企業研究のやり方!就活・転職に使える方法・項目・ポイント。ノート・セミナーは不要

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ゆか

企業研究って説明会に行くことだよね?

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まっくす

ほかにも会社のことを調べる方法ってたくさんあるよ。

企業研究という言葉は聞いたことがある人も多いでしょう。

おもに就職活動のときに使われますが、自分がどの会社を受けようかを考えたり、受ける会社を調べたりすることです。

もちろん、転職においても重要です。その割にはあまりやり方は知られていません。

コーポレートサイトを見たり、就活・転職サイトを見るくらいの人もいるでしょう。

ここでは、企業研究のやり方について見ていきます。

企業研究とはなにか?

企業研究とは、就職・転職にあたって会社について調べることです。

  • どの会社を受けるのかを決める
  • 受ける会社の志望動機や自己PRを考える
  • 内定をもらった会社に入社するかを考える

など、さまざまなフェーズで行われるものです。

就職活動では、業界や会社に対する知識も少ないために、念入りに行われる傾向にあります。

なぜ企業研究は重要なのか?

ミスマッチを減らすため

1つ目の理由は仕事のミスマッチを減らすためです。

入社してから「イメージと違った」、「こんなはずじゃなかった」となることはよくあります。

少しでもミスマッチを減らすために、しっかりと会社のことを調べておくわけです。

どんな人にでも合うという会社も仕事もほとんどありません。

自分に合っていて、もっとも能力を発揮できるような環境に身をおくのが重要です。

選考に役立つ

選考においても企業研究は重要です。

選考書類でも面接でも会社や仕事のことを知っておくのは重要です。

その会社オリジナルの志望動機を作るうえでも、仕事で求められる能力をアピールするうえでも必須です。

企業研究の3つのポイント

2つの情報の違いを知っておく

企業研究は企業の情報収集です。情報による違いを押さえておきましょう。

企業発信の情報

企業サイト、説明会、求人サイトに載っている情報などは、企業が公開している情報です。

こうした情報は、簡単に手に入りますが、企業側の視点で編集されています。

つまり、会社側の都合のいい情報や理想などが含まれている可能性があることに注意しましょう。

いわゆるブラック企業ほどここらへんの魅せ方がうまいです。

企業発信ではない情報

OBOG訪問や口コミサイトなどの情報は、企業発信の情報ではありません。

こうした情報は手に入れるのには、手間がかかりますが、より実態に近い情報の可能性があります。

注意が必要なのは、個人の主観が入るため、情報の精度や信頼性は個人によって大きく異なるということです。

情報の取り方を工夫する

個別の方法は以下で見ていきますが、ちょっとしたコツで得られる情報が変わります。

効果的な質問をする

情報の取り方で大きく差がつくのは、実際に人と会って話すような場合です。

たとえば、女性が活躍している会社かどうかが知りたいのであれば、

  • 女性が活躍していますか?
  • 女性でも活躍できますか?

と聞くより、

  • 女性の管理職の割合はどれくらいですか?
  • 出産休暇、育児休暇を取っている人は何人くらいいますか?

と聞いたほうが実態がわかります。

できる限り、明確な数字で聞きましょう。

ほかの人と違う方法で調べる

周りの人と同じ方法で調べると、同じような結果しか得られません。

違う情報を得たいのであれば、違うアプローチをしましょう。

  • 就活を経験した先輩よりも、すでに転職した社会人に聞きましょう
  • 説明会に行くよりも、実際に働いている人に話を聞きましょう。
  • 会社の採用ページを見るよりも口コミサイトですでに退職した人の意見を見ましょう

きれいにまとめる必要はない

企業研究ノートのようなものを作ったり、企業の事業規模を調べたり、制度を調べたりする人もいます。

ほとんどが無駄です。完璧なノートを作り上げることにまったく意味はありません。

企業研究の目的は、あくまでも自分に合った仕事を見つけるためのものです。

見つけられればどんな方法でもいいわけです。

たとえば、以下のように自分にとって重要な要素をいくつか考えて、点数をつけていくような方法でもいいわけです。

  • 若いうちにマネジメント経験が積めそうか
  • 海外で働けるか
  • 働く人が優秀か
  • 専門性が身につきそうか
  • 無駄な飲み会
  • 休日出勤がないか
  • 給料が高いか
  • 業界が成長しているか

ひたすらOBOG訪問に行って、感じがよさそうな業界・会社の選考だけを受けるというのもありなわけです。

資本金を調べたり、従業員数を調べたりする必要はありません。

情報収集の7つの方法

おすすめ順に情報収集の方法を紹介します。

1.口コミサイトを調べる

非常におすすめの方法です。

もっとも早く会社の内情を知る方法です。

以前、働いていた人や現在、働いている人がその会社について書いているサイトです。

年収のレベルやよかったこと・不満なことを項目にしたがって書いていて非常に参考になります。

会社側発信の情報ではないので、働いていた個人としての率直な意見・感想が書かれています。

ある程度、有名な会社であれば十分な数の口コミは見つかります。

Vorkers転職会議などが有名です。自分も必ずここで評判を調べます。

2.転職エージェントに聞く

転職の場合には、転職エージェントに聞くのが有効です。

どのサービスも面談が必要なので、多少の手間はかかりますが、それを補って余りあるメリットがあります。

求人に関するサポートだけでなく、選考のサポートなど転職をあらゆる面からサポートしてくれます。

合わせてこちらの記事もどうぞ。

3.OBOG訪問をする

OBOG訪問は手間もかかりますが、有効な方法の1つです。

学生にはポジティブなことだけを伝える人もいますので、その人を見極めたうえで活用しましょう。

若手や経験者などを満遍なく話を聞くことで、より多様な情報を得ることができます。

4.企業のサイトを調べる

企業サイトはおすすめというよりも最低限押さえておきたいものです。

企業の見せたい姿と現実のギャップはあるにしても、企業がどのような人材を求めていたり、どのような理念を持った会社かは押さえておきましょう。

5.オンライン・本・雑誌などを調べる

その他のメディアで調べるのもいいでしょう。

本・雑誌の情報は限られるのと、企業側発信のことが多いという特徴があり、オンラインの情報は正しいかどうかの判断がポイントです。

ほかの方法で手に入れた情報と合わせて活用するのがいいでしょう。

6.就活・転職サイトで調べる

転職サイトは編集された情報の最たるものですが、企業について理解するためのツールの1つです。

就活であればリクナビマイナビ、転職であればリクナビNEXTマイナビ転職を活用しましょう。

7.会社説明会に行く

手間の割には、得られるものが少ないので、もっともおすすめしない方法です。

選考に参加するために必要だったり、参加すると選考に有利になったりする場合以外には不要です。

座談会などがあるものはいいですが、一方通行の説明だけがされるものは最悪です。

さらに知っておきたいこと

ここでは、企業研究のやり方について見てきました。

コツを押さえると短い時間でも、会社のことはある程度わかるようになります。

こうしたリサーチの能力はビジネスでも活かせるものなので、慣れていくようにしましょう。

ほかにも転職やキャリアに関するコンテンツがあります。あわせてどうぞ。

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