フリーランスとかも増えたよね
在宅勤務とかも広がってるね
時間や場所にとらわれない働き方は徐々に広がっています。
ビジネスチャットやオンライン通話などのツールも充実しているので、将来的にはますます増えていくかと思います。
ただ、現状ではまだまだ選択肢が多くないのが正直なところで、業務内容や働き方が限られます。
そこで、ここでは自分がクラウドソーシングの事業側に携わった経験と自分のフリーランス経験を踏まえて、在宅勤務やリモートワークに興味がある人にその実態や上手なアプローチをお伝えします。
在宅勤務・リモートワークとは?
在宅勤務は文字通り、家で働くことです。家で働いてもいいという状態で、家以外で働いていることもあります。
主婦の人が家で子供の面倒を見るためだったり、オフィスにいる必要性が低かったりする場合に使われたりします。
リモートワークも同様で、リモート(=remote 遠隔)で働ける、つまりオフィス以外でも働ける状態です。
完全にオフィス外で働くというよりもオフィスでの勤務と組み合わされて、事情によって使い分けられることが多いです。
「体調悪いので、今日はリモートで自宅から対応します」とかは割とよくありました。
在宅・リモートでの仕事内容・職種
まず、オフィスにいなくても働ける仕事とそうでない仕事があります。
リモートが難しい業務
たとえば、マネジメント業務や人事業務などは人に会うのが仕事の部分があるので、かなり難しい部類です。
◯◯事務、◯◯企画といった仕事も書類や社内でのコミュニケーションが発生するので、難しいでしょう。
営業業務もオフィスに来ないでやる方法はありますが、在宅はテレアポなど一部を除いて難しいでしょう。
人が関連するようなものはリモートで行うと難易度が格段に上がるので、あまり採用されていません。
Googleのような企業でさえ、オフィスに人が来ているのも人が集まっている方が合理的だという考えからです。
リモートで働きやすい業務
一方で、リモートで行いやすい業務もあります。
エンジニア、デザイナー、ライティングなどオンラインでのコミュニケーションが容易なものや単純作業があります。
エンジニアやデザイナーなどはスキルが必要なので、ライティングやデータ入力などの単純作業に従事する人が多い印象があります。
リモートで働きやすい仕事でも実際にそうした働き方を許容しているかは会社による部分が大きいです。
遠隔でやり取りをするには、仕事を依頼する側の指示や管理が難しいので、あえて採用しない会社もあります。
IT企業、スタートアップなどでは積極的に活用している会社も多いです。
在宅・リモートワークの求人・働き方
上で見てきたように、企業側からするとメリットばかりではないので、求人がまだまだ多いとはいえません。
大きく、フルタイムの正社員とそれ以外の副業・バイトなどで見ていきます。
フルタイムの場合
フルタイムの求人では、まったくオフィスに来なくても大丈夫というものは少ないです。
一定期間を働いたら認められたり、体調不良や天候の問題で出社が難しかったりと条件付きの場合が多いです。
エンジニアはフルリモートワークでも大丈夫というところもありますが、求人が相当限定されると考えたほうがいいです。
意外かもしれませんが、フリーランスのエンジニアであっても常駐案件がほとんどで、リモート前提の案件は探すのがなかなか大変です。
スタートアップ企業でも社員の多くがリモートワークを選択している例はそこまで聞いたことがありません。
求人探しは難しいですが、会社としてリモートワークにこだわる会社を探したり、個人的なつながりで探したりするのがいいでしょう。
リクルートエージェントやパソナキャリアなどで相談するのも1つです。
僕の場合には、フルタイムではないですが、知り合いの会社の社長と直接話したので、リモートワークが可能になりました。
自分で案件を取ってくる気合がないとまだ難しいかもしれません。
副業・バイトの場合
副業・複業の流れもあり、一部の会社ではより積極的に何らかのスキルを持っている人を活用しようという動きはあります。
ただ、実態としては副業やバイトでの業務は単純作業が多いです。データ入力や文字起こしといったものです。
最近ではUber Eatsなども選択肢に入るかもしれません。
社内の人には単価的に任せられないものや作業量が多く、工数的に対応できないものが外注として使われます。
本来的には、社内にない専門性を持った人がそれを活かしたり、プロジェクトに必要な人材に一時的に参加してもらったりが理想ですが、まだしばらく時間がかかりそうです。
Another worksといったマッチングプラットフォームや主婦の方はママワークスなども見てみましょう。
クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングのサイトでは簡単なタスクの案件も多いです。
在宅・リモートの給料事情
重要なことなので押さえておきますが、やはり給料はリモートの方が下がりやすいです。
シンプルにマネジメント側の手間がより大きくなるからです。
一方で、リモートで働きたいという人は多く、その需給バランスが崩れているので、悪くいえば買い叩かれてしまいます。
クラウドソーシングのサイトでも低価格の案件が問題になったことがあります。
しかるべきスキルがないと単純作業になりますし、スキルがあってもなかなか難しいというのが現状です。
ポイントは2つです。
- リモートでも働きやすいスキルを身につける
- 自分で営業すること
リモートで働きやすいスキルは、以下のようなものです。
- プログラミング
- デザイン
- Webマーケティング
- ライティング
- 翻訳
プログラミングが現状、もっとも収入が上げやすいです。
自分での営業手法はさまざまあります。
- もともとの会社やそこでの知り合いに営業する
- 知人に紹介してもらう
- イベントなどリアルな場で会う
- オンラインでマーケティングする
人によって得意なものを中心に組み合わせているようです。
大事な3つのポイント
今後、リモートワークが増えていくのは必然の流れです。
ただ、どんな仕事でもリモートワークになることはないでしょう。
ポイントは以下の3つです。
- リモートワークしやすい仕事
- 専門性を高める
- 営業能力を高める
1.リモートワークしやすい仕事
リモートワークの幅は広がり、より多くの職種に適用されるのは間違いないでしょう。
ただ、やはり適用しやすい業務とそうでない業務があることは今後も変わりません。
戦略的に付加価値がつけやすく、リモートでも働きやすい業務選びが大事です。
今から10年くらいはプログラミングが個人的なおすすめです。
需給バランスが崩れ続けそうだからというのが理由です。
2.専門性を高める
あなたのスキルが高ければ高いほど、交渉力が増すので専門性を高めるのが重要です。
また、組み合わせも有効です。
プログラミングだけの付加価値に限界はありますが、プログラミング×Webマーケティングやプログラミング×新規事業となると、格段に可能性が広がります。
プログラミングだけではどんなに頑張っても月に100~200万円ですが、新規事業の提案やコンサルティングができると、さらに上がります。
3.営業能力を高める
これは実体験ですが、最近の若いフリーランスの人を見ていると、営業能力での差が大きいです。
たとえば、自分の知っている新卒フリーランスの人はクライアントのハンドリングや価格交渉などで苦労しています。
これは非常に高いレベルの話ではなく、ある程度の規模の会社に入ったり、何年か営業を経験すれば誰でも身につくようなレベルのものです。
能力がある程度、上がると今度は営業力の方が重要になりますし、リモートワークを見据えるなら自分でクライアントを獲得し、交渉する姿勢が重要です。
さらに知っておきたいこと
ここでは、在宅勤務やリモートワークについて見てきました。
世の中の流れはそちらに進んでいますが、いろいろと注意点があることもわかったかと思います。
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