37歳は大きなくくりではアラフォーです。
37歳では7割以上の人が結婚しています。子供がいる人も多いでしょう。
といっても人生の折返し地点はまだ先ですし、新しいことに取り組むエネルギーもある時期です。
仕事一つをとっても、37歳の人は30年以上働くことになるでしょう。
そんな37歳の年収・貯金などお金の面や仕事・結婚の面から見ていきます。
目次
37歳男女の年収・月収の平均・中央値・手取り
まずは37歳年収のデータから見ましょう。
37歳男性・女性の平均年収
年代 | 30代後半 35~39歳 |
40代前半 40~44歳 |
37歳 |
ソース | 国税庁 | doda | |
男性 | 512 | 563 | 520 |
女性 | 300 | 302 | 401 |
全体 | 433 | 460 | 483 |
女性はこの時期に、結婚・出産が増え、働き方が変わることで、国税庁データでは下がっています。
37歳のフルタイムで考えると、全体では450万円、男性は510万円、女性は390万円程度でしょうか。
37歳の額面・手取り年収、額面・手取り月収
年収・月収を額面金額・手取り金額で表すと、このようになります。
額面 年収 |
手取り 年収 |
額面 月収 |
手取り 月収 |
|
男性 | 510 | 385 | 42.5 | 32.1 |
女性 | 390 | 302 | 32.5 | 25.2 |
全体 | 450 | 345 | 37.5 | 28.8 |
37歳の平均手取り月収は29万円前後です。
年収が上がると、手取りの比率は下がっています。
目安として、額面の75%前後が手取りと考えておくといいです。
自作ツールで計算しているので、詳細を知りたい方はこちらもどうぞ。
37歳の年収中央値
年齢が上がると、差が広がるため、平均と中央値の差が大きくなっていきます。
年代別の差を見ると、37歳の場合には、中央値は平均よりも6%程度低いことがわかります。
つまり、全体平均が450万円とすると、中央値は423万円となります。
男性 | 女性 | |||
35~ 39歳 |
40~ 44歳 |
35~ 39歳 |
40~ 44歳 |
|
平均 | 324.1 | 358.7 | 254.0 | 262.4 |
中央値 | 302.6 | 332.2 | 238.1 | 241.9 |
乖離 | 93.4% | 92.6% | 93.7% | 92.2% |
出典:厚生労働省 平成29年賃金構造基本統計調査より作成
37歳男女の年収分布
37歳男性の年収分布
どれくらいの年収の人が多いのでしょうか。
厚労省の賃金構造基本統計調査のデータから計算します。
- 年収400万円以上:61%
- 年収500万円以上:35%
- 年収600万円以上:19%(5人に1人)
- 年収800万円以上:5.3%(20人に1人)
- 年収1,000万円以上:1.4%(100人に1人)
年収500万円以上の人も増え、600万円の人を超える人も多いです。
年収800万円を超えるような人は超上位です。
37歳女性の年収分布
女性の分布も見ていきましょう。
- 年収300万円以上:71%
- 年収400万円以上:30%
- 年収500万円以上:13%(8人に1人)
- 年収600万円以上:5.5%(20人に1人)
- 年収800万円以上:1.6%
年収400万円までは一定数いますが、年収500万円以上の人はだいぶ減ります。
37歳男女の貯金額
37歳の平均貯金・中央値
2人以上世帯と単身世帯のデータがあります。
結論
- 37歳の2人以上世帯の貯蓄
- 平均515万円、中央値205万円
- 37歳の単身世帯の貯蓄
- 平均675万円、中央値70万円
年代別の貯金額の平均・中央値
2人以上世帯 | 単身世帯 | |||||
年代 | 平均 | 中央 | 貯金0 の比率 |
平均 | 中央 | 貯金0 の比率 |
20歳代 | 321 | 77 | 35.6% | 142 | 0 | 61.0% |
30歳代 | 470 | 200 | 33.7% | 589 | 83 | 40.4% |
40歳代 | 643 | 220 | 33.7% | 936 | 30 | 45.9% |
50歳代 | 1,113 | 400 | 31.8% | 1,342 | 130 | 43.0% |
60歳代 | 1,411 | 601 | 29.4% | 1,835 | 300 | 37.3% |
70歳以上 | 1,768 | 600 | 28.3% | – | – | 0.0% |
全体 | 1,151 | 380 | 31.2% | 942 | 32 | 46.4% |
2人以上世帯の貯金
37歳では30代平均よりは大きく、平均貯金額は515万円くらいになります。
