転職のときの面接には何を着ていけばいいのでしょうか?
新卒の面接ではリクルーティングスーツと決まっていますが、中途採用の面接では自由度が増します。
スーツが無難なのですが、スーツにも種類があります。また、場合によってはスーツでない方がいいかもしれません。
ここでは、転職面接の服装に関する考え方や注意をご紹介します。
女性の方は別記事がありますので、こちらをご覧ください。
https://mohipeasuke.com/archives/2669
目次
転職面接での服装は重要なのか?
会社によりますが、少なくともそれで即座に合否が決まるものではありません。
どちらかというと印象をよくするというものだったり、加点要素というよりは減点要素で、ちゃんとしていればネガティブになることはないものでしょう。
過剰に気にする必要はありますが、本質的ではないことで評価されないように、最低限の注意は払いたいところです。
服装に対する会社ごとのスタンス3つ
服装に関するスタンスは会社によって異なります。会社によって3種類の考え方のパターンがあるように思うので、それぞれを簡単に説明します。
パターンA:あまり気にしない
自分が以前いた会社はこれでした。IT系、ベンチャーに多いかもしれません。
これは、その人の服装がどうであれ、ほとんど気にされないということです。Tシャツとジーパンでもそこまで問題無いケースもあります。
こうした会社では社内でも服装が比較的柔軟なケースが多いです。
自分も内勤の人を面接する際には、服はほとんど気にしませんでしたし、営業の人でもよほどひどい場合を除くと考慮した記憶はありません。
パターンB:堅い服装を好む
銀行や不動産業界や日系大手企業など、堅いことをプラスとするところもあります。このような服装が好まれます。
- スーツの色は黒で柄はほとんどないもの
- シャツは白のみ
- 夏でもしっかりネクタイをする
- 靴も黒
- ベルトも派手ではないもの
時代の流れとともに減ってきている印象はありますが、このような服装を非常に気にする層はいます。
前にいたIT系の職場でもいわゆる日系大手企業出身の人は社内がカジュアルでも節度のある格好を心がけている人は一定数いました。
パターンC:個性を見たい
会社によっては、本当にあなたの個性を見たいというところもあります。
アパレル系であったり、そもそも会社が少し変わったブランディングをしていたりするところはあります。
その人のセンスやその人が会社と合うかを知りたいというわけです。このような会社にスーツで来る人はイメージと違うと思われるかもしれません。
服装自由・私服で注意したいこと
服装自由や私服で面接OKというところもあります。
このケースでは、パターンAの気にしない会社かパターンCの本当に個性を見たい会社ということです。
「実は服装自由は建前で、スーツで来ないと減点です」ということはほとんどないと思っていいです。
この場合は、ベンチャーだったり、社員の服装がカジュアルそうだったりする会社はスーツで問題ないと思います。
普段オフィスでスーツを来ていない場合にはきれい目の私服でもいいでしょう。
社員の個性を非常に大切にする会社の場合には、私服で行きましょう。
在職中の転職活動
在職中に転職活動をするときには、服装で周りの人に感づかれることもあります。
普段、私服の人が急にスーツで来たり、スーツの人でも普段以上にフォーマルな格好をしていたりするのはわかりやすいです。
気にしないという方は問題ありませんが、気にする方はコインロッカーに服を入れておくなどして着替えるのも1つです。
悩ましいビジネスカジュアル
ときおり、ビジネスカジュアルやオフィスカジュアルという記述を目にします。
かっちりスーツじゃなくていいけど、フォーマルな格好というなんとも難しいものです。
そのように書いてあるときはスーツでもまったく問題ありません。少し崩したいという方はシャツやジャケットで調整しましょう。
知りたい方のために簡単に下にまとめたので、参考にしてみてください。
スーツ | ビジネス カジュアル |
オフィス カジュアル |
|
ジャケット | 黒が基本で柄は派手ではない | 少し色や柄があってもOK | なくてもOK |
シャツ | 白が基本 | 白以外もOK | えり付きであればOK |
パンツ | ジャケットとセットが基本 | ジャケットとセットでなくてもOK(セットアップ) | 半ズボンでなければOK |
靴 | 黒など暗め | 多少明るめでもOK | スニーカーやスポーツシューズでなければOK |
かばん | 就活的なカバン | 肩がけなど | だいたい大丈夫 |
若手ほど重要
一般的に年齢が低いときのほうが服装やマナーは重視されます。
理由はシンプルで判断材料が少ないことが大きいです。とくに20代での採用はその人のスキルや経験だけでなく、ポテンシャルでも判断します。
そうなると、どうしても面接での受け答えや雰囲気などに頼らざるをえないということがあります。
変な格好をしていないということで、最低限のビジネスマナー、思考力、センスがあるということを判断するわけです。(あってるかどうかはさておき)
スーツの選び方・チェックポイント
簡単にスーツに関するチェックポイントも載せます。全体的にパッと見て、違和感がなくきれいであれば大丈夫です。
- 会社に合っている
- ジャケットが変わった色や柄ではない(スーツは黒が基本)
- シャツが変わった色や柄ではない(シャツは白が基本)
- 服にしわやシミがない
- 臭いがしない
- 服のサイズが合っている
- 靴が明るすぎたり、デザイン性が高すぎたりしない
- ネクタイが派手すぎない
- かばんが派手すぎない
- 時計やベルトなどのアクセサリーが華美でない
最後に
転職面接での服について見てきました。
服装は対策をするほどではありませんが、一度スタイルを固めておくと、ほかの企業でも使い回せます。
早めに定めてしまって面接対策をしたり、自分に合う企業を探したり、ほかのことに時間を使っていきたいところです。
基本は抑えたうえで、あくまで相手の企業に合わせたうえで、適切な服装をしましょう。
面接のマナーに関しては、合わせたこちらの記事もどうぞ。
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