派遣社員のネガティブな実態6つ!差別・いじめ・底辺・辛い・みじめという声も

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ゆか

派遣社員ってネガティブなイメージもあるよね。

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まっくす

なる前に知っておいた方がいいことは多いね。

派遣社員は働き方の1つですが、メリットやデメリットは明確に抑えておいた方がいいです。

とくにキャリアに関しては、今ある選択肢が、年齢が上がるにつれて、どんどん減っていくのが一般的です。

気づいたときには、選択肢がなかったということにならないように、ここでは、派遣社員として働くことのネガティブ面をお伝えします。

かなり辛辣な内容もあります。

1.給料が低い

派遣社員で多くの人が気になるのは、給料の問題でしょう。

よく言及されますが、正社雇用と非正規雇用では、大きく給料が違います。

  • 正規社員の平均給与は約487万円
  • 非正規社員の平均給与は約172万円
全体
平均給与
正規雇用
平均給与
非正規雇用
平均給与
男性 5,211 5,397 2,278
女性 2,797 3,733 1,481
全体 4,126 4,869 1,721

出典:国税庁 民間給与実態統計調査

給料だけでなく、福利厚生が異なったり、交通費が出なかったりなどの違いもあります。

非正規雇用のまま給料を上げるのはなかなか難しいので、結婚や出産のタイミングでキャリアについて考える人も多いです。

2.雇用が安定しない

派遣社員の採用は継続的な雇用を前提としてものではなく、会社の必要に応じて採用するものです。

更新もありますし、同じ仕事内容で働き続けるのは3年が限度となっています。

解雇がほとんど困難な正社員と比較すると、雇用の安定性は低くなっています。

雇い止めもある

また、法的には5年以上同じ会社で働くと、無期雇用に転換できるというものがあります。

これを踏まえて、5年を超えて更新しないとしている会社もあります。

使い捨てと揶揄される

自分で目的意識を持って、スキルや経験を身につければ道は開けます。

ただ、会社にいわれた仕事だけをしていると、会社の都合で契約が終了してしまうというリスクがあります。

3.スキルアップが厳しい

派遣社員の人に任されるのはさほど難しくない業務です。

マニュアル化がしやすいものであったり、正社員がやるほど重要ではない業務を任されます。

正社員の場合には、新しいスキルを身につけるための業務も可能ですが、派遣社員の場合には、定型業務が中心なので、能力開発の機会が少ないです。

業務負荷が大きくないことをメリットに感じる人もいますが、スキルや経験が身につかないまま、30代・40代になると、選べる仕事がなくなっていきます。

4.人間関係が難しい

正社員との関係性

派遣社員の立場は、正社員以上に人間関係が難しい部分があります。

正社員でも大なり小なり、人間関係でのトラブルはありますが、派遣社員の場合には雇用とも関わってきます。

周りの人とうまくやれていないと、更新される可能性は下がりますし、派遣社員を下に見ている人もいます。

差別・いじめなどのリスクもある

ひどい場合には、派遣社員に対する差別があります。

会社にコミットする正社員に対して、派遣社員は期間限定の労働者で、あくまで外部の人だと考える人もいるからです。

大小はありますが、「職場で差別を感じたことがある」という派遣社員の人は多いです。

態度が悪い・扱いづらい

指示に従わないと、態度に問題があるといわれることもあります。

会社での評価は、仕事内容だけでは決まりませんが、嫌がらせのような対応をする会社もあるのは事実です。

勘違い・使えない

業務能力に対して、露骨に批判をされることもあります。

そもそもの偏見がある人もいるので、対応が難しいです。

5.社会的な立場が厳しい

底辺・クズという偏見もある

契約社員や派遣社員などは働き方を指しますが、実際には「正社員になれなかった」という見方をする人もいます。

これは職場内だけでなく、ローンを組もうとしても難しかったり、結婚相手に挨拶にいったら猛反対されたりなど幅広い範囲で偏見が見られます。

辛い・みじめな気分になることも

周りから偏見にさらされるため、辛い気分になる人もいます。

匿名の掲示板やSNSでも社会的な信用のなさや世間からの見られ方を受けて自虐的な書き込みも見られます。

6.長期的なキャリア形成が難しい

個人的に問題として大きいと考えているのがキャリア形成です。

40代・50代になって、「今からどうすればいいのか」、「今さらどうすればいいのか」と困っている人たちがいるからです。

派遣の末路

派遣社員に関しては若いうちは問題を感じていない人も多いです。

ほとんどの人が年齢が上がり、具体的な問題が起きてからそれを発信します。

20代・30代前半に、正社員として働いたり、能力や経験を身につけたりした人はいいですが、そうなれないとなかなか大変です。

不人気の仕事やスキルのいらない待遇の低い仕事に移っていきます。

正社員になってほしい

僕からの提案は1つだけです。

できるだけ若いうちに正社員になりましょう。

何をしてもあなたの自由ですが、正社員という立場は命綱のようなものです。

会社側の都合で解雇することは難しく、あなたはいつでも退職ができます。

会社にいる限り、給料はもらえますし、スキルアップの機会もつかみやすいです。

何より年齢が若ければ若いほど難易度が下がります。

20代と40代では難易度がまったく違います。

手遅れにならないうちに動きましょう。

求人探しが大事

正社員を目指すうえで肝になるのが、求人の探し方です。

よくあるのが、最初は正社員を目指していたものの、書類や面接での不合格が続いて、契約社員・派遣社員で妥協してしまうパターンです。

やる気があるうちに、数ある求人の中から受かりやすそうなものを受けると、内定がもらいやすいです。

ただ、どういった仕事で正社員になりやすいかを把握するのはなかなか難しいです。

あなたの年齢や経歴次第で、内定の出やすい求人は大きく異なるからです。

プロに相談する

そこで、プロに相談するのがポイントです。

せいぜい数回しか転職を経験していない自分で考えるより、毎日求職者をサポートしているプロに聞くほうが成功確率が上がります。

20代の人であれば、適切な求人を選べば正社員にはなりやすいですし、30代以降の場合にはむしろ経験を活かせる仕事を探す必要があります。

相談は無料でリスクはありませんし、その割にはメリットが非常に大きいです。

早めに転職エージェントに相談して、彼らのアドバイスを得るようにしましょう。

彼らはあなたの転職が成功しないと売上にならないので、サポートも期待できます。

また、大手であれば、希望と異なる求人が紹介されにくく、安心して相談できます。

総合型でのおすすめは以下の3社です。

20代で職歴がないというレベルの人は専門のサービスを利用しましょう。

フリーターのみ、ブランクが長い人でも正社員として働けるようなサービスがあります。

急ぎではないという人は、転職サイトを活用しましょう。

登録をしておくと、会社からのスカウトも来るので、自分がどういう会社に求められているかもわかります。

さらに知っておきたいこと

ここでは、派遣社員のデメリットについて見てきました。

かなり辛辣なことも書きましたが、年齢が上がったときに後悔しないようにしてほしいという思いです。

あくまで個人的な考えなので、選択は自由です。

ただ、その選択をするうえで、正しい知識を持つようにしましょう。

ほかにもキャリアや転職に関するコンテンツがあります。こちらも合わせてどうぞ。

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