単身世帯の貯金
単身世帯は、2人以上世帯よりも平均が高いですが、中央値が低いです。
単身世帯は格差が大きく、一部の世帯が押し上げているようです。
同様に計算すると、平均貯金額は675万円くらいと考えられます。
貯金額500万円・1,000万円・2,000万円・3,000万円以上
単身世帯と2人以上世帯の貯金それぞれを計算しました。
- 30代になると、500万円以上の世帯がどちらも3割近くになる
- 1,000万円以上の世帯も10%以上ある
- 30歳代の単身世帯では、約5人に1人が1,000万円以上の金融資産あり
金融資産500万・1,000万・2,000万円・3,000万円以上の世帯比率
500万円 以上 |
1,000万円 以上 |
2,000万円 以上 |
3,000万円 以上 |
|||||
2人 以上 |
単身 世帯 |
2人 以上 |
単身 世帯 |
2人 以上 |
単身 世帯 |
2人 以上 |
単身 世帯 |
|
20歳代 | 17.1 | 8.3 | 6.8 | 2.3 | 3.4 | 1.2 | 1.1 | 0.6 |
30歳代 | 27.1 | 29.0 | 11.3 | 18.5 | 3.9 | 8.7 | 2.3 | 3.7 |
40歳代 | 36.4 | 33.2 | 20.7 | 21.3 | 8.1 | 11.3 | 3.4 | 7.7 |
50歳代 | 44.6 | 40.3 | 32.8 | 28.4 | 17.1 | 18.0 | 8.7 | 12.7 |
60歳代 | 51.2 | 45.5 | 40.1 | 36.0 | 23.8 | 23.4 | 15.7 | 17.4 |
70歳以上 | 53.0 | – | 42.8 | – | 27.7 | – | 18.8 | – |
出典:金融広報中央委員会 「家計の金融行動に関する世論調査」より作成
37歳の貯金なしは3人に1人以上
30代は2人以上世帯・単身世帯ともに、3人に1人は貯金(金融資産)がまったくないようです。
2人 以上 |
単身 世帯 |
|
20歳代 | 35.6 | 61.0 |
30歳代 | 33.7 | 40.4 |
40歳代 | 33.7 | 45.9 |
50歳代 | 31.8 | 43.0 |
60歳代 | 29.4 | 37.3 |
70歳以上 | 28.3 | – |
出典:金融広報中央委員会 「家計の金融行動に関する世論調査」より作成
37歳の仕事・転職事情
年収や貯金を増やしていくうえで、選ぶ仕事は重要です。
これまでの実績を活かすことで、より好条件、より高度な仕事に移ることができます。
すべての人が転職をした方がいいわけではありませんが、選択肢は広く検討したほうがいいでしょう。
ただ、35歳からの転職は戦略が重要です。
マッチする会社を見つける
30代後半の転職はポテンシャルがほとんど評価されません。
あなたの経験やスキルを活かせる仕事を見つけて、アピールすることが求められます。
違う業界、違う職種であなたの能力が活かせるということもあります。
また、そのときの求人需要や企業に対するアピールの方法で成功確率は大きく変わります。
そこで、30代後半の転職のポイントは、転職エージェントを活用することです。
プロに相談する
彼らは、転職のプロで毎日多くの転職者をサポートしています。
あなたに合った求人紹介や内定をもらうための選考のサポートをしてもらえます。
よく家族に相談をしたり、友人に相談をしたりする人がいますが、彼らは転職のプロではありません。
確実に成功させるためにも転職のプロのアドバイスを絶対に受けましょう。
35歳、40歳、45歳、50歳といったタイミングで選択肢はがくっと減っていきます。
今、応募できる仕事の多くは時間が経つと応募できなくなってしまいます。少しでも早く動き出すことが重要です。
おすすめの転職エージェント
転職エージェントは、大手の総合型エージェントに相談しましょう。
求人数も多く、サポートの質も安定している会社がこちらです。
早めに相談しておきましょう。
あわせて、リクナビNEXTやミイダスなどの転職サイトも活用しましょう。
エージェントに頼りながら自分でも探すことでベストな求人が見つかる可能性を上げることができます。
活用したい転職サービス
業界最大級のリクルートエージェント
公式サイト:https://www.r-agent.com/
- 国内最大級、10万件超えの求人数
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土日も面談対応していますし、エージェントの人も優秀で、話が早いです。
