年収190万、手取り150万の生活!税金(住民税・所属税)・健康保険料に一人暮らし・家賃、仕事・結婚まで

時給1,000円で月に20日働くと、年収で190万円前後になります。

年収200万円を切ると、ワーキングプアとも呼ばれ、生活はなかなか厳しくなる水準です。

ここでは、年収190万円のお金事情や結婚、仕事に至るまで実態に迫ります。

額面年収190万円の手取り・税金

手取り年収は150万円・手取り月収は12.5万円

年収は実際にそのまま手に入る金額ではありません。

年収は額面ともいわれる総支給額ですが、ここから

  • 税金(所得税、住民税など)
  • 社会保険料(健康保険、年金保険、雇用保険、介護保険)

が引かれます。

年収190万円の場合には、

  • 手取り金額が年収で約150万円
  • 月収で約12.5万円

となります。

所得税、住民税、社会保険料は40万円程度

単身世帯、東京の協会けんぽ、40歳未満という前提で試算したものが以下のものです。

  月収 年収
額面 15.8 190.0
社会
保険
厚生年金
保険料
1.5 17.6
健康
保険料
0.8 9.5
雇用
保険料
0.1 0.6
介護
保険料
0.0 0.0
税金 住民税 0.7 8.7
所得税 0.2 2.5
手取り 12.5 151.1

年金保険料、健康保険料、住民税などの負担が大きくなっています。

実際には手取りはもう少し多くなるかと思いますが、計算方法の詳細など興味がある方はこちらもどうぞ。

年収190万円の割合・年齢は?

年収190万円の全体に占める男女別割合

国税庁のデータより計算すると年収200万円未満は、

  • 男性で10.4%
  • 女性で41.6%
  • 全体で23.3%

男性でも女性でも半分より下となります。190万円の場合には少なくなるでしょう。

出典:民間給与実態統計調査 – 国税庁より作成

年収190万円の年齢は?

年収190万円は20代でも低いといえます。

国税庁のデータ

年収200万円はちょうど20代前半の金額よりも低いです。

  20代前半
(20~24)
20代後半
(25~29)
30代前半
(30~34)
男性 275 383 457
女性 241 309 315
全体 258 351 403

出典:民間給与実態統計調査 – 国税庁より作成

年収190万円の貯金と家賃

年収300万円未満の平均貯金額・資産額

年収190万円ぴったりの統計はありませんが、300万円未満の貯金額に関してはあります。

預貯金額と金融資産の2つがありますが、

  • 預貯金では一人あたり300万円程度
  • 金融資産では一人あたり500万円以上

となっています。

世帯
種別
単身
世帯
2人以上
世帯
預貯金 264 577
金融
資産
513 887

出典:『家計の金融行動に関する世論調査』 金融広報中央委員会

年収300万円未満の貯蓄比率

同じく年収300万円未満の世帯で、年収に占める貯蓄割合はこのようになっています。

  • 単身世帯の方が2人以上世帯よりも貯蓄でき、どちらも年収が高いほうが貯蓄率は上がる
  • 1人世帯では2万円~3万円、2人以上世帯では1万円~1.5万円程度の貯蓄が可能
世帯
種別
単身
世帯
2人以上
世帯
平均 10.0 5.0
貯蓄
しない
43.1 54.6
10%以下 14.1 16.4
10%~20% 20.4 17.7
20%~30% 10.7 4.8
30%以上 11.7 1.8

出典:『家計の金融行動に関する世論調査』 金融広報中央委員会

年収190万の家賃相場

下でこまかく生活費の内訳も見ますが、手取り月収の3割程度までが目安です。

手取り月収が13万円程度とすると、4万円前後までに収めたいところです。

都心に住む場合には、4万円はさすがに厳しいので5万円台までで収められるといいでしょう。

一人暮らしや子供人数ごとの家計簿内訳

独身・一人暮らし・実家ぐらしの内訳

収入 給料 12.5万円
固定費 家賃 5万円
通信費 1万円
光熱水費 1万円
変動費 食費 3万円
交際費 1万円
趣味 0.5万円
服・日用品など 1万円
貯金 0万円

