ベトナムは以前、旅行で訪れたことがありましたが、バランス感のある国だという印象でした。今回の滞在はホーチミンでした。
雑感
行く前はかなり本命だったのですが、行ってみるとIT系のビジネスはまだちょっと早い感がありました。
もともと、カフェは多くて過ごしやすいですし、大きい商業施設もできており、都市も少しずつ発展してきています。生活のスタイルとしては、日本にいるときとそこまで変わらない感じで生活できます。
ベトナムといえば、優秀なエンジニアがいるイメージですが、行ってみるとそのとおりでオフショア開発に重視している人が非常に多いようでした。
ネットサービスは無いわけではないのですが、収益化だったり、Exitだったりというのはまだまだこれからな印象です。
バングラ、ミャンマーよりは進んでいるが、タイほどはまだまだ時間がかかるのではないでしょうか。
一人当たりGDP、人口
- 1人当たりGDP 2,164$
- 人口 9,340万人
人件費、物価
- 大卒初任給で3万円程度
- 食事はコーラが40円、屋台の食事で75円、レストランで150円程度
- 移動はバイタクが70円~、タクシーが100円~
安く住める割にクオリティはそこそこで過ごしやすいです。
事業機会
バングラ・ミャンマーに比べて検索を積極的に使ったり、ECも使う人は使ったり、HotDealのようなDaily dealサービスが使われたりとそこそこのリテラシーがあります。
Foodyのようなベトナム版の食べログも使われていたり、少しずつFacebook、Google以外のサービスも定着してきています。
個人的には、GrabとUberをめちゃめちゃ使いました。価格交渉がいらず、どこに行くかを口頭で伝える必要がなく、こちらから探す必要もないという点で最高だと思います。
ちなみに、補填が出ているのかわからないですが、流しのバイタクに交渉するよりよっぽど安いです。
ただ、どのサービスもマネタイズできているところは少ないようで、まだまだスタートアップの母数も多くないようでした。
自国向けにプロダクトを作るよりもオフショアの方がビジネスとして儲かるため、エンジニアのほとんどはそうした先進国向けのシステムやプロダクトに向けられています。
エボラブルアジアが既に500人規模でかなりがっつりやって儲かっているらしいです。(大手が一気に100人とか規模で立ち上げるらしい)
子育てメディアがあったり、サービス自体は増えてきています。短期のExitを目指さないのであれば(5年程度を見据えられるなら)、タイミング的には良いかもしれません。
難しさ
オンライン決済だったり、物流とかは整っていないので、インフラ面はもう少し時間がかかりそうです。
法規制は多額の最低資本金が必要なかったり、一部の事業以外は外資100%でも設立できたりと比較的柔軟なものになっています。良いエンジニアは人件費が高く10万円弱するようなので、その点は認識しておいた方がいいかもしれません。
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生活面
住みやすい。日本食のお店も多く、現地の食事もおいしい。生活のコスパも悪くない。渋滞も他の国と比べればだいぶマシ。
個人的に
こうやって改めて見るとポジティブな要素が多いです。自分に今、資金があったら間違いなく現地で投資活動をしていると思います。
個人としてやるにはまだ早いイメージです。外国からの投資や現地でのVCを見てもまだこれから市場が盛り上がっていく印象を受けます。
長期的には、今のマレーシアのように今よりも住みやすくなり、海外移住する老人が増えるのではないでしょうか。
個人的にはいつか住みたいと思うものの、5年後とかもう少し先くらいがいいのかなと思っています。