スキルアップを図る方法!資格・英語・セミナー・研修・転職理由に僕的おすすめも

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ゆか

スキルアップしたいです!なんでもいいから

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まっくす

それがダメなんだって…

どんな仕事でもスキルは身につきます。

ただ、同じ仕事をしているうちにスキルが偏ったり、新しいスキルを身につけられなかったりすることもあるでしょう。

スキルはあなたの武器にもなりますし、あなたのキャリアを守る防具にもなります。

ここでは、スキルアップの一般的な方法から注意、職種別に使えるものまでを見ていきます。

スキルアップとは?

スキルアップは、スキル(Skill)は能力のことで、アップ(Up)は向上することです。

ものすごくシンプルにいうと、できなかったことができるようになることです。

  • プログラミングで簡単にツールが作れるようになる
  • 簿記で決算書が作れるようになる
  • 英語で日常会話が話せるようになる
  • 自動車が運転できるようになる

こうしたものは、すべてスキルアップです。

和製英語

ちなみに、スキルアップは和製英語です。

英語では、obtain skillやimprove my skillsといったりします。

類語

能力向上、能力獲得、能力を伸ばす、レベルアップなど

キャリアアップ・キャリアチェンジとの違い

スキルアップに近い言葉で、キャリアアップやキャリアチェンジというものがあります。

大きな違いとしてはスキルアップは、昇進・異動・転職などの変化とは関係がないことです。

キャリアアップは社内での昇進や裁量の変化、社外への転職だったり、キャリアチェンジは社内での異動や別の職種への転職という大きな変化を伴います。

スキルアップは、週末にプログラミングを勉強したり、平日の夜に英語を勉強したりするものも含みます。

柔軟に対応しやすい点が大きな違いです。

何のためにスキルアップをするのか?