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サポートが強いパソナキャリア
公式サイト:https://www.pasonacareer.jp/
- サポートが評判になるレベル
- はじめての転職、女性の転職にも強い
- ほかでは不利になる人でも大丈夫
パソナキャリアは大手の中でもサポートが抜群にいいです。
パソナキャリアは創業時からはじめての転職や女性の転職支援に力を入れています。
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求人数が多い中で、サポート体制が優れているという万人に勧められるエージェントです。
求人とサポートのバランスがいいdoda
公式サイト:https://doda.jp/
- 求人件数が10万以上で、国内最大級
- 書類の選考サポートもばっちり
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dodaはバランスがよく、求人・サポートともに非常に高いレベルです。
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自分にマッチする求人の紹介はもちろん、重要な選考書類の書き方のサポートなども充実しています。
スカウトの数が多かったり、自分で求人を調べる転職サイト的にも使えます。
求人多数のリクナビNEXT
公式サイト:https://next.rikunabi.com/
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- 自分で探すだけでなく、スカウトにも期待できる
- 転職者で使っている人が多い
リクナビNEXTは総合型の転職サイトとして、圧倒的に強いサイトです。
求人数が多く、地方やマイナーな職種に関しても対応しています。
また、履歴書や職務経歴書の作成に関してツールが用意されていたりと、エージェントにはないサポートがあります。
スカウトもかなり来るので、こちらも早めに登録して、情報をしっかり入力しておきましょう。
いろいろな転職方法
年収500万円・600万円から800万円~1,000万円を狙う
37歳で高年収を狙う方法もあります。
現在の年収が500万円以上の人は、800万円くらいは狙えます。
外資系企業や年収帯の高い企業であれば、37歳で1,000万円以上はありますし、1回の転職では難しくても、2回に分けて上げていくこともできます。
現職で年収500万円を超えていて、実績もあるという人はぜひチャレンジしましょう。
高年収求人に特化した転職サイトがあります。
JACリクルートメント
- ハイクラス案件、海外案件に強い
- 求人の質も年収も高い
- アドバイザーは優秀
JACリクルートメントは大手ですが、ハイクラス求人や海外求人に強いです。
求人の質は非常に良く、総合系の中では抜きん出ていています。
また、アドバイザーも優秀で、サポートの評判もいいです。
一度、登録しておくと継続的に求人が紹介されるので、ハイクラス案件を狙う人は必ず登録しておきたいエージェントです。
ビズリーチ
- ハイクラス案件、海外案件に強い
- 転職サイトにも転職エージェントにも使える
- 年収600万円が最低ライン
現在の年収が600万円以上という人はビズリーチを強くおすすめします。
即戦力人材という言葉が使われていますが、もともとは年収1,000万円以上の人向けのハイクラス、会員制の転職サービスです。
年収1,000万円以上の案件も多数あり、ほかのサイトとは求人の質が違います。
経歴を登録しておけば、企業からもエージェントからの連絡(スカウト)もたくさん来ます。
キャリアカーバー
- ハイクラス案件に強い
- 複数の転職エージェントとして使える
- 年収600万円が最低ライン
キャリアカーバーもビズリーチに近い使い方ができます。
職務経歴を登録しておけば、エージェントから連絡が来ます。
ビズリーチとはまた別の求人があるので、両方登録しておくのがおすすめです。
スカウトを定期的に確認して、よさそうな求人を探しましょう。
37歳の結婚・未婚事情
20代のときには、30歳まで、30代の人は35歳までに結婚したいという人が多いですよね。
では、37歳の結婚率はどうなっているのでしょうか。
37歳の時点で、全体で71.6%、男性で66.5%、女性で76.8%が結婚を経験しています。
全体でも7割以上、男性も3分の2近く、女性は4分の3とかなり多くの人が結婚をしています。
結婚経験率(全体-未婚率)のデータ
全体 | 男性 | 女性 | |
20歳 | 5.5% | 5.4% | 5.7% |
25歳 | 23.1% | 19.7% | 26.7% |
30歳 | 53.7% | 48.0% | 59.6% |
35歳 | 68.6% | 63.3% | 74.0% |
36歳 | 70.3% | 65.1% | 75.6% |
37歳 | 71.6% | 66.5% | 76.8% |
38歳 | 72.7% | 67.6% | 77.8% |
39歳 | 73.7% | 68.6% | 78.8% |
40歳 | 74.7% | 69.7% | 79.9% |
45歳 | 78.0% | 73.1% | 82.8% |
50歳 | 82.3% | 77.9% | 86.6% |
出典:平成27年国勢調査国勢調査より作成
まだ結婚していないあなたへ
恋人がいない方はまずそこから始めましょう。これからとなると、多少の妥協も必要となってきます。
何が譲れなくて、何が譲れるのかを考えましょう子供が欲しいという方は、今この瞬間に動きましょう。
40代になってしまうと、妊娠の確率が大幅に下がります。少しでも高いうちに行動しましょう。
恋活
自分に自信があったり、見た目が良かったり、稼いでいたりする方は恋活アプリ(マッチングアプリ)をぜひ使いましょう。
真剣な目的はやはり、大手の会社が運営しているものの方が安心感がありますね。
定番アプリのPairs
1つ目は、Pairsです。マッチングアプリの中でも有名なので、知っている人もいるかと思います。
前の職場でたまたま話していたときに、そこで話していた6人のうち5人が使っていたということもありました。
評判の理由は実際に会える人が多いからです。周りでも付き合ったり、結婚している人がいます。
実際に僕も使いましたが、登録者も多く、いろいろなタイプの人がいてデートまでつながりやすかったです。
Facebook連携で友人が表示されないようになっていますし、まず間違いないのないサービスです。
Daigo監修のWith
メンタリストのDaigoさんが監修をしていて、上場企業が運営する恋活アプリのwithです。
心理学・統計学を用いたアプローチで、定期的にイベントを開催したり、趣味や共通点を活用したりしてマッチ率も上がります。
積極的にプロモーションやイベントを開催しているので、男女ともにアクティブな人が多い印象でした。
数人会っただけの肌感ですが、ほかのサービスよりも真面目なユーザーが多く、恋活アプリの中でも結婚に結びつけやすくなっています。
どうしてもアプリによって合う人・合わない人というのがあります。迷ったら複数、登録してみて自分に合ったものを選びましょう。
婚活
恋活・婚活アプリはどうしても見た目や学歴・収入などわかりやすい引きがある人に人気が集中します。
とくに30代後半となると、どうしてもそれまでよりはアプローチされにくくなります。
でも実際に、結婚するとなったときには、それだけでは決めませんよね。
それに恋活アプリは、結婚したい人だけが使うとは限りません。
結婚相談所の場合には、結婚したいという意思で登録するものですし、アドバイザーのサポートもあります。
30代後半と、40歳は大した違いがないと思われるかもしれませんが、大きく印象が違います。
そして、このことはあなた自信の魅力とはなんの関係もありません。
そんなもったいない理由でチャンスを減らしたくないですよね。
ゼクシィ縁結びカウンター
結婚情報誌のゼクシィは聞いたことがあると思います。
ゼクシィでも結婚相談のサポートをしているのは知っていますか?
もともと母体のリクルートは転職サイトや転職エージェントの先駆けでマッチングには定評があります。
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入会金が3万円に月会費が9千円のプランもあります。
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エン婚活エージェント
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結婚相談所というと入会金が高いイメージがありますが、エン婚活の入会費は9,800円です。
月会費も12,000円でほかではありえない水準となっています。
直接の面談はありませんが、専任コンシェルジュが付き、月に6名以上の紹介があります。
サービスの無料体験や返金保証もあり、始めやすくなっています。
37歳でやるべきこと
37歳になると会社でもベテラン、家庭では親という人も多いでしょう。
会社での昇進や子供の学費などの現実的な問題も多く、新しいことをはじめるのも億劫になりがちです。
目先のことに忙殺されすぎないように、自分の長期的にやりたいことも考えておきましょう。
ほかにも30代やキャリアに関しての記事があります。こちらも合わせてどうぞ。