは別に、og:titleという要素でSNSでシェアされたときのタイトルを変更することができます。
SNSでシェアされやすいタイトルとSEOで評価されやすいタイトルを別にセットできます。
SEO的にいいタイトルのポイント
検索キーワードを効果的に使う
検索キーワードはSEOの肝です。しかるべきキーワードを入れないとそもそもアクセスが集められません。
キーワードを入れる
検索キーワードをタイトルに入れるのは基本です。Googleによってタイトルが変更されたり、タイトルにキーワードがないものが上位表示されることもあります。
とくに競合性が高いキーワードに関しては、ほぼそのキーワードが入っています。
逆にいうと、検索数がやや低いキーワードであれば、キーワードをそのままタイトルに入れることで、大手サイトよりも上位表示させるようなことが可能です。
キーワードを最初の方に入れる
キーワードは最初のほうがいいです。これはGoogleのアルゴリズムというよりも人間の習性の影響が大きいのではないかと思います。
基本的に横書きの場合に、日本人は左上から見ていきます。流れとしては、左から右です。左に書いてあるほうが重要だと認識されやすいでしょう。
これも競合性の高いワードで見ればわかりますが、最初のほうに入っています。
キーワードは近づける
複数項目の場合にはタイトルの最初と最後だと、人間的にも認識しづらいです。重要なものは近づけましょう。
重要情報は32文字以内
PCで省略されずに表示される文字数は、だいたい32文字です。スマホの場合には30文字~40文字前後まで変化があります。
重要な情報はできるだけタイトルの前の方、難しい場合には32文字までに入れましょう。
どうしても詰め込みたい場合には、文字の一部が32文字以内に含まれるようにしたり、32文字を無視して入れるのも1つです。
情報量を増やす
あまりわかりにくくなってしまうとよくありませんが、無理のない範囲で熟語を使ったり、工夫して情報量を増やしましょう。
読みやすいタイトル
最近では見れなくなってしまいましたが、キーワードが詰め込みすぎだったり、名詞の連続だったりで、内容がわかりにくいものがあります。
このようなものに引っかからないように注意する必要があります。このような例はかなりギリギリかと思いますが、平均年収という軸で非常に強いので、上位表示できています。
ページの中身を一致する
最近でもたまにありますが、○○のことと書いてあるのに、数が違っていたり、疑問系のタイトルなのにその疑問に答えていないものもあります。
こうしたものは競合性が低いものでは上位表示されますが、競合が出てくると期待と違うということで、負けてしまいます。ページの中身とタイトルを一致させるようにしましょう。
PDCAが大事
タイトルはつけっぱなしではなく、運用するものです。記事を作成した後にもしっかり定期的にチェックするようにしましょう。
狙ったキーワードで難しければ、どんどん変化させるようにしましょう。
タイトルのテクニックと具体的な事例
ここから具体的なテクニックを事例を示しながら見ていきます。
数字を使う
重要な〇〇のこと、たった1つのポイント、○○選などは典型例です。
一時期、キュレーションと呼ばれるサイトで、グルメや旅行スポットなどで異常な戦いが繰り広げられ、50や60といったものも登場しました。
今は調整が入って多ければいいというわけではなくなりました。そもそもランチの店を50個も知りたくないですよね。
疑問系
説明系の記事はだいたい疑問系にしがちです。問いかけるような印象も与えますし、相手の興味を喚起するので使いやすいです。
たとえば、「〇〇は本当に必要なのか?いらない?」などとすると、「〇〇 + 必要」、「○○ + いらない」という2つのワードが攻略できて便利です。
わかりやすさを伝える
その昔、「猿人でもわかるWinMX教室」というサイトがありました。これは大げさですが、〇〇分でわかる、初心者でもわかるなどはよくありますね。
図解、事例、サンプルといったワードも相性がいいです。
利益を伝える
安い、早い、うまい、これだけ、読むとどんなメリットがあるかをタイトルで訴求する例はわかりやすいです。
煽り、不安系
まだ東京で消耗してるの? など煽り系の手法は後をたたないです。やっと悪質なデマに関しては、刑事罰になる例も出ていますが、まだまだ多いです。
最近では、NHKや日経なども煽り気味のタイトルや誤った印象を与えるものにしているケースも多いです。
ネガティブなワードなでは徹底的に不安にさせるか、冷静に対処法を解説するか、2つのパターンが多いですね。
差別化する
検索結果を見て差別化するのもいいアプローチです。個人的にすごいと思ったのは「断言します」で、より多い数を紹介しているものに勝っているこちらの例です。
なんとなく種類ごとに寄せ集めたものより、自分で複数サイトを使って本当に必要なものを紹介される方が読者の利益は大きいですよね。ちなみに、下の方にプラグイン50選とかがあります。
個人的な事例も
このページですが、今は月間検索数で1万以上のキーワードで1ページ目に来ています。
【失業保険計算機】失業保険(基本手当)の金額計算【2018年8月版】
ただ、当初はせっかくプログラムまで書いたのに自動計算だということがうまく伝わらず、ずっと50位付近をさまよっていました。
そこで、このようにタイトルを変えたら1ページ目に来てアクセスは急増しました。自動計算できるサイトってあまりないんですよね。
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さらに知っておきたいこと
この記事ではタイトルに関して重点的に説明しましたが、SEO対策の全体像を別記事でも説明しています。
ペルソナ設定からキーワードの選び方までかなり詳しく説明しています。こちらも合わせてどうぞ。
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