目的のないスキルアップが多い

目的のないスキルアップはあまり人生のプラスになりません。

たまに在学中に、弁護士や会計士などの難関試験に合格し、他の資格の勉強をしているような人もいます。

それ自体を楽しんでいるのであれば問題ありませんが、スキルを獲得することで幸せになれるとは限りません。

目的にあわせてスキルを高める

スキルアップする上で重要なのは、目標を持つことです。

「なんとなく、英語くらいできた方がいい」という気持ちで勉強してもうまくいく可能性は少ないです。

途中で挫折したり、身につけた後で結局、何がしたいかを考え始めたりします。

自分の人生にプラスになるスキルを考えましょう。

たとえば、簿記などの資格を取るにしても

  • 事業計画を作りたい
  • 上場企業の決算を分析したい

といった単純な目的があるだけで、学習も進み、取得後に活かされるスキルとなります。

安易なセミナー・資格によるスキルアップは良くない

スキルアップというときに、よくセットに考えられるものがこの2つです。

この2つは個人的にあまりおすすめしません。

セミナー・研修でスキルアップ

セミナーは強くおすすめしません。理由は複数あるのですが、

  • クオリティが玉石混交すぎる
  • ビジネス目的が多い
  • コスパがほかの方法よりも悪い
  • 継続的な行動に結びつきにくい

などの点からおすすめできません。簡単に補足します。

クオリティが玉石混交

セミナーに行ったことがある方はわかるかもしれませんが、クオリティはセミナーによってさまざまです。

悩ましいのが、よほど有名なものを除くと、そのクオリティに関してはあらかじめ知ることは難しいです。

セミナーのように、講師も内容も流動的なものは、レビューがたまりにくいですし、しっかり調べないと自分にプラスかどうかがわかりません。

セミナーの目的

だいたいのセミナーがその後のビジネス展開、コンサルティング・コーチング・情報商材・物販などにつなげるためのものです。

開催側からするとメリットが多いですが、参加側からすると肝心な情報がぼかされていたり、有料のプログラムでしかわからなかったりとメリットが少ないです。

コスパが悪い

情報を手に入れる方法はオンライン・本・テレビ・動画など、さまざまあります。その中でセミナーは、

  • 決められた時間に
  • 決められた場所に行き
  • (ものによっては)費用を払う

というかなりコストが大きいものです。そこでのオリジナルの情報があればいいですが、ここまで見たようなリスクもあります。

総合的に見て、コスパが悪いでしょう。

継続的な行動に結びつきにくい

これはそういったセミナーを主催したり、自分も参加したりして思ったことですが、セミナーは一過性になりがちです。

よくも悪くも、なんとなく若干テンションが上がる程度で3日も経つと、だいたい内容すら忘れています。

強い意志がある人はいいですが、そのような人はそもそもセミナーが不要でしょう。

このような理由から「なんとなくセミナーに行く」はおすすめしません。

明確な目的があり、そのセミナー以外では難しいような場合のみに頼りましょう。

資格によるスキルアップ

有効な資格の活用法

資格もなんとなくで、手を出すのは避けましょう。

  • 明確に学びたいものがあり、その中間目標として資格を使う
  • 業務に関連が強い資格を取得する

のがいい資格の使い方です。

たとえば、会計を勉強するために簿記の資格を取ったり、不動産営業をしている人が宅建を取ったりするのはありだと思います。

そうした限定的な状況以外の人は、資格にこだわる必要はないと思います。

経験の方が強い

資格よりも経験の方が強いです。

20代のとき、未経験職種に転職するようなときに、少しでも勉強しようという思いで取得する資格は有効かもしれません。

ただ、年齢が上がってきて即戦力が求められる場面で、資格だけがあっても厳しいです。

資格は有効ですが、「資格さえあれば安心」という考えは危険です。

経験を補助する程度のものと考えておきましょう。

スキルアップをするには?

実務経験が基本

スキルというのは実務経験の中で身につけるのが基本です。

たとえば、営業やマネジメントなどは、どれだけ本を読んでも実践なしでは訓練するのが難しいです。

マーケティングやファイナンスは理論も役立ちますが、実務で手を動かしてはじめてわかることも多いです。

スキルを身につけるのは、何かのスクールやセミナーで参加することではなく、実際に手を動かすことです。

仕事を通してスキルアップをする

仕事を通して、新しいスキルを獲得したり、より高いスキルを身につけたりするのが理想です。

そのために注意をしておきたいのが、以下のようなことです。

  • 定期的に新しいスキルを身につけているか
  • 既存のスキルを強化できているか
  • 今後もスキルは伸び続けるか
  • 新人が入ってきたときに、あなたの仕事をできるまでどれくらい時間がかかるか
  • あなたのスキルは今のチーム、部署、会社以外でも使えるものか

あなたがスキルを伸ばし続けている場合には問題ありません。

ただ、そうではない場合にはアクションを起こさないと長期的には使えない人になります。

社内でスキルを伸ばす

実は社内でできることもたくさんあります。

仕事ができる人であれば、基本的には業務範囲が広がっていきます。

突発的なプロジェクトに参加したり、他部署を手伝ったり、異動したりという選択肢もあります。

こうした機会を活かすと同じ会社でもさまざまなスキルが身につけられます。

ローテーションがあったり、柔軟に異動できたりする大企業では非常におすすめです。

転職してスキルを伸ばす

同様に、転職によるスキルアップを目指す人もいます。

柔軟な企業はそこまで多くなかったり、大幅に業務を変えたりするには今の会社では難しいことも多いです。

このとき、転職はうまくやれば、スキルアップには有効な手段となります。

社内異動・出向などもスキルの幅を広げるのにはいいのですが、自分でコントロールできない側面も大きいです。

ローテーションがある会社であっても、希望の仕事につけるとは限りません。

自分でコントロールが可能な転職は有力な選択肢になりえます。

転職理由にスキルアップはあり?