実家の場合には、家に入れる金額にもよりますが、1~2万円程度は貯金できる可能性はあります。

1人暮らしの場合には節約をすれば生活はできるでしょう。

夫婦・2人以上の場合

内訳は変わりませんが、保険が入ったり、食費や通信費が増えたりするので、かなり厳しいでしょう。

夫婦であれば、共働きは必須ですし、子供はあまりに無謀です。まず、給料を増やしましょう。

おすすめ節約法

節約よりも収入を増やした方がいいです。ただ、1つだけ簡単にできることとしては、通信費の節約です。

格安simを使っていなければ、すぐに変更しましょう。年間数万円ほど節約可能です。

ソフトバンク端末であれば、LINE MOBILE、auやドコモであればmineoに乗り換えると格段に安くなります。

ふるさと納税より収入アップ

ふるさと納税で節税できる金額は収めている税金にもよります。

残念ながらあまりメリットがありません。節約をするよりもお金を少しでも稼ぐ方法を考えましょう。

年収190万で結婚・住宅・車は可能か?

結婚は、仮に共働きで子供を育てない場合にはなんとか可能でしょう。

子供を作る場合には、そのタイミングで仕事がストップしてしまい、家計が破綻する可能性があります。

車や家は残念ながら無理です。まずは、収入を増やしましょう。

手取りを増やす

この給与水準の場合には、まず給料を増やさないと厳しいです。

あらゆる選択肢がお金によって狭められてしまいます。

幸いないことに、どのような仕事でも今よりも収入が下がるリスクはほとんどありません。

また、転職先さえ間違えなければ収入が大きく上がる可能性があります。

転職の3つのポイント

1.転職サイトに登録しておく

リクナビNEXTミイダスなどの転職サイトに普段から登録しておきましょう。

登録しておくことで、自分の市場価値がわかります。

また、自分に興味がある企業からスカウトが来るので、気に入った企業があれば、転職する選択肢もあります。

2.若いうちに動く

転職が成功するかどうかは年齢が大きな要因となります。

どんなに優秀な人でも、年齢が上がると大幅に難易度が上がります。

25歳、30歳、35歳、40歳といったタイミングで選択肢は大幅に減っていきます。

今、応募できる仕事の多くは時間が経つと応募できなくなってしまいます。

少しでも早いタイミングで動き出すことが重要です。

3.プロに相談する

最後に、もっとも成功確率を上げる方法は、転職のプロに相談することです。

転職エージェントに相談して、年収が上がりそうな求人を紹介してもらいましょう。

彼らは転職のプロで毎日多くの転職者をサポートしています。

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転職は、1回1回が重要ですし、自力で進めて失敗してしまうのはもったいないです。

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自分の市場価値を知りたい人も、転職先を探したい人もぜひ相談しましょう。

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あわせて、リクナビNEXTミイダスなどの転職サイトも活用しましょう。

活用したい転職サービス

リクルートエージェント

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doda

公式サイト:https://doda.jp/

dodaのポイント

  • 求人件数が10万以上で、国内最大級
  • 書類の選考サポートもばっちり
  • 主体的に探すのにも使えるサービス

dodaはバランスがよく、求人・サポートともに非常に高いレベルです。

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リクナビNEXT

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スカウトもかなり来るので、こちらも早めに登録して、情報をしっかり入力しておきましょう。

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さらに知っておきたいこと

ここでは、年収190万円の生活実態をご紹介しました。

お金だけが重要なわけではありませんが、少し収入が増えるだけで、キャリアの選択肢は格段に増えます。

ほかにもキャリアやお金に関するコンテンツが多数あります。こちらもあわせてどうぞ。

年齢別のキャリアを知りたい方はこちらもどうぞ。

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