転職理由にスキルアップはありです。

転職理由はポジティブなものもネガティブなものもありますが、ポジティブなものの方が使い勝手がいいです。

スキルアップは典型的にポジティブなものなので、「身につけたいスキルがあるが、今の会社では難しい」という説明でもいいでしょう。

スキルをメインに説明すると、直接的な印象を与える可能性もあるので、そのスキルが身につく仕事という観点で説明するのもありです。

転職するうえでの注意

転職回数が増えすぎるのはリスクですが、1~2回であれば問題になることもあまりありません。

大企業からベンチャー企業に行って、近い業務でも裁量を大きくしたり、営業からエンジニアというような本当にまったく変えてみる方法もあります。

ポイントは本当に人によりますが、万人に影響があるものとしてはこの2つです。

  • 年齢
    • 未経験なら若いほうがいい
    • それ以外は20代後半、30代前半がしやすい
  • 転職回数
    • 20代は1~2回以内、30代でも3~4回以内に抑えたい
    • 1社あたり在籍期間は3年以上をキープしたい

キャリアを大幅に変えたいなら若いうちが基本です。

年齢が上がったら経験を身につけつつ、できるだけ若いうちにしましょう。

プロにも相談する

キャリアに関しては個人差が大きいです。

ちょっと年齢や転職回数が違うだけでも最適な行動は変わります。

こうしたパターンを把握するのは難しいので、素直にプロに相談してアドバイスを受けましょう。

転職エージェントに相談し、以下のようなことを聞いてみるのがおすすめです。

  • 今は転職にいいタイミングか
  • 自分の市場価値はどうか
  • 自分はどういう会社に内定をもらえそうか
  • どういう職種なら可能性が高そうか
  • どういうスキルを身につけると長期的によさそうか

上記は一般的な質問ですが、具体的な志望業界や職種が決まっていればそれも聞いてみましょう。

毎日のように転職したい人をサポートしている人たちからのアドバイスは貴重です。

マイペースにリクナビNEXTなどで自分で探すのもいいですが、アドバイスは受けられません。

我流で非効率な方法で進めたり、間違った転職をして短期で離職したりはもったいないです。

転職を検討するタイミングで相談して、よくある失敗を防ぎましょう。

求人数とサポート体制の両方に強いエージェントをいくつか紹介します。

ぜひ相談してみてください。

個人的なおすすめスキル3つ

ここでは、完全に僕の独断と偏見でおすすめするスキルをいくつか紹介します。

1.ロジカルシンキング

論理的に考え、伝えるスキルです。

上司を説得したり、面接官を説得したり、給料の交渉をしたり、新規事業の提案をしたりとあらゆる場面で使えます。

しかもグローバルに使えます。タイでトゥクトゥクの値切りをするときにも、イギリスでオペレーション改善をするときにも役立ちます。

ロジカルシンキングの本はたくさん出ていますが、何冊も読むのは大変かと思います。

ロジカルシンキングだけでなく提案までを1冊で押さえているこの本はおすすめです。

2.エクセル力

エクセルも非常に有効です。

日本国内のあらゆる会社でもそうですし、海外でも使えます。

Excelスキルによって救われたことが何度もあります。

事務系職種の人は、Excelさえ極めておけば職に困ることはないでしょう。

マクロは使えなくても、このようなことを押さえてれば、ばっちりです。

  • 基本的なショートカット(Ctrl + A, C, S, V, Y, Z, F2, F4…)
  • 基本的な関数(if, sum, count, vlookup, index..)
  • 表作成(罫線、グラフ)

本だけではダメですが、どんどん実践して営業数字をまとめたり、事業計画書を作ったりしてみましょう。

3.英語力

英語力は実際問題としては、すべての人に必要なスキルではありません。

ただ、海外で働いたり、将来的に海外で住んだりするのには有効です。地味に旅行でも使えます。

英語=TOEIC勉強ととらえている人もいますが、話せることが圧倒的に重要なので、TOEICは個人的にはあまり意味がないと思います。

実際に困るのは、メールでの書き出しや署名の書き方、ミーティングでの会話なので。

本当は海外に留学に行ったり、住んだりするのがいいですが、難しければオンライン英会話がリーズナブルでおすすめです。

とりあえず、間違えを恐れず、たくさん話すようにしましょう。

さらに知っておきたいこと

ここでは、スキルアップについて見てきました。

なんとなく、「スキルアップがしたい」と言う人がいますが、注意しないと意識だけが高い人になります。

将来的にやりたいことなどを考えながら、どういったスキルを身につけるかを考えていきましょう。

ほかにもキャリア系のコンテンツが多数あります。こちらも合わせてどうぞ